本日はBMWのディーラーに行ってきましたヽ(´▽`)/
お目当ては、なんと新型M3セダンです!!!
試乗車あるから乗りにきなーって話頂いてから1ヶ月経過してしまいましたが、乗ってきますた(*゚▽゚*)
それではまず写真をどうぞ!!!
フロントはライト周りなどは「4シリ顔」となりまして、専用のエアロバンパーやブリスターフェンダーが物凄い迫力出してます(*゚▽゚*)
リアは控えめなリップスポイラーが追加されて、専用のエアロと4本だしマフラー、ハッキリとわかるブリスターフェンダーでこちらも迫力満点です!!
タイヤ&ホイールは試乗車にはオプションの19インチが履かされていました。
今回のM3セダンはカーボンルーフが奢られます。
内装は通常の3シリに準じますが、センターコンソール付近などはM-DCT専用のシフトゲートなどが奢られます。
メーターはM3専用の330km/hフルスケールメーターですヽ(´▽`)/
シートの掛け心地は意外とベースのF30 Mスポ用布スポーツシートよりもゆったりした掛け心地でした。
注目のエンジンは、3リッターストレート6直噴ツインターボです!!!
しかし、これだけでもタダ者じゃない感漂わせるものですねぇ...
エンジンスタートボタンを押すと、キュルッ...バロォォン...バロロロロロロロロと野太くて相当な音量でアイドリングしていました。
言い方は悪いけど、E9x系の4リッターV8自然吸気と比べるとアイドリングは迫力があり野蛮な印象です。
時代を感じるのが、直噴化したことによりエンジン周りに立っているとガルガルガル...とディーゼルみたいなインジェクターの音が聴こえます。
試しに吹かしてみるとバォォン..バロロロォォン!!!と線の太いというか、繊細な感じはしないですね。
でも吹けと落ち込みは相当早く、レスポンスは期待できます。
今回のM3セダン/M4クーペにはBMW M謹製の新開発3リッター直6 直噴ツインターボが搭載されていますヽ(´▽`)/
V8からストレート6に回帰したことによって嬉しく思う方も多いことでしょう。
でもE46の時代とは違いこれは直噴ツインターボで武装された事によりパワーとトルクも圧倒的に上がり、詳しくは後で紹介しますがあの3.2リッター高回転ストレート6の面影は無いといっても良いかと思います。
スペックは最高出力431psを7300回転で発生させて、最大トルク56.1kgmを1800回転から5500回転で発生させ続けるというとんでもない性能を誇ります。
これは歴代M3最強であり、最新テクノロジーも歴代Mエンジンの中で一番詰め込まれているというものです。
最初はDレンジに入れて発進してみます。
後で詳しく説明しますが癖の強いギアのつながりで動き出します。
最初はミッションをレベル1、サス減衰はコンフォート、エンジン特性をエフィシェントの一番マイルドなモードで流してみました。
すると、今までの歴代M3とはまったく別の世界観を持ったクルマである事を嫌でも思い知らされます。
全てをマイルドなモードにしていると「ホントにM3?」というくらいに大人しく振舞うのです。
音にしたって、スロットルレスポンスにしたって、パワーの立ち上がりにしたって、全てにおいてマイルドに扱いやすくなってしまっているのです。
今までのM3なら、どこかMっぽさを残してノーマルモードでも普通の3シリ、335iまでとはひと味もふた味も違うんだぜ感を振りまいていましたが、これは周りに溶け込みかねないほど静かに大人しく振る舞います。
たしかに、ベースになったF30のトップであるアクティブハイブリッド3と比べたら同じようにアクセルを踏み込むとこちらのほうが元気よく速度を載せていきますが、Mにしちゃおとなしすぎる...
こういう言い方もオカシイですが、M3なのに普通の3シリのように使えているのです。
ツインターボになって下のトルクがかなり厚いので、僅かな踏み込みでもスイーっと気持ちよく加速します。
街乗りというか、普段遣いでのこのエンジンは非常に良く出来ていますヽ(´▽`)/
この今回のM3/M4に積むのは全くの新開発の直噴ツインターボになります。
タービン自体はM5/M6でも採用されている、ツインスクロール技術を採用したもので、更にM3/M4は電動ウェストゲートを採用していて、タービンの過給レスポンスを極限まで良くして、リッター当たり140psというハイチューンドターボにも関わらず、低い排圧でもしっかりと集中的に過給をかけられるので低回転は全く犠牲になっていないのがすごいところです。
実際に乗ってみても1000回転前半、1200回転前後からの踏み込みに対してもターボラグなどは一切無くてチューンドエンジンとは全く思えない扱いやすさとマナーの良さを持っています。
下からグイグイ押し上げる感覚は、ノーマルラインの3リッターターボを搭載している車たちと全く変わらないもので、このパワフルさは病みつきになりますねぇ(^ω^)
エンジンをエフィシェント、ギアをDレンジ通常モードにしていると2000回転ちょっとでシフトアップをして1000回転台の走行がほとんどですが正直言って、高速の合流や料金所ダッシュ含めて2500回転以下で全てを必要十二分に賄えてしまう程余裕のあるエンジンです。
先代の4リッターNAでモタつきがちだった、不得意としていた領域は全て改善されているような印象です。
恐らく、この下からの押し上げの強さが街中でのパワフルさが扱いやすさと結びついたのでしょう。
パワーはかなり凄いですが、スロットルも穏やかな制御しているので持て余す感覚もあまりないです。
エンジンをSportに入れてみると今までとは明らかに違う、紛れもなくMならではのキレキレの危なげなものを見せつけてきます。
アクセルを踏み込んだ瞬間に、頭を思いっきり持っていかれるような圧倒的なパワフルさと吹け上がりの鋭さは完全にMだ...と言えるもので、さっきまでの大人しいのは何処へ...と思ってしまうほどキレた特性を見せてきます。
一番すごかったのはSport+モードで、パワーの出方は過激なんてものじゃないレベルでそんなに踏んでもいないのに一刻も早く...と言わんばかりにガンガン引っ張っていきます( ̄◇ ̄;)
ノーマルモードでもかなり厚みのあったトルクは踏み込んだ瞬間にドカンと炸裂するようなもので、不用意に踏んでしまえばリアタイヤがすぐ暴れてDSCで無理やり押さえつけながら進むほどです((((;゚Д゚))))
Sport+で踏んで行くとホントに凄まじいです( ̄◇ ̄;)
もう手に負えない...とまではいかないけれど、今までのM3よりも明らかに暴力的で、ハイパフォーマンスながらもNAエンジンらしい節度を持っていたE9x系とは打って変わり、踏めば一気にトルクとパワーが炸裂するもので「こんなに行くのかよ!?」と思ってしまうほどのものです。
M5やM6の方がエンジンパワー自体はありますが、元があくまでも5や6であるのでそれなりのラグジュアリー感というかSport+でも普通に乗れる範疇ですがこれは乗り手を選びます(´Д`;)
ターボもスムーズに過給させるのではなく、低回転から踏み込んだ瞬間に一気にフルブーストを容赦なく掛けるので踏んだら常にDSCで無理やり押さえつける位のパワフルさを持っています..
車も温まり、慣れたのでフル加速もやりました。
今回はエンジン、シャシーはSport+、ミッションはオートモードのレベル3で行きました。
ゼロ発進では踏み込んだ瞬間にDSC介入にも関わらずタイヤが耐えられずにハンドルが取られてちょっとお尻を振りながら発進してしまい、1速はパワーが押さえつけられてタコメーターが荒ぶってました...
1速ではほぼ40km/hで吹けきってしまうので2速からまた一段と凄まじい加速が来るのですが、今回のM3はやはりトルクが凄すぎて2速50km/hから上でもホイールスピンを抑えるのに必死という怪力っぷり...
でもタイヤが温まってグリップできるようになってくると、踏んだ瞬間には(゜ロ゜))))))))))アガガガガガガガガもう言葉にならない程の加速力をぶつけてきます...
加速Gはホントに強烈で、シートが折れちゃうんじゃないかと思うくらいに体を叩きつけられて、息をする余裕も無いくらいに暴力的な加速Gを容赦なく叩きつけてきます.....
そしてパフォーマンスも歴代M最高峰、この今回のM3/M4の凄いところは4.4ツインターボのM5/M6をも凌ぐ0-100km/h加速なんですが、M-DCT仕様では4.1秒という途方もないタイムをたたき出します。
私も全開で踏んでみてこの数値に偽りはないな...と思ってしまうほどの圧倒的なまでに強力な加速感とこの暴れっぷりは最近の乗りやすく洗練されたハイパフォーマンスセダンやクーペとはひと味もふた味も違う、Mならではの過激でレーシーな雰囲気に溢れています。
中間加速もギアをオートモードでその他は全てSport+で全開にすると、一瞬で視界が歪むようなあまりに暴力的で鮮烈な加速Gに身体がついて行けないくらいのものです...
直6ツインターボも、低回転重視かと思いきや高回転でもしっかりとパワーが詰まっている、むしろ回せば回すほど勢いが付くもので、ベースのトップグレードである直6ターボエンジン車のアクティブハイブリッド3とは明確にエンジン特性が違うことがわかります。
今回のF30トップは直6ターボ+モーターのハイブリッドなので純粋な比較はできませんが、M135iとかZ4 35isとかの3リッター高出力仕様たちと比べてもやはりハッキリと違いが分かります。
M135iも相当キレる回転を見せてくれるのですがまだ上品な感じを残していて、対するこれは完全にスポーツを通り越しレーシー一辺倒でそのまま7500回転まで一気に突き抜けていきます(*゚▽゚*)
流石にE90/92型M3の高回転V8のあの濃密なフィーリングには負けてしまいますが、勢いはそれ以上で現行BMWエンジンの中で一番元気というか危ないエンジンであるのは確かです。
高速の合流で一気に床まで踏み込むと、直6ツインターボのコォォォォォォォォォォ!!!!!!と低く迫力のあるサウンドが聞こえてきて、どこまでも回りそうな勢いの加速を見せてくれます(´∀`*)
多分この全開加速もE90/92型よりもコッチのほうが全然速いなぁ...と思いますね。
そして、シフトチェンジするとバァン!バリバリバリ!!というアフターファイアーが聞こえるのもまたそそられますねw
さらにアクセルオフすれば燃料カットのバッバッバフッ!!!という音も聞こえてきますww
しかし、本当に速すぎますよ...
0-100km/h加速で見てもらえばわかるんですが、先日試乗した585ps/91.8kgmを発生する5.5リッターV8ツインターボ+AWDで武装したメルセデスS63 4Maticに限りなく迫るタイムなんですよ。
軽い分、コッチのほうが加速感は凄まじくて実際の伸びもコッチのほうが圧倒的に勢いがあるんです( ̄◇ ̄;)
でもこれは好き嫌いが分かれそうです。
E90/92やE46型M3に乗ってる人は特にこの車を好きか嫌いか分かれるでしょう。
上まで回るっちゃ回るんですが、繊細な感じと言いますか歴代M3のキメ細かく、濃密で回すだけで楽しめるあのドラマチックなフィーリングが全くないんですよね...
E90/92に乗ってる人の中には「ただ速いだけで味気ねぇな」なんて思う人もいるかもしれないし、E46に乗ってる人も同じ直6であっても全くの別物なのでギャップを感じる可能性はあります。
何ていうか、歴代Mはテキトーに流すだけでもメチャクチャ愉しいクルマでしたが、これは本気で走らないとMらしさというか愉しみというか旨みが出てこないかな?という感じですね。
この車には7速ツインクラッチセミATの7速M-DCTとの組み合わせになります。
このミッションなんですが、昨今のスムーズに進化していきATと何ら変わらない扱いやすさに進化していったモノとは180度逆の性格です。
まずAT感覚で乗っちゃいけないミッションで、走り出しは全くクリープせずアクセルを煽って回転を合わせないと走り出してくれずクラッチもガツっとつながるので慣れるまではちょっとショックを伴いながら発進するような形となります(´Д`;)
でもゆっくり回転を合わせるかアクセルを小刻みに煽ってやれば、スムーズに発進できます。
ノーマルモードの自動変速ではゆっくり変速するので、変速時のショックやトルク変動は最小限に抑えられているので然程違和感を感じないものですね。
それでもECUがクラッチを動かして変速しているな...感は消えず、完璧にスムーズ性を求める人には物足りないかと思いますね。
変速ショックやマナーはそこまで悪くはないので、後ろに人を乗せても全然大丈夫です。
低速域は完全にクルマ任せにすればちょっとギクシャクしてしまうことがあり、運転者自身がアクセルをちょっと煽ってやったりとかパドル変速をうまい具合に使ったりしてやれば改善されるところはかなりあります。
ミッションをSportに入れてみると、何かコッチのほうが違和感なく走れるぞ?...といった感じでした。
これは2000回転以下に落とさないような制御になりますが、低速域で苦手なM-DCTなので何となくでもスムーズに走れてしまいます。
でもエンブレがかなり急激に効くので、アクセルワークには気を使わないとガクガクしてしまいますね。
そしてSport+に入れてさらに変速スピードを最速にさせると、街中では扱いきれないような過激な特性を見せてきます。
アクセルの踏みに対してのレスポンスが過敏とも言えるくらい些細な操作にも大げさ気味に反応するものになり、サーキットや峠で本気を出すときのモードですな。
でもSport+と変速スピードレベル3の組み合わせはレスポンスとシフトスピードでは世界最速のもので、どんなセミATと比較してもこれ以上のものはないと思います。
慣れるまでは大変だけど、癖さえ掴んでしまえばメチャクチャ速く走れるミッションです!!
シフトアップも多少のトン!というシフトショックを容認しつつも一瞬で変速して、圧倒的なトルクとパワーを持つエンジンとの相性も良く、些細なアクセルにも間髪入れずに反応して僅かな修正にもしっかりと応えてくれて、シフトダウン時もパドルを引けば一瞬で回転が跳ね上がってエンブレもググーっと効くので速さはもちろん、レスポンスも3ペダル以上とさえ思えるものです(*´д`*)
でもひとつだけ気ががりな点がありました。
それはアイドリングストップ時と復帰時のタイミングの時にセンターコンソールのギアレバー付近からカチカチッとなにやらスイッチが入る音が聞こえるんですよ。
気にならないといえば気にならないんですが割と大きめにカチッとなる事もあって、何だろう...?と思います。
最初は個体差で試乗車がたまたまそうなのかと思いましたが、担当に話を聞いてみれば「納車したM4クーペも音鳴りするみたいで個体差じゃないんじゃないかな」という事で音に関して敏感な人は試乗でここもチェックして欲しいですね。
何かがビビって共鳴しているわけではなく、エンストとスタートのタイミングでカチカチ言うので制御関連の性質的なものかと思います。
乗り心地もかなりハードなもので、これもドライブモードによってかなり左右されるものでした。
コンフォートモードでは割とソフトで、外見から想像がつかないほど街乗りにも全然使えるな...と言えるものでした。
F30のMスポ仕様よりは締め上げられていますがゴツゴツ来て硬いって程ではなく、むしろE90の335iMスポよりもソフトに思えるほど優しい当たりです。
こういう仕様のサスと言えば、一定以上の入力があるとガツン!と来てしまうものですがこのクルマだとそういう事もなく、ほんとに快適に乗れますね。
もしかしたら、F30の320dのMスポと同じくらい快適かもな...とさえ思えるものでした。
でもロードノイズはノーマルモデルよりは大きめに聞こえてしまうのは致し方のないところでしょうね。
足をSportに入れてみるとハッキリと硬くなったことが分かります。
街中で扱うには多少ゴツゴツ感を感じるものとなり、苦にはならないレベルではありますがスポーツモデルに乗っているということを意識させられるものですね。
硬いけど嫌に感じないのは、硬いけど突っぱねることもなく入力があってからすぐに収束する脚なので当たりの一瞬はゴッ...と来ますがそこからバタバタにならなくて一瞬で入力を仕留めるので普通に使えるレベルではあります。
この感じはサスだけじゃなく、シャシーそのものの剛性も強いので硬くても嫌に感じない要因でしょう。
そしてSport+に入れるとめちゃくちゃハードな脚で、常に揺すられて路面からの入力をこれでもかって程忠実に伝えてきます。
正直言ってSport+では街中は使えないと思うくらい硬くて、常にピョコピョコと跳ねてしまうような感じです。
多分、街中ではコンフォートが一番向いているものです。
走れるところでかなりのペースで攻め込んでみると「これこそM3だよ!!」って言えるキレ過ぎてあの危ないハンドリングが健在でした!!
最初はSportとパワステアシスト量も少ないモードにして走りましたが、M3ならではの乗りやすさを維持しつつも本気で走る人向なフィーリングは健在でした。
今の乗りやすくマイルドになったハイパフォーマンスカーとはやはり違って、ここでもMならではのキレ味抜群のスパスパっと自在に向きを変えていく感じとただ単なる3シリのパフォーマンスモデルではない次元で「市販車でここまでやるか?」というダイレクト感ある感じは乗ると病みつきになります。
ハンドルアシスト量も独立して3段階から選べます。
街中で最適な一番軽いモードでは扱い易さ重視で中立付近は若干ダルな印象を受けます。
良くも悪くも微調整がいらない感じというか、寸分狂わぬ...なフィールではないのでエイヤっと切るような人にはいいかもしれませんね。
中間では中立のマイルドな仕立てをベースにちょっと重めのフィールにしてギア比もちょっとクイックなものです。
このモードでは、程々の重さとすっきりしたフィーリングが際立つもので、本気にならずに気持ちよく走りたい人にはおすすめのモードです。
そして一番重いモードでは、ステアリングの遊びが全くないような些細な切り角にもクルマの向きを忠実に変えるようなもので、ハンドルアシスト量も最小限...かなりズッシリとしてネトっとした超ダイレクトフィールです(*゚▽゚*)
これはSport時よりもさらにクイックなステア特性となり、ヘアピン以外では左右45°以内で綺麗に曲がりきってしまいます。
このハンドルが一番重いモードで、サスもSport+、DSC完全オフにすればそれはもう(*゚▽゚*)
相当な腕が要求されるモノになりまして、ちょっとでもミスをすればクルマから見放されるような感じがします。
このモードで乗りこなせれば、サーキットではめちゃくちゃ速いでしょうね。
でもワインディング含め、一般道ではサスの硬さはSportが一番最適でしょうね。
Sport+にすると確かに路面追従性は凄まじいものになりますが、突っぱねるところもかなりあり、特に路面の荒れたところでは逆にタイヤが路面から離れやすくなり、実際に跳ねることが多くその度にDSC作動ランプがチカチカしまくるような状況でした。
Sportモードではそれが随分和らいで、かなり走りやすくなります。
コンフォートと比べればストローク量は断然押さえ込まれていますが、路面からの入力があっても突っぱねずに多少ゴツゴツしたショックは伴いますがしっかりと吸収してくれるので落ち着いて攻め込めるし、何よりもめちゃくちゃ楽しすぎる!!
BMW特有の切り込みの鋭さがしっかりとあり、自由自在に曲げられる...ハンドルをSport+にしておけば感覚にも合うダイレクト感の凄まじいフィーリングと適度に動く足は絶品と呼べます。
今回のM3セダンで思ったことは、車の動きがE92M3クーペ以上に低重心で素直に動くということでした。
フロントもそうですが、とくにリアのスタビリティ性能が大幅に上がっていると感じられました。
E92でズルっと滑ったらそのまま横方向に滑ってしまうような走り方をしても、今回のF80では滑りそうな寸前でピタッと留めてくれるものです。
ハンドルを切った方向に進んでくれる印象の強いもので、滑ったかと思えば一瞬で姿勢を回復させてくれるものです。
試乗車のブレーキはノーマルのスチールローターでしたが、かなり強力な制動性と自在に微調整が効くので、個人的にはOPのカーボンブレーキは必要ないかな?と思います。
E90はもちろんクーペのE92よりも剛性が格段に上がっていて自由に振り回せる幅が広がって扱い易くもなったし、さらに速く走れるようにもなった。
そして更に思い通りに、気持ちよくなったと言えるでしょう。
でもここでも思ったことは全開にしないとMらしさはやはり出てこない...
コンフォートで街中を走らせてしまえばノーマルの3シリみたいに快適で、E90/92では普通に街中を流しても只者じゃない感を漂わせてくれましたが、これは完全に空気に徹するもので旨みを引き出すにはサスをSport、ステアリングを一番重く、ミッション変速スピードを最速にセットしてコーナーに飛び込んでいかないとMらしいあの気持ちよすぎる爽快感で突き抜ける感覚が味わえないのです。
ここもある意味、歴代M3或いはMモデルに乗ってた人たちにとっては好き嫌い別れるところでしょう。
試乗から帰ってくるまでにこのM3にはかなりやられた部分があり、特に乗りやすさだけではない本気を出せば過激な部分も垣間見える所に大きな魅力を感じました。
そして懸念されていた3リッター直6ツインターボも、好き嫌いこそは別れちゃうかもしれないけど、私はこの圧倒的すぎるパフォーマンスの高さに惚れました(*´д`*)
パフォーマンスだけではなく、全体的なまとまりもかなりの高レベルにあって4ドアセダンベースでよくここまでやれたな...と驚きを隠せませんヽ(´Д`;)ノ
状況さえ許せば本当に欲しいクルマなんですよねぇ(*´д`*)
人によっちゃやり過ぎて乗るのも疲れる...という声も聞こえてきそうな感じしますが、これがMなんですよね。
他のパフォーマンスモデルとは一線を画す、レーシーで辛口な性格こそMなんです(*゚▽゚*)
ダウンサイジング化で、AMGもアウディSも大人しくなってしまった中、今までと変わらぬ過激なキャラが残されていて安心しました。
...自分は本当にこれ欲しいな(*´д`*)
昔からM3っていうのは速い車でした。
今回はターボ化が取り沙汰されていますが、今思えばE90/92も出たときはV8化の是非が問われていましたが、受け入れられました。
今回のM3セダン/M4クーペも実際に乗って圧倒的なパフォーマンスを体感してしまえば、納得のいくものだと思います。
これは本当に機会があれば一度は乗って走って見て欲しい車ですヽ(*´∀`)ノ