
今回は先々週の木曜日に開催されたアウディアルティメットコレクション2012の後編ブログですww
今回の目玉は新型S6、S7、S8のお披露目ですが、私にとってはそれ以上の目玉イベントがありました。
それはA8 6.3W12クワトロの試乗です。
今回のホテルイベントでは新型4リッターツインターボを搭載したSモデルの試乗がありました。
その他にA6オールロード、RS5、R8 V10とA8 W12が試乗車として用意されていました。
どのモデルもディーラーでは通常乗れないものばかりなので予約殺到しすぎて半ば抽選みたいな感じになってましたww
私も新型Sモデルの試乗を申し込んでありましたが、外れてしまいました。
その代わりと言っては難ですがA8のW12エンジンなら枠確保しました!と担当から連絡があり、今回乗れることになりました。
それではまず写真をどうぞ!!
フロントフェイスはノーマルのA8と一見同じようですがグリルの中のメッキ部のデザインが異なっています。
物凄い迫力ですwww
リアは角型2本出しマフラーがW12専用のものとなります。
タイヤ/ホイールは19インチが履かされていました。
リアにはW12のエンブレムが…
A8のエンジンルームでさえギュウギュウになってしまうほど巨大なW12エンジンです。
内装だって他のA8と比べ物にならないほど質感が高いレザーを使っています。
リアシートも超豪華です
これで送り迎えしてもらいたいですねぇw
メーターも300km/hスケールです。
試乗カウンターでキーをもらってエンジンを始動させると..あれ?エンジンが掛から..掛かってる!!!と言うほど静かな始動音でメーターを見ないと確認できません。
メーターを見てもホントに掛かってるのか疑ってしまうほど無音無振動なのです。
ギアをDレンジに入れてスタートさせても無音でスルスル…っと動きます。
道に出てアクセルを踏んでもエンジンの存在が分かりません…
ちょっと多めにアクセル踏んで初めて微かにクォーン….とエンジンの音が聴こえてきました。
ロードノイズもほぼ完璧に押さえ込まれてて、エアコンの音が気になってしまうほどの静けさなのです。
この車には6.3リッターW12直噴NAエンジンが搭載されています。
パワーも半端ではなく最高出力500psを6200回転で発生させ、最大トルク63.7kgmを4750回転で発生させるものです。
でもこのパワーは普段は余裕として使っています。
街中では1000回転台後半も回ってれば十分過ぎるほどパワフルで、2200~2400回転からはかなりのトルクを感じさせてくれるものです。
この車はパワーと言うよりもトルクで走るような感じでした。
街中などでのちょっとだけ踏み足す..というようなシーンでは無音のまま2000~3000回転を維持しながらかなりのトルクを背中に感じて加速していく感覚です。
この加速感はR8のV10などとは全然違うもので、病み付きになってしまいそうですwww
パワーも申し分ないので気づけば速度が3ケタ台に…何てこともww
でもこの車はタダの静かなラグジュアリーサルーンでは終わりません。
踏めばW12の凄まじさがさっきとは違う意味で出てきます。
前に誰も居なくなったところで一気に踏み込んでいくと3500回転辺りからV8のドロドロのあるビート感とは全然違う、低くも無く高くも無いちょっと不思議な多重奏サウンドが聴こえ始めてきます。
そして全開では6.3リッターの本領発揮!!と言わんばかりの衝撃的な加速が襲ってきます。
R8みたいな直接的な加速感はあまり無いものの、シートに押し付けられる力とメーターの針の上昇の仕方は尋常ではないもので、全開加速中は身動きが取れない程の強烈な加速Gでした((((;゚Д゚))))
恐らくS5はもちろんのこと、R8の4.2リッターよりも良い加速していたと感じます…
エンジン音や排気音もあくまでも静かな方向に振られているのですが、思いっきり踏み込んだ時だけ心地良い音量で「クォォォォォォォォォォン!!!!!!!」と素晴らしい!!としか言いようが無い綺麗なサウンドが聴こえてきます。
トルクの乗り方もターボのように踏んだ以上に出てくるような物ではなく、踏んだ分だけ出てきます。
最大トルクも60kgm越えしていますが右足のコントロールでどんな風にでも出来てしまうのは大排気量NAならではと言った感じです。
隣に同乗していたW12は初めて乗ると言う担当も「これは凄いですねぇ!!!!! 午前中に他のお客さんと新型S8に乗りましたがそれ以上ですよ!」と興奮気味に言っていました(^_^;)
この車にはトルコン8速ATが組み合わされます。
このATも凄まじく良く出来たもので街中域では静か過ぎるエンジン音と共に完全に黒子に徹します。
いつ変速をしたのか全く分かりません。
タコメーターをの動きを気にしていても変速がきめ細かすぎてやっと確認できる…というほどスムーズに変速していきます。
Sレンジやシーケンシャルモードに入れて元気に走らせようとするとアウディお得意の2ペダルMTのSトロニック並みにアクセルに対してのレスポンスもいいですし、変速スピードもほぼ同等…といった具合です。
BMWの8速もそうですが、やっぱり8速スポーツATは凄いですねぇ…
乗り心地の方はと言いますと、これまたアウディ最高峰の名に恥じないものでした。
ゴツゴツ感が一切ありません。
かと言ってフワフワ感も一切感じないものなのです(*゚▽゚*)
聞けばW12用はサスセッティングも専用のものになっている様で、確かに以前乗った3リッターTFSIモデルや4.2FSIモデルとは感触も若干ではありますが異なっています。
不思議な脚で、ゴツゴツ感が他の仕様に比べて減っているのにしっかり感が更に増している印象です。
A8の4.2などは段差を超える際などは直接振動は伝わってこないものの「バタン」という硬そうな音が聞こえてくるのに対し、このW12はそういった音もほとんど聞こえてきません。
それとハンドルの操作に対して若干動きが穏やかな感じもありました。
これは恐らくサスセッティングというよりも今回の試乗車がロングホイールベース仕様というのが大きいのかな…という感じです。
今回は都内のコースでそんなに攻められるような物ではありませんでしたが、それでもハンドリングを確かめられるように…と幾つか中速カーブが連続したコースが用意されていました。
そこで全開です(`・ω・´)
そうすると今までの大人しいキャラはどこいったの?というほどの立ち回りを見せてくれました(*´∀`)
アウディお得意のクワトロもこのA8では最新世代のクラウンギアセンターデファレンシャル式のものです。
W12はそれに加えてリア左右で駆動力を可変させるスポーツデフ付きなのでアクセル踏んでいてもグイグイ曲がってしまいます((((;゚Д゚))))
これがラグジュアリーサルーンかよ!!って程、身のこなしが軽いものでした。
流石この辺はアウディなのね…と納得しました(爆
今回はホントに良い体験が出来ました(*゚▽゚*)
これ乗っちゃうとしばらくは他の車に乗れなくなってしまいます...
それぐらい衝撃的な物でした。
あと信号待ちで隣に並んできたロールスの新型ゴーストに乗ったオジサマに興味深々な目でガン見されたり、平均燃費が2.6km/lだったりと色々と衝撃でしたwww
いつもお世話になっている営業担当には感謝の気持ちでいっぱいです。
そして前もちょっと紹介したショー会場はこんな感じでした。
日本に僅か5台しか輸入されなかったR8 GTスパイダーです(*゚▽゚*)
リアルカーボン製なので素材感が素晴らしいですw
そして今回惜しくも乗れなかった新型S8です。
W12よりこっちの方がカッコはいいんですよね...(ォィ
なんと標準で21インチ履いてます((((;゚Д゚))))
内装もW12とは方向性は真逆でカーボンパネルを多用しています。
次はいつもお世話になってるDでも展示されてたS6です(*´∀`)
こっちはアヴァントモデルです。
やっぱりカッコ良いですなヽ(´ー`)ノ
そしてS7です(*´∀`)
う~ん...エロい!!!!!
PCも今日復帰して書きたかったネタがやっと書けました(*゚▽゚*)
という事で通常運行開始です( ´ ▽ ` )ノ