ABS故障トラブル発生 その４：検討（ゴルフ6RでABSが故障するとどれだけ高額修理になるのか）

結論「ABS故障＝高額修理」。これは間違いないと思いました。

欧州車（主にVWフォルクスワーゲン・アウディ・BMW・MINIなど）でABSが故障するとどんな修理を進めていくのか、まとめてみます。

本内容は、VWゴルフ6R・2024年9月時点のものです。
ご参考までに。

（写真は参考）
まず、新品ではこのパターンは起きないとは思いますが、
世の中に出回っている動作確認品のABSユニット（一般的に中古）に交換したとします。

それにもかかわらず、ABSのエラーが消えないパターンが発生すると、「①コンピュータ基盤の新品交換」が必至となります。

参考：1K0907375BE
①定価14.4万円（＋工賃）

（写真は参考）
ゴルフ6Rに限らず、この同世代の車たちはABSのポンプモータ故障も持病となっています。（というか、欧州車全般？）
この対策は「②ABSモータのオーバーホール」があります。

②約12万円＋α（部品代込み）

（写真は参考）
あとは、単純なABSユニットの交換
「③ABSユニット中古交換」に掛けるか
「④ABSユニット新品交換」で素直にいくか

③相場1～10万円（＋工賃）
④定価48.3万円！（＋工賃）

（写真は参考）

金額の比較
①定価14.4万円（＋工賃）
②約12万円＋α（部品代込み）
③相場1～10万円（＋工賃）
④定価48.3万円！（＋工賃）

総じて、安く済ませるのは純正で着いていたものを流用した①②でしょう。
長く乗りたいなら①②を同時に施工して約27万円

③は今すぐ、とりあえず乗れて、次の車検までに乗り換えとか考えている人向け（中古品が当たりである可能性は低い）とかですかね。正直、これで済ませたいですね。再発リスクは高いです。

④は…。愛着次第。

と、あくまで個人的解釈です。
参考になりましたでしょうか。

あとは、専門店にお問い合わせいただくと、最善策を教えてくれると思います。

（特例）
実は、ABSユニットを交換しても、センサーエラーが出るパターンがあります。
交換歴やセンサー信号を読み取ったディーラーの結論が「ABSポンプモータの故障」と断言する場合があります。（事実過去にあった）

しかし、実際はスピードセンサーの交換で済むパターンが存在します。
②に着手する前に、だめもとで…スピードセンサーを交換してみるのも手です。

今回は、このパターンにまさに当たったため、スピードセンサーを交換してみます。ここに至るには電気系に詳しく、論理的に考える必要がありました。（続く）