
本日はアウディのディーラーに行ってきましたヽ(´▽`)/
お目当てはとうとう出てきたアイツです♪
担当から試乗車持ってきたんで乗ってって~と連絡いただいたので突撃ですw
アイツとは、新型RS4アヴァントです!!!
本国デビューした時からずっと乗ってみたくて、乗れなくとも現車を見るだけでも..たまらなかった車です。
まずは写真をどうぞ!
フロントは特徴のあるインテークと、シルバーメッシュのグリル、そしてノーマルA4/S4とは明らかに違う膨らみを持ったブリスターフェンダーがたまりません(//∇//)
リアもRSのアイデンティティである大型楕円マフラーと膨らんだリアフェンダーが只者ではないオーラを出してます!
タイヤは標準装着の20インチでした。
円形ではなく、花びら型のブレーキローターが特徴的です。
リアにはRS4のエンブレムが掲げられています。
これを見た瞬間、忘れ切っていた憧れを取り戻しました(*´ω`*)
内装はノーマルA4に準じたものですが、カーボンパーツが随所に使われていてレーシーな雰囲気デス。
メーターもRS専用の320km/hスケールです!
そしてタコメーターは9000回転まで刻まれています。
実際にお会いしたみん友さん数名にはお話したことがありますが、実は私、C43AMGと並び、先代S4やRS4という車に関しては輸入車で特別思い入れのある車なんです。
早速キーを借りてエンジンを掛けて見ると、キュルル...ブロォォォォォォン!!!!ドロロロロロ..と始動とアイドリングからとんでも無い迫力に満ちたものです。
何回かブリッピングさせるとスポーツエンジンらしく、過敏に反応します(//∇//)
この車は今の時代...特にアウディとしては特例とも言える、大排気量高回転型NAエンジン搭載車なのです(*´ω`*)
4.2リッター直噴NAエンジンを搭載していて、最高出力450psを8250回転で発生させて最大トルク43.8kgmを4000~6000回転で発生させ続けるという典型的な高回転型スポーツエンジンですヽ(´▽`)/
これはR8の4.2と基本は共通となるエンジンです。
気を落ち着かせて、気を取り直してDレンジに入れて発進させるとこの手のスーパーモデルにしちゃ物凄いおとなしいです。
なんも考えずに乗ってるとフツーのA4に乗ってるような感覚に陥ります。
街中域ではターボがついてないので、2000回転付近のトルクはA4の2リッターターボの方が出ていたりもします(;^ω^)
なのでコンフォートモードに入れておくと、スロットルレスポンスも穏やかなものなので下手したらS4よりも大人しいんじゃないかと思ってしまうほどです...
でもA4でもS4でも出せない、ドゥルルルルルル....と低く迫力に満ちた排気音はRS4ならではの物ですね(゚∀゚)
そして何といっても滑らかで濃密なフィールなんですよねぇヽ(´▽`)/
ここの部分は3ペダルだった先代RS4も同じだったところです。
正直言って街中じゃ先ほども話したとおり、S4の方が素早く動けます。
でも回転が上がる滑らかさや上質感はV8の方が上です。
街中域でコンフォートモードに入れておくと、高級なA4といった感じで超絶パフォーマンスを持った車とは到底思えないほどの扱いやすさなんです。
パワーゾーンには4000回転越えたあたりから吹け上がりと加速感が付いてくるような感じですが、コンフォート若しくはオートモードに入れてギアもDレンジで走れば2500回転も回らぬうちにどんどん変速していってしまうので、とにかく扱いやすい...外見やカタログ上のスペックからはとても想像がつかない程おとなしいんです。
3ペダルから2ペダルになったことも手伝ってか、扱いやすさといった面ではさらに磨きがかかった印象です。
でもSモデル同様、大人しくてつまらない車になったか?と聞かれれば全くそんな事はありません。
ドライブモードをダイナミックに入れた瞬間、車の性格が丸っきり変わります(゚o゚;
アイドリング時も排気音がさらに野太くなり、アクセルレスポンスも数ミリ単位での踏みでも敏感に感じ取るようになり、今の大人しくなってしまったSシリーズとは大違いの過激っぷりを見せつけてくれます(*´ω`*)
ダイナミックモードでギアもSレンジに入れた時はそれはもう...スーパーカーのそれなんです\(//∇//)\
V8の吸排気音も思いっきり響かせるものになって、普通に発進しただけなのに、後方から「ドゥロロロ!!!」と如何にもチューンドV8といえるドロドロ感のあるド迫力サウンドが響きます( ´艸`)
そして吹け上がりもさらに鋭いものになって、回りたくて仕方ない...といった感じに車が変わりますww
こうなりゃ行くか!!
という事でお決まりのフル加速ですw
今回はダイナミックモードでギアは完全シーケンシャルモード、ESCオフでローンチモードを使っての本気のレーススタートモードです。
ブレーキとアクセルを目一杯同時踏みすると、ローンチスタートが発動して5000回転ぴったりをキープします。
後はブレーキを離すだけ...簡単な事なんですがドキドキが止まらない一瞬でもあります(*´д`*)
特にアウディのはトラクションは半端ないから...
でもやっちゃいました。
ブレーキを離した瞬間、思いっきり体がシートに叩きつけられてクワトロの馬鹿みたいなトラクションで一瞬の猶予も無しに思いっきり突き進んでいきます。
私も思わずΣ(||゚Д゚)ウワウワウワウワウワァァァァァァ!!とビビって叫んでしまう程でした.....
メーターの針は目では追うことができないほど凄まじい上昇の仕方をして、液晶内のデジタルメーターも表記が間に合わず7km/h刻みぐらいで速度を表示していきます。
レザーシートに叩き付けられた体はそのまま身動きが取れないほどのGを持続しているし、エンジン回転数が上がるごとにエンジンはどんどん勢いと元気を増していきます.....
ライバルのBMW M3やメルセデスC63ならリアが滑ってESPが介入して一瞬の猶予があってから超絶加速...という感じですが、これはブレーキを話した瞬間、間髪いれずに爆発するようにすっ飛んで行きます((((;゚Д゚))))
そして天国が待っていました(*´д`*)
高回転NAエンジンならではの何処までも突き抜けるような回転フィールは理屈抜きに気持ちがいいですねぇ\(//∇//)\
3000回転越えたあたりから吹け上がりがさらに軽くなって、5000回転越えたあたりから8300回転オーバーまで「コォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!!!!!!!!!!!」とアウディスポーツV8特有のビート感のあるサウンドとともに一気に吹け上がって行きます!!(*´д`*)
そしてターボやスーパーチャージャーとは違い、アクセルと回転数にリンクした加速感なので自分で操ってる感がびしびし感じます。
理屈じゃ過給器の方が速くて扱いやすいのは分かってます。
でも乗ると本能が高回転型NAの方が楽しい!!と感じてしまうんですよね。
しかしこのご時勢、特に過給器エンジンとしては第一線で活躍するアウディがこだわって搭載したこの高回転型4.2リッター...前も今も凄まじく気持ちの良いエンジンで、生半可なスーパースポーツのエンジンよりも断然気持ちがいいと断言できます(*゚∀゚*)
個人的にはBMWのM3が積んでる4リッターV8も中々ですが、それよりも過激で盛り上がれるエンジンだと私は思っています\(//∇//)\
このエンジン本当に最高!!と大声で言いたくなってしまうほど惚れ惚れしちゃいます(*´ω`*)
この車にはアウディお得意のツインクラッチセミATである、7速Sトロニックとの組み合わせになります。
このセミATはもともと評価の高いミッションでしたが、さらに進化が施されていてRS4は実質最新ユニットになっているのです。
こういった高性能仕様では低回転でのギクシャク感が少なからず感じられるもので、2ペダルでありながらもAT感覚で走ると辛い部分があったというか、クラッチ制御してるんだなと感じてしまうこともありました。
でもこの最新7速はA7などで使われている物と全く遜色がないほど、低速域や街中でのマナーは良くてなんの気苦労もなしにスイスイ走れてしまいます。
Dレンジの自動変速モードでも全く違和感なしに走れて、セミATというよりも変速レスポンスの良いS8の8速ATみたいな感じで走れてしまうんです。
ボーッとしながら走ると「これもS8と同じミッションだっけ?」と勘違いしてしまうほど進化しているのでした。
今回のSトロニックの凄いところは、これほどのイージーさを持っていながら世界屈指のシフトスピードとレスポンスを兼ね備えているところです!
Sトロの変速スピードは搭載車種例外なくかなり速いですが、これは特別で「なんだこれは!」と思ってしまうほどの電光石火シフトなのです(*゚∀゚*)
Sレンジでも変速がものすごい早くてメーターの針が一瞬で動いて、変速ショックなんて一切感じさせることなく決めてしまいます。
低速では流石にガクガクになるだろうなと思ってたんですが、自動シフトダウンも2速まででポルシェPDKみたいに1速には落ちないようになっています。
それによってSレンジでダイナミックモードで走ってても扱いにくさというのは感じませんでした。
こうやってスポーツモードで走ってても、低速域のマナーはしっかり守ろうとしているところがまた凄いですよね。
でもシフトダウン時のアフターファイアー音と大げさに入る回転合わせがちょっとやりすぎでしたが...ヽ(´Д`;)ノ
そしてダイナミックモードで完全シーケンシャルモードにすると「ギア壊れちゃうんじゃない?」と心配になるほどガンガン変速します。
変速スピードも超速なんでレベルではなく、パドルを弾けばボフッ!!!という燃料カットの音と同時にパンパンっと決め込むことができるんです(*´ω`*)
そして高回転まで気持ちよくブン回るエンジンと相まって気分はレースカーそのものですね(*゚∀゚*)
乗り心地の方はというと、S4よりもさらにハードになってて、スポーツカーそのものの脚になるんですが、意外と優しい感じでした。
感覚的にはR8に近い脚になっていますね。
街中では凹凸があると結構拾う感じですが、そこまで響いてくるものではないというか確かに揺すられはするけど硬い感じがしないというちょっと不思議な脚デス。
コンフォートモードではそれなりに優しい脚ですが、それでもR8みたいなコツコツ来る感覚が抜けきらないので、ライバルのメルセデスC63に乗ってる方からすれば「ノーマルモードでも割とハードなんだな」と感じる方も多いかもしれません。
BMW M3に乗ってる人も「結構硬いな...」と思うかもしれません。
でもこれはこれでスポーツカーらしいというか、RSらしくてイイんじゃない?と私は思いました。
ダイナミックモードに入れると減衰力が変わりさらにハードになります(;^ω^)
正直いって、後ろに荷物と人が乗れる車ではなくなりますwwwww
ダイナミックモードではさらに締め上げられ、路面のちょっとした凹凸もコツコツと拾うようになります。
当たりの硬さはさらに強くなるものなんですが、最終的にはしっかりと振動をカットしてくれるので、当たった瞬間は硬いかなと感じるんですが、腰にガツンと来ないので不快感は感じません。
先代RS4でもバカみたいに高かった旋回性能は新世代クワトロを手に入れてもう訳の分からない位の性能まで進化していました(*´ω`*)
新型RS4には現行A8から採用された、クラウンセンターギアデファレンシャルという新しい機構を使ったクワトロで、今まで40:60で固定されていた駆動配分を路面状況によって前後70:30から15:85まで無段階に連続可変するというものです。
RS4にはそれに加えて、後輪左右間でも駆動力を分配するスポーツリアデファレンシャルまで付くという本気っぷり...
ここまで来るとアウディ全シリーズのなかで一番本気のクワトロシステムを搭載したとしか言えないデスヽ(´Д`;)ノ
今までのクワトロも本当に自然なものでしたが、ゆっくり切りたしていったり、細かく左右に振るとフリクションを感じることがほんの少しだけありました。
ですが今回のRS4に積まれているクワトロではそんなことが全くありませんでした。
何処までも自然で爽快なフィールなんです(*´∀`)
そして、ちょっと本気で走ると限界が全く見えて来ないのデス((((;゚Д゚))))
結構本気気味に行って、ちょっとタイヤ鳴り出すかな...と思うレベルで行っても肩透かし喰らうような感じで、何事もなく曲がってしまいますヽ(´Д`;)ノ
ならば!と言うことで慣れた道だったので思いっきり攻め込むとそれでも音を一切上げることはなく、むしろ乗ってるこっちがアウゥゥ...とちょっと引いてしまうほどの旋回スピードです...
それでも限界性能がまだまだ見えてきません...
これ以上やると旋回Gの凄まじさで自分の身に危険を感じるというか、左右に吹っ飛ばされそうな程のGが掛かるぐらいのペースで走っても、全く顔色一つ変えずにサラッと曲がってしまいます。
荷重変化かけながら流し気味で曲がっても、速度を殺さずにカウンター当てながらそのまま物凄い旋回を見せるというか、4輪が地面と引っ付いて離れない磁石のような感じでグイグイ曲がっていってしまいます((((;゚Д゚))))
高速道路を走ってもクワトロの威力は絶大なものです...
どんなふうに走っても、どんなにペースを上げても車が音を上げることなんて一切なくて、もっと行けると思えてしまうところが凄いです。
そして今までのクワトロは高速域でレーンチェンジを繰り返したり、首都高の連続するカーブをクリアしていく際は何ていうのか、如何にも機械仕掛けな部分があるというか無理やり曲げられている感があったというかスッキリ感はあまりなかったんですが、これはしっかりと路面からのキックバックというか路面状況を伝えつつどこまでも自然に曲がっていきます。
それもただ自然に曲がるのではなく、自然に桁違いの旋回を見せてくれるのです。
そんな走りしちゃダメですが、首都高や箱根を全開で走ったら後ろついてこれる車はどれだけいるのかな?...といった感じなのです((((;゚Д゚))))
アウディを代表するスーパーカーであるR8よりも安定して速いペースで走れてしまうのですから...ヽ(´Д`;)ノ
乗れば乗るほど、このクワトロは何だ!?と言わんばかりの出来なんです....
センターデフにクラウンギアを採用してから一気に自然なフィーリングを手に入れたものの、車種によっては従来のセンターデフ車と大きな違いが見いだせないモデルもありました。
今回のRS4は新世代クワトロの中でも1番のデキを誇ると断言してもいいほどで、世界有数の4駆メーカーとして堂々と胸を張れるものだと思います。
試乗中、これが自分の車だったら...と何回も思ってしまいました(*´ω`*)
そして今のSモデルが失ってしまった、スポーツモデルとしての迫力はこのRSでは昔のまま残っていました。
個人的には先日のM6よりも深く心にグッサリ刺さる車でした。
うむむ...A8の4リッターターボが簡単に買える予算をA4に払えるか!!と考えるか、人も普通に乗せられるし荷物も載せられる..でも1人の時にはスーパースポーツにもなれる。そしてR8のV8モデルよりも断然速い...そんな贅沢な車が1200万で買えてしまうと考えるか。
個人的には昔好きだった人に何年かぶりに再会した気分ですw
でも今は先代のように3ペダル出るまでは買わないよ!!..という事にしておきますww