
昨日のよる、衝撃的なニュースが舞い込んできましたね。
フォードジャパン解体、フォード日本から完全撤退。という内容です。
今朝方まではデトロイト本社から正式な通達もなにも来てない。
さらに言えば、日本が属するアジアパシフィック支部からなんの情報もない....
でしたが、夕方正式な通達が来たみたいです。
内容は、2016年内にフォードジャパン完全解体で全事業日本から撤退。
輸入販売はじめその他の事業全て撤退だそうです。
当初は日本のディーラーネットワークも同時に閉鎖という話でしたが、通達にはディーラーネットワークならびにアフターサービス面は当面継続、業種移行にサポートするということで、ディーラーの人たちは一安心といった所でしょうか。
でも一番冗談じゃないのが、フォードジャパンの中の人たちでしょう。
今現在、フォードジャパンには292人働いてますが全員解雇って噂です。
いやーここに来て撤退ですか....
最近メリケン勢の中では一番日本に意欲的で、これから頑張ろうという気持ちが見え隠れしていたフォードですが、これからってところで撤退。
最近のフィエスタとかフォーカス結構イイなぁ。
下手な同クラス欧州車よりよっぽど作りこんだ印象でしたが、いかんせんプロモーション皆無、知名度ゼロ。
さらに言えばディーラー網もどこに有るの?じょうたい。
車は良いもん作ってるのにサポート体制、受け口が圧倒的にないのが痛かった.....
そしてガソリン大喰らい、デカい、左ハンしかない。このアメ車のイメージをそのまま引きずってしまったのも敗因の一つ。
また、キャデラックほどラグジュアリーじゃないし、完全な実用メーカーなのに若干割高な価格設定。
そしてハイパフォーマンスグレードを始めとするメーカーの華と言える車両の日本未導入。
最近ではマスタングだって、最初はUSモデルの焼き直し50YearsEditionの350台限定導入でとりあえずお茶を濁し、50Yearsだって全然台数足りなくて欲しくても買えない人が多かったようですし、本命の右ハンドル4発ターボや、V8モデルの度重なる輸入延期。
最近話題になったフォーカスやフィエスタだって今頃やっと出たか....な遅れに遅れた正規輸入。
エクスプローラーの右ハンドル計画なし。
いや、ほんとにフォーカスST/RSやフィエスタST、モンデオ/フュージョンやトランジットコネクトあたり日本でも割と受けそうな車があるのに入れなかった。
元々ニッチな市場なのに、ニッチな車両を入れず、実用車、実用グレードのみ。
魅力的な車があるのに、それで勝負しなかった。
その理由の大半が他の市場優先で日本に車が回ってこない....とか少ない日本市場のために独自の仕様を出せない.....
一見やる気あるように見えてもザッと目を通しただけでここまで出てきましたww
恐らく全てにおいて後出過ぎて日本の消費者は完全に存在すら忘れてしまい、フォーカスやらフィエスタ、ダウンサイジング エコブーストエンジンを展開した時には、時すでに遅し。状態だったのかもしれません。
その結果が全盛期の1/5の売上、2015年販売台数5000台割れ、輸入車シェア1.5%に留まり、デトロイト本社そしてアジアパシフィック本部に見放されてしまった要因なのかな?
いや、ホントに日本フォードがあった頃にはモンデオSTやフォーカスMk1/Mk2、フィエスタMk5があった頃の90年代後半2000年代中頃までのフォードは欧州フォードばかりだけど、名車ぞろいだった。
乗ってみるとホントに下巻くくらい良くできた車ばかりでした。
ある意味、死亡寸前のマツダを救済してくれたのもこの頃のフォード。
そして初代アテンザから始まった、今のマツダの車造りに転換させたのもこの頃のフォード。
私も古くからのマツダ好きで一時期はマツダのフォード販売部門オートラマ系列にお世話にもなったし、家には昔中身がクロノスだったフォードプローブが置いてあったこともあったし、何だかんだで今も割とマツダと互換性の効く車両ばかりで親近感のある輸入車メーカーではあったので今回の撤退話は残念というのと日本市場を軽視しすぎた自業自得という複雑な気持ちです(´・ω・`)
Posted at 2016/01/26 22:59:19 | |
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