
本日は六本木のメルセデスコネクションまで行ってきました(*´∀`)
仕事が早く終わったので、新型GLクラス見に行ってきました。
実物見てカタログ貰って帰ろうかのノリでしたが、受付のお姉さんから「この前SLK乗っていただいた方ですよね?GL63でしたら今すぐ乗れますよ!」と嬉しいお誘いが(*´д`*)
ナンバー付きの実物まであるの!?と内心びっくりしながら、お言葉に甘えて乗ってきましたww
それでは写真をどうぞ!!
流石メルセデス最大のSUV...迫力がとんでもないです(;´Д`)
長さも幅もSより一回りほど大きいんです...
デカ過ぎなんてレベルじゃないですwww
リアはベースとなったMLクラスと共通のイメージを持たせています。
しかしAMGの4本出しマフラーはいつ見てもド迫力デスねw
フェンダーにはAMGお約束のV8 BITURBOエンブレムが掲げられます。
タイヤサイズは295/40ZR 21という最早訳の分からないサイズ...
ホントに太いタイヤですwww
ブレーキも対向6ポッドのレッドキャリバーで見た目も制動力も物凄いですww
内装はベースとなったMLと同じデザインです。
でもインパネ周りはフルレザー仕様という豪華絢爛っぷりです。
メーターもAMGオリジナルの320km/hメーターです\(//∇//)\
受付を済ませて早速乗り込むとこの手のSUVにしちゃかなりタイトと言える程サイドサポートが張り出したシートにちょっと戸惑います。
電動調整で前後リクライニングはもちろん、サポートの張り出し量や背もたれや座面の硬さ、マッサージ機能までついた至れり尽せりのハイテクシートなんです(*´д`*)
サイドサポートをちょっと緩めに設定してもまだまだタイトです。
形状的にはSL63のスポーツシートに似た感じです。
ポジション決めしたところでエンジンスタート...「キュルル..ブォォォォン!!!!!」
AMGはこの始動音が気持ちいいですねぇ(*´д`*)
フルサイズSUVのGLになってもド派手な始動音は相変わらずでした。
この試乗車のエンジンは5.5リッターV8直噴ツインターボエンジンで最高出力557psを5250~5750回転の間で発生させ続けて最大トルク77.5kgmを2000~5000回転の間で発生させ続ける物となります。
車両重量もメルセデスで一番重いもので、2620kgという重さ...
ただの化け物デスね(;´Д`)
この2.6トンもある車重をものともせずにスイスイ進んで行っちゃう感覚は慣れると気持ちが良いですww
重たいのに軽快に走れる...この2つは矛盾するのにGL63はこれを実現させてさせてしまったんです。
Dレンジに入れて発進すると、楽チンなんてレベルじゃないくらいのウルトラスムースです(*゚▽゚*)
アクセルにはちょこんと足を乗せただけでスイスイ進んでいけます。
このエンジンチューンと2.5トン級の組み合わせは昨年末にG63AMGでも体験しましたが、全体的に乗りやすくて街中域で乗りやすく感じたのはこちらの方でした。
G63では出だしがノロっとして一気にトルクが補充する形でしたが、これは動き出しでノロっとすることもなく動き出しからパワーが無限に出てくる感覚ですww
コンフォートモードで走る分には1500回転も回らずに変速してしまって、巡航では1100回転回るか回らないかのところですが、その回転域でも急な上り坂だって追い越しだって全ての事が何の苦しさもなく事足りてしまいます((((;゚Д゚))))
ちょっと力強く加速してもアクセルをほんの数ミリ踏み足すだけでグイグイ行ってしまいます:(;゙゚'ω゚'):
この感覚は「車重?なにそれ美味しいの」という感覚で重量という概念が全く感じられないものですヽ(´Д`;)ノ
2.6トンもある車なのにアクセルが踏みたくても踏めないんです:(;゙゚'ω゚'):
過給のかかり方も割と...と言うか、相当スムーズで踏んだ瞬間に過給がかかるものです。
GL63用のチューンでは1.2barも過給をかけているらしいんですが、ターボが効きだしたな...という感覚は全くありません。
車に慣れてきた頃でそろそろ全開加速行ってみようか...と思いやりますたw
ミッションとサスをスポーツモードに入れて全開ですw
AMGだからって、いくらなんでもGLじゃそんなに速くないでしょ...と思っていました。
でも実際に床まで一気に踏み込んでみると( ゚-゚)( ゚ロ゚)(( ロ゚)゚((( ロ)~゚ ゚ギャァァアァァァァァと声を上げてしまいそうな程の超暴力的な加速でした...
踏んだ瞬間からとてつもない力でシートに押し付けられて頭が仰け反ってしまいます((((;゚Д゚))))
この加速は反則です...いつまでこの暴力的な加速が続くの...って具合にいつまでも衰えないんです...
排気音も「カァァァァァァァァァァン!!!!!」とかなり豪快で割れるような音を響かせながら突き進んでいきます...
加速というよりもワープですね...
正直言って怖いです(ノД`)
中間加速も一気に別世界に吹っ飛びそうなほどの超絶加速....
メーターの針も目では追っていけない程の上昇の仕方を見せてくれます...
「ここはやっぱりAMGなのか...」と嫌でも思い知らされます...
これのライバルではレンジローバーのスーパーチャージドモデルや、クラスは変わりますがポルシェカイエンターボ、BMW X6Mなどが上がりますが、そのライバル全てを蹴散らしかねない加速です...
新型レンジはまだ乗ってませんが、先代スポーツの5リッターV8スーパーチャージドと比べるとGL63が圧勝です...
こんなに重たくて重心が高い3列7シーターのフルサイズSUVがスポーツカーを簡単にぶっちぎってスーパーカーに迫るアホみたいな加速を披露してしまうんですから...全くAMGはとんでもないSUVを作ってしまいましたね..
この車はAMGにしては珍しく、完全なトルコン7速ATが組み合わされます。
理由はGやMLと同様、2.6トンの車重や牽引、モーグル走行などのヘビーな使い方にも耐えうるようにするには湿式多板のMCTよりも完全なトルコンの方が向いているから...という事です。
7速ATとは言ってもAMG...これはメルセデスの7Gトロニック+をベースとした、AMGスピードシフト7G+という強化版のトルコン7速になっています。
乗ってみるとこれはトルコンではあるものの、レスポンスはトルコンの中では非常にいいものとなります\(//∇//)\
全段ロックアップするものではないのでツインクラッチみたいには行きませんが、アクセルレスポンスはライバルの8速勢と互角に渡り合えるものです。
パドルシフト使ってもメルセデス7速ATの泣き所であるパドル操作と実変速のラグですが、このGL63用のATはそれが無くパドルを引いた瞬間に変速されるので感覚に合った操作ができます(*゚∀゚*)
そしてドライブモードで制御が丸っきり変わるのも特徴の1つですね。
コンフォートモードではこの5.5ツインターボの怪物に乗っているなんて意識することがないほどジェントルに振舞ってくれます。
アクセルをほとんど踏んでいないのにグイグイ進むのを「余裕」として普段は使います。
変速マップもドンドン変速させてとにかく静粛性や燃費優先となります。
これなら音楽聴きながらまったり走ったり、友人乗せて楽しいゆったりドライブもお手の物です。
スポーツモードではとてもSUVとは思えない過激な制御になります(;´Д`)
ミッションは半シーケンシャルモードになってオートモードでも中々変速しないようになります。
街中域で使っても3500回転ほどでやっと変速するなんて具合です。
変速スピードもやけに早いものとなって、状況によってはボフッ!!っと変速時にアフターファイアー音が聴こえて来ます:(;゙゚'ω゚'):
そして今まで「余裕」として使っていたパワーを「速さ」として牙を剥くようになります。
でもこのGLではあくまでもミッションとスロットル特性の変化のみで、サスの減衰力調整は別設定になります。
そしてAMGなんですが、このGLは排気音に変化はありませんでした。
元々迫力満点のチューンドV8エンジンの音を響かせるので不満はないです。
乗り心地は流石メルセデス最高峰SUVと言えるもので、エンジン同様ウルトラスムースな乗り心地でした(*´д`*)
ロードノイズはほとんど聞こえないし、外部の音もシャットアウトされます。
そして路面が荒れてグチャグチャになってるところを通過してもゴトゴト...と遠くから僅かに音が聞こえてくるぐらいで何も不快な揺れや振動は感じません。
この乗り心地はベースになっているML63と通じるものがありますがホイールベースが延ばされて、さらに改良が加えられたGLの方が音や揺れの抑え方は一枚上手です。
レンジが「砂漠のロールス」と呼ばれるならこのGLは「砂漠のマイバッハ」と言ってもいいのでは良いのではないでしょうか...
それぐらいしなやかでしっとりした脚の持ち主です(*゚∀゚*)
街中じゃ295/40ZR21というタイヤを履いてる感覚やデメリットは全く感じませんでした。
それ以上に衝撃だったのが、サスをスポーツモードに入れた時でした。
スポーツモードに入れると車高が気持ち落ちます。
そして減衰力も硬めになるはず...なんですが乗り心地は一切悪化していません。
ですがコーナーでのしっかり感は増しています((((;゚Д゚))))
ステアリングに伝わってくる感覚は確かにちょっと硬めの振動になっています。でもシートに伝わってくる揺れや振動は皆無という...
それでありながら、「アクティブカーブコントロール」という蛇角や速度、ロール角を検知して外輪側の油圧を多めにしてロールを打ち消す電制ハイテクサスのおかげで、ちょっとしたところを攻めてもフルサイズSUVであることを忘れられる安定性、ロールの少なさ、回頭性の良さを持っているんです...恐ろしい脚ですよ(; ̄O ̄)
切り返しても重心の高い車にありがちなグラッグラッ...とくる感覚が全くないんです。
パワステの制御や回し心地も最高...としか言い様のないもので、低速で回した時のフリクションや引っ掛かり感が一切感じないのです。
普通の車の4~5倍オイルをドバドバ使って潤滑しているような感覚です。
更にパラメーターステアリングという可変ギアレシオステアリングのおかげで、据え切り時などではロックトゥロックが2回転あるかないかのクイックさになりパワステも最大アシストになりスイスイ回せます。
低速でもずっしりと重いGクラスに比べれば乗りやすいかなぁ...と感じます。
でもバックミラーなどで見ると、どこ走っても車線いっぱいいっぱいで車のあまりの大きさに引いちゃいますwwwww
ですが、このでかい車を繰っている感覚...無駄以外の何者でもないこの大きさ、5.5リッターツインターボを使っている感覚は安心感に包まれるというか独特の気持ちよさがありますw
試乗から帰ってきて、係のお兄ちゃんが車庫入れしてるのを見ると「やっぱり個人で持つべき大きさじゃないな」と思っちゃいましたwwwww
まぁ...でもこの無駄な大きさや7つもシートがあるのに普段は1席しか使わない贅沢さ、これで近くのコンビニに夜中にビール買いにいったりこれで毎日通勤したり着飾らない何でもない使い方をするのに憧れます(ォィ
どこ行っても「停められる駐車場がねぇよww」なんて言いながらグルグルするのが目に見えていますがwww
この車はメルセデスの中で一番「怪物」という言葉が似合う車なんじゃないかと思います(*´д`*)
専用設計のレンジローバーに対し、乱暴に言えばMLのロング版に過ぎない車が「SUVの王者」を広告で名乗ることにちょっと疑問を感じる部分がありましたがGL63AMGに限っては堂々の王者といってもイイんじゃないかな...と思う試乗でありました(*´ω`*)
しばらくは六本木のメルセデスコネクションにはGL63の試乗車、SLK55AMG、CLS550、SLK200 MTやC180クーペなど普段のDでは置かれないちょっとレアなメルセデスに免許さえ持っていれば簡単に乗れます。
そして「ちょっと乗りませんか」という割には試乗コースもR246の青山~赤坂付近を回れてなかなか楽しいデスww
それにここはDじゃないので営業活動も一切なし...仕事帰りや都心に遊びに来た時に寄ってみて面白いところですお(*゚∀゚*)