
本日はBMWのディーラーに行きました( ´ ▽ ` )
お目当ては9月上旬から予約開始が始まり、10月中旬からデリバリーが開始された新型3シリーズツーリングです!
担当の方から試乗車のご用意ありますよ!と連絡を頂いていたので凸デスww
新型のF31型ツーリングは全国的に人気で展示車を置いてもすぐに捌けてしまう程らしいです...
なのでなかなか試乗車に回せない販売店が多いみたいで、運良くいつもお世話になってるところ試乗車が出来たのでようやく乗れますた(*゚▽゚*)
それではまず写真をどうぞ!!!
試乗車は320dでデザインラインはModernでした。
モダンはフロントグリルが全面シルバーになるのが特徴です。
リアは歴代3ツーリングの特徴であるスポーティな感じに纏まっています。
カラーも新色のミネラルグレーという色で光の加減で表情を変える綺麗な色です。
320dはMスポ以外のグレードは17インチが標準になります。
モダンは写真の10スポークが標準装備です。
17インチ仕様は現行3で悩み所だった日本独自の法規合わせの為の忌々しいホイールハウス上のモールが無くなり綺麗スッキリです。
フェンダーにはエンブレムが装着されます。
試乗車はディーゼルの320dでした。
LED化されたイカリング最高です(*´ω`*)
内装もモダン専用色で、ダッシュボードとハンドルもベージュになる大胆な組み合わせです。
この色だとハンドルの黒ズミ汚れが凄そう(^-^;
メーターパネルもモダン専用の基盤がベージュになるもので、他の仕様の物に比べてオシャレでした。
早速キーを渡されてエンジンスタートさせると「キュンキュン..ブロロロロロロ....」とディーゼルにしてはとても静かな始動です。
これこそ新型3シリーズディーゼルの特徴でもあります。
外でアイドリングを聞いているとガラガラ...と確かに少し聴こえますが、直噴ターボ化した現行の3シリーズのガソリン仕様も似た音を出しているので気になりません。
座ってドアを閉めてしまえばディーゼルであることを教えられなければ分からないと言っても良い程静かです。
振動も押さえ込まれています。
発進させてもうるさくなるという事は全くありません。
それどころかガソリンターボの3シリよりもパワフルでビックリしてしまいます。
今回の新型320dは2リッター直噴4気筒ディーゼルツインスクロールターボで、最高出力184psを4000回転で発生させて最大トルク38.7kgmを1750~2750回転で発生させ続けるものです。
このスペックは3シリーズのガソリン4気筒ターボ仕様車と全く遜色のないスペックなのでただ驚くばかりです(o^-^)
参考で比べるとガソリンの320iと出力は全く一緒、トルクに至ってはハイチューンド版の328iよりも3.0kgm上回るのです(゚o゚;;
街中でもこのパワフル感を感じます。
正直言ってガソリンの320iよりもこの320dの方が断然パワフルで余裕があって速いのです...
街中ではアクセルを強めに踏み込むようなシーンはほぼ皆無と言ってもいいほどパワフルです。
ガソリン車に比べてトルクバンドは狭いですが、それでも1000回転前半から25kgm以上のトルクを出すのでモタつきや物足りなさとは無縁です...
出だしもアクセル踏んだ瞬間にグイッと出てくれますし、油断してると何時の間にかとんでもない速度に...なんて事もww
強い上り勾配でもディーゼルトルクのおかげで全く苦しくなりません。
幹線道路の巡航では大体50~60km/hほどですが、その時の回転数は大体1200~1300回転ほどでそこから加速させる際もトルク不足やモタツキを全く感じさせることなく、ガソリン車よりも力強い加速を見せるのですからさすがです。
ホントに思いのままに走れてしまいます。
ちょっと速い流れに乗るときなどもアクセルをほんの少し踏み足すだけでシフトダウン無しでスーッと気持ちよく加速してくれます(*´ω`*)
正直言って320iどころか328iよりも余裕を感じられる...と思うこともかなりありました...
先代E90、E91の325iは勿論のこと、下手したら335iに近いぐらいの余裕があるんじゃないかな..と思うほどパワフルなのです((((;゚Д゚))))
エンジンも温まって来た頃にお決まりの全開加速やってみましたw
今回はドライブモードをSportに入れてギアはSモードに入れて行ってみました。
発進全開では踏んだ瞬間に一気にトルクが立ち上がって、一気に加速していきます。
踏んでも320iよりも断然こっちの方が速い!!!!!
私も「うおっ..スゲェな( ´艸`)」と思わず笑っちゃいました。
中間加速もディーゼルトルクを生かして一気に速度を伸ばしていきます。
伸び方も2リッター車にしては驚異とも言える伸び方してました...
加速体勢時の回転数などがトルクバンドに入っていれば先代初期の330i並に鋭い加速です...
そしてこのディーゼルは回しても楽しめます!
ディーゼルと聞くと回らないイメージがかなり強いかもしれません。
実際に最新のクリーンディーゼルであるメルセデスのE350ブルーテックの3リッターV6ターボ、BMWのX5 35dに積まれている3リッター直6ターボはトルクは物凄いです。
でも3000~3500回転を境に一気に頭打ちになるというかトルクが萎んで4000回転以上は殆ど回らないのですが、今回の320dはレッドゾーンの近くである5000回転まで一気に吹け上がってしまうのです(*゚▽゚*)
下手なガソリンダウンサイジングターボよりも全然気持ちいいです\(//∇//)\
音やフィーリングもかなり重厚感があって変に軽いフィーリングになってしまった現行の320iや328iよりも高級感があるというか、直6とはちょっと違うけど重みを感じるフィールです。
走行中の音に関してもディーゼルだとは全く分からないほど静かです。
アイドリング直後から1500回転付近まではゴロゴロ...というディーゼルっぽい音は聴こえます。
この1500回転までのゴロゴロ..という音は微かにきこえるかな..位の音量なので私は気になりませんが、気になる人は気になってしまうかもしれません。
2000回転から上はガソリン車みたいな4気筒の音になります。
上まで回すと4気筒にしちゃ低いな...と思う音質です。
回した時の音は先代3や現行X1の18iに積まれているN46B20に近いような音がします。
この車には8速ATが組み合わされます。
9月の終わりに320dセダンのMスポにも乗りましたが、ミッションのプログラミングに大きな違いがありました。
これはSモードやDモード、シーケンシャルモード全てのモードに言えることなのですが、上まで引っ張るとMスポのスポーツATではDレンジやSレンジでは5000回転ぴったりで変速しシーケンシャルでは自動変速せず5400回転まで回っていきますが、今回のパドルシフトなしのノーマルAT仕様ですとDやSレンジでは4700~4800回転でシフトアップ、シーケンシャルに入れても5200回転ほどまで回すと自動で変速されるプログラムになっていました。
Mスポに標準で搭載されるスポーツAT仕様はロスがあっても回して楽しむという様な使い方ができますが、このノーマルAT仕様は回すことよりも常に美味しい回転域で走るというのに特化されている印象です。
320dMスポの試乗日記で「5000回転でシフトアップすると美味しい」と書きましたが、実際に美味しいのは4700回転付近でシフトアップする方でした。
シーケンシャルモードでも自動変速されるのはちょっとつまんないな...と思いましたが、やはりBMWの8速ATのレスポンスは素晴らしいものでした(*゚▽゚*)
アクセル操作に対してのラグが全く感じられず、セミATみたいな右足と駆動輪が直結しているようなダイレクト感があります。
変速スピードもセミATに並ぶほどの素早さですし、渋滞の様な低速域ではトルコンなのでダラダラ走れます。
日常域でのスムーズさも素晴らしいものでシフトショックは勿論の事、変速マッピングもホントに上手い制御してます。
乗り心地の方はというと、新世代BMWその物の脚でした。
最近のBMWはゴツゴツ感が圧倒的に抑えられた物が多くなりまして、このF31型3ツーリングも例外ではありません。
セダンはMサスとノーマルサス両方共乗りましたがツーリングはこれが初めてなので、今回はセダンとの比較はノーマルサス仕様での比較とします。
ツーリングはセダンと比べてマイルドな印象です。特にリアの感触が違うな...と感じるポイントでした。
路面がかなり荒れたところを走る際、リアからの突き上げがセダンよりも抑えられているな...と感じました。
ロードノイズもかなり押さえ込まれていて、セダンと全く変わらないほど静かな物でした。
高速道路や陸橋などの継ぎ目を通過しても嫌な振動などは一切伝わって来ず、しなやかさ重視なんだなと感じます。
今回は走り慣れているところを走ったので思う存分行ってみました(`・ω・´)
思いっきり攻めるとやっぱりMスポやセダン程の鋭さというのは無いものの、やっぱりBMW。
ワゴンにしてはありえないほどの追従性とレスポンスの良さを持っています。
限界付近まで持っていくと流石にリアが流れてくる様な感じしますが、思いっきり走っても楽しめます(*゚▽゚*)
車の動きが全てにおいて俊敏でハンドルを切った瞬間に遅れることなくスパッと切れ込むように曲がるし、揺さぶったりちょっと意地悪な走り方をするとMスポみたいに...とは行かないものの重心変化も分かる様な脚です。
そして上りではディーゼルトルク生かしてグイグイ走れるので気持ちいいし楽しいです( ´艸`)
ノーマルサスでもこんなに楽しいのだから、320dツーリングのMスポとかは大変でしょうなww
欲を言えば320dのノーマルサスでも18インチ組んだほうがBMWらしさが増すかなという感じです。
320dはセダンのMスポに既に乗ってるから今回はそこまで感動しないだろう...と思ってましたが今回もディーゼルエンジンの出来に感激モノでした。
この車に乗るとディーゼル=うるさい、遅い、汚い、つまらない...というネガティブなイメージを全て綺麗サッパリ払拭できてしまいます。
BMWのディーゼル戦略は「ディーゼル」のイメージの問題さえどうにかしてしまえば完全勝利を収めることは容易いでしょう。
この車はホントに是非乗ってもらいたい車です。
パワフルで乗りやすくてそしてお財布に優しい...
今回の試乗もかなり飛ばしたり流れの悪いところ走ったりと思いのまま過ぎる位に走りましたが平均燃費はメーター写真にあるように11.8km/lを叩き出しました。
担当曰く高速でゆったりクルージングしたり長距離走行すればリッター16~18は簡単に出るらしいです(゚o゚;;
元々ディーゼルのアレルギーがなかった私が言うので説得力は全くないと思いますが、これはディーゼル嫌いの方、そうでない方、とにかく乗って頂ければ凄さが分かります\(//∇//)\
320dツーリングのMスポにして内外装を特注のBMWインディビジュアルで組んで328iに近い乗り出し価格で行くのも悪くないと思っちゃいました(*´ω`*)