
本日はスバルのディーラーに行きました。
お目当ては新型XVか新型フォレスター...と行きたいところですが違いますw
担当からインプレッサSTIスペックCが来てますよ~と連絡を頂いたのです。
普通のSTIならもう何回か乗ってるので見送りにする所なのですが「スペックCって...あのスペックC?」と聞くと自信気に「ハイ!!」と返ってきたので凸ですwwwwwww
まずは写真をどうぞ~!!
フロントはノーマルSTIと変わりありませんが、スペックCではフォグランプレスになっています。
フォグがないだけで随分ストイックな印象になります。
リアは4ドア伝統の大型リアウィングと4本出しマフラーがド迫力です(*´∀`)
リアには初代からデザインが変わらないチェリーレッドのSTIエンブレムが誇らしげに装着されています。
ホイールはスペックC専用の鍛造18インチホイールと専用ポテンザRE070タイヤが装着されます。
この鍛造ホイールはノーマルSTIに装着されているホイールと比べて1本あたり2kg軽量だというからビビります(^_^;)
そしてスペックC専用のゴールド塗装のブレンボ製4ポッドキャリパーが眩しい...
内装はノーマルSTIに準じたものになります。
MT仕様車のタコメーターは9000回転まで刻まれます。
最初に言ってしまいましょう。
この車は最早「クルマ」と呼べる物ではなく「戦闘機」と言ったほうが正しいですヽ(´Д`;)ノ
特別装備がてんこ盛りなのですがそれも全て「競技で勝つ為」の装備ばかりです。
一例を挙げると窓ガラスの薄型化、バッテリー小型化、軽量ホイール、スペアタイヤ廃止、アルミボンネット、強化クロスメンバー、インタークーラー冷却用ウォータースプレー、ボールベアリングターボ、機械式リアLSD、高旋回G対応型燃料ポンプ...などなどです。
まずはエンジンなのですが、この車は2リッター水平対向4気筒ツインスクロールターボを搭載しています。
スペックはノーマルSTIと同じ最高出力308psを6400回転で発生させる物ですが
最大トルクは43.8kgmを3200回転で発生させるもので、ノーマルに比べて0.8kgmアップして発生回転数も4400回転から3200回転に引き下げられています。
実際に乗ってみるとノーマルSTIと全く違います(゚o゚;;
全域でトルクの乗りが良い感じなのです。
トルクの乗りというか、同じアクセルの踏み方でもノーマルに比べて回転の吹け上がり方がスムーズで軽い印象を受けます。
2500回転以下では流石にトルクが薄い印象を若干受けますがそれでも25kgm以上は出ているので扱いやすさは一級品です。
高回転ターボなのに低回転でもしっかりと粘ってくれるし、些細なアクセルコントロールにもしっかり反応してくれるし、何よりもモタつきがないのです(゚o゚;
街中域では2000回転弱ぐらいで走っても不足をあまり感じません。
巡航状態に入れば1500回転ぐらいまで回転を落としても苦しさを全く感じさせません。
恐らくこれはスペックC専用のターボチャージャーによる恩恵だと思われます。
このスペックCのターボはボールベアリングターボチャージャーというちょっと特殊なタービンを使っていて、ターボの羽の軸受部にボールベアリングが取り付けられているんです。
これにより回転抵抗を極限まで低減させて、ターボの過給の立ち上がり、タービン回転スピードを少しでも速くさせるというものです。
これは実際に街中域でも効果が実感できます。
上に書いたように低回転域でのターボラグやモタつきを感じないのです。
そして後で書きますが上での伸びも相当な物です!!(((o(*゚▽゚*)o)))
この2リッターターボは3000回転から上が本番です...
普通にアクセル開度を3分の1位にして走っていても3000回転に差し掛かる一歩手前から急にグワッとトルクが襲ってきます。
この3000回転から上の盛り上がり方もノーマルSTIとは別モノです。
エンジンが温まってきた頃に...
いつものお決まりの全開加速ですww
今回はSIドライブを一番過激なS#モードに入れて、VDCをオフにしての本気モードです(`・ω・´)
ギアを1速に入れて3500回転位に合わせて一気に半クラ...
次の瞬間、4輪がギャギャギャ...と一瞬滑ってからトラクションが安定した瞬間、もう言葉にならない程の暴力的な加速が襲ってくるんです((((;゚Д゚))))
(((((((゚x゚;;ウグッと声を上げたくても上げられないほどの強烈な加速なのです.....
3000回転から上の伸び方は尋常ではないもので、一気に8000回転のレブまで突き刺さるように伸びていくのですΣ(゚д゚lll)
専用ターボの威力も凄まじく、シュゴー!!!!!!!という過給音と共に2速、3速と繋いでも全く勢いが衰えること無く一気に別世界に跳んでいってしまいそうな程の鮮烈な加速を見せつけられました.....
中間加速も2500回転ぐらいからアクセルを踏み込むと待ってました!と言わんばかりにターボトルクが瞬時に立ち上がり、一気に蹴飛ばされるような感覚とともにすっ飛んで行きます。
以前2.5リッターターボのAT仕様に乗ったときに、メルセデスC63に匹敵するほどの速さを持っていると感じましたが、このスペックCはメルセデスC63やBMW M3などの欧州製ハイパフォーマンスセダンを軽く引き離してしまう程の実力を持ち合わせていました.....
そもそもC63などとは車重が違うけれどターボが付いているとは言えこっちは2リッター...相手は4リッター、6リッターを積んでいるにも関わらず直線で食いついて引き離してしまうというのは恐ろしい事だと感じました((((;゚Д゚))))
この車は3ペダルの6速MT車です。
このMTも最初はクラッチがちょっと重めかな...と感じますが、半クラの領域が広めに取られているので久々にMTを運転するという方や初心者でも割とスムーズに走れてしまうかなと思います。
でも1速から2速に繋げる際は1人乗車なら良いですが他に人を乗せている様な時は、ちょっと慎重に繋げて上げないと一気にクラッチが繋がってガックンとショックが伝わってきます。
それ以外では意外と扱いやすい...というのが印象に残りました。
乗り心地の方では良くも悪くも「これは戦闘用なんだな..」というのがひしひし伝わってくる物でした。
脚は専用チューニング仕様でかなり硬めです。
ノーマルの6速MT仕様と比べてかなりハードな乗り心地です。
市街地を走っているとガンガン揺すられるという事はありませんが、コツコツ伝わってくる印象がかなり強いです。
それでも現行初期の5ドアSTIや先代と比べれば全然良い乗り心地です。
コツコツ伝わってくるといっても意外とよく動く脚でした。
これなら何とか日常生活でも使えそうな脚だと思いました。
軽量化して気になっていた遮音性もなかなかのもので、ガラスが薄くなり遮音材が省かれている所もありますが、普通に走っている分には全くうるさく感じません。
リラックスして走ることができます。
ちょっとアクセルを踏み込んだ時などは確かに透過音は大きいですが、こういった車なので多少エンジン音が大きく聞こえても全く気にならないですww
走れるスポットに連れてみると...
これは凄い!!!凄すぎる!!!!!と思わず声に出して言ってしまいそうなほど楽しいのです!!\(//∇//)\
車の動きが完全に読めるし安定感も抜群、そして何者も寄せ付けない速さ...最高です(*´ω`*)
街中でちょっと硬めだった脚はこういうシーンでは適切な硬さで、路面から離れないけどガッチリしていて路面状況を絶えず伝えてきます。
そしてスバルお得意のAWDシステムもSTIの6速MT車には最も高度なシステムのものが入っていて、自然にグイグイ曲がっていってしまいますヽ(´Д`;)ノ
今まではアクセル抜かないとアンダーが強く出ていましたが、これは踏んでいてもハンドルを切った方向にグイグイ行ってしまうのです...
タイトなカーブから脱出するときも専用のLSDが効き、一気に押し出されるような感覚です。
自由自在に振り回せてしまいます。
ワインディングでもこれより速く走れる車はどれぐらいあるのか...と言う程旋回スピード、安定性、取り回しの良さなど全てにおいて最高ランクの物でした!!
日常域でもしっかり使えて世界有数の速さを内に秘めているというとんでも無い奴でした。
STIのtSシリーズやS20~シリーズなどの特殊な少量生産のコンプリートカーを除けば、この車が歴代STI最速車両となります。
私も歴代のSTIは限定車は乗ったことないしGC型になるとほとんど乗っていませんが、これが最速と言われて納得できます\(//∇//)\
恐らくこのスペックCは現行STIの集大成とも言えるグレードでしょう。
そしてエンジンも後継機と言えるFA20ターボが出てきたので20年以上スバルを支えたEJ20ターボもこれが最後にして最強になるのかなと...
来年あたりに新型モデルが出るという噂ですので今のうちにこの過激なモノを...と一瞬考えましたが流石に(^-^;
あぁ...明日から欝な出張ががが.....
もしかしたらコメ返信等遅れてしまうかもしれませんがご了承くださいm(__)m
いっその事体壊したことにして休んで出張終わる日まで(ry