
本日はBMWのディーラーに行きました(*゚▽゚*)
お目当ては1シリーズです...と言っても今回のはタダ者じゃないデス。
今年の9月にデビューを飾ったあのM135iデス!!w
担当の方から試乗車の用意ができたと連絡を頂いたので速攻凸しますたww
それではまずは写真をどうぞ!!!
ノーマルとは桁違い...とは言えない、さり気ない迫力が出ています。
バンパーはMスポパッケージに準じたデザインですが、M135はフォグランプレスになるのが特徴です。
リアもMスポに準じたさり気ない感じですが、専用の左右2本出しマフラーが只者ではないことを物語っています。
エンブレムも正真正銘の「M」の名が入ります。
ホイールは専用の18インチでタイヤサイズはフロントが225/40R18、リアが245/35R18という異径サイズが装着されます。
そしてブレーキも対向4ポッドで武装されています(*゚▽゚*)
内装はM135i用の特別装備というのは特にありません。
他の1シリーズのMスポに準じたものです。
メーターも他の1と全く変わんない...と思っていたら下半分の液晶表示部に「M Performance」の表示が...
見た目のスペシャル感が薄めでちょっと物足りないかなぁ...と思いつつキーを貰いエンジンを始動しました。
始動した瞬間見た目の不満が一瞬にして吹き飛びました...
何ていうか、エンジンをかけた瞬間から危ない雰囲気がプンプン漂ってくるのです。
アイドリングも低く周りに響くもので、音量は外で聞くと割と大きめに聴こえます。
室内にいても後方から重低音サウンドが響いてきます。
この車は1シリーズに現行BMW直6エンジン最強の3リッター直6ツインスクロールターボエンジンをぶち込んでしまった車なのです。
しかも6シリや7シリに搭載されているハイチューンド仕様です。
スペックは最高出力320psを5800回転で発生させ、最大トルク45.9kgmを1300~4500回転で発生させるものになります(゚o゚;;
これでツマラナイ訳がありません(*´ω`*)
でも絶妙に過激さと扱いやすさの匙加減を保っているのです。
なので街中で持て余すか?と言われたらそんなことは決してありません。
Dレンジで走る分には「普通の1シリ」として振舞ってくれます。
確かにパワーは物凄い物ですが、それにより気を遣うということがありませんでした。
街乗りのアクセル開度では排気音も主張せずに、程々の音量で気持ちよく聴こえて来る様な感じです。
アイドリング時では大きめに感じた排気音も走ってしまえば気にはなりません。
約1.5トンのボディに300psオーバーのターボエンジンが搭載されているので、どんなシーンにおいても力不足という言葉とは無縁でした(*゚▽゚*)
アイドリング直後から45.9kgmというNAにして5リッター並みのトルクが出ているので街中ではアクセルにちょこんと足を乗せているだけ...という感じです。
信号のゴーストップ、車線変更の車が多い道で加減速を絶え間なく行うシーンでも全くストレスを感じることなく走れます。
上り坂でもほんの少し足首に力をを入れるだけでグイグイ加速していってしまいます。
スロットル特性も穏やかな味付けで、ゆったり踏んでいれば欲しい分だけの加速を引き出せます。
穏やかといっても超絶的な性能を持っているので不用意にガバっと踏んでしまえば80km/h位は一瞬のうちに出てしまいます(^_^;)
高速の合流なども4分の1も踏んでいればスーッと気持ちの良い加速が得られますし、何よりも有り余ってるパワーを余裕につけられることで楽チンなのですw
この街乗り域での乗りやすさというのは歴代Mも守っていたところであり、このM135iもしっかりと守られていました。
でもコレはMにとっては仮の顔でしかありません...
ドライブモードをSport+に入れた瞬間に車の性格が変わります:(;゙゚'ω゚'):
獰猛なMの本性を表し出すのです...
Sport+モードではアクセルレスポンスから全て変わるので、踏んだ瞬間にドカン!!と来ます。
後で詳しく説明しますが、8速スポーツATも走りに振った制御になるので元気すぎる位に走り回ってくれますww
車に慣れてきたのでそろそろ...という事でいつもお決まりの全開加速行ってみました。
Sport+にしてDSCもオフ...ミッションは完全なシーケンシャルモードで発進加速を試みました。
アクセルを目一杯踏んだ瞬間リアタイヤが一瞬滑り、ホイールスピンが収まった瞬間...(。□。;)ギャー!!!!!!!!と叫びながらひっくり返ってしまいそうな程強烈な加速が襲いかかってきます...
メーカー公表値の0-100km/h加速は4.9秒とスーパースポーツに片足突っ込んでいるレベルなのです...
公表値だけで言えばポルシェ新型ボクスターSと全く同じか、こっちのが若干速いか...という物なのです..
実際に加速した感じではこっちの方が速いかもしれない...と思ってしまうほどでした。
最初はいくらなんでもそこまでは行かないかなぁ..と思っていましたが、踏んで暴力的な超絶加速を体験してしまうと納得せざるを得ないというか、恐れ入りました...
中間加速も踏んだ瞬間に一瞬にして何処かにすっ飛んでいってしまいそうな程の超絶加速を見せてくれます...
ターボのレスポンスも恐ろしい位いいもので、一瞬たりともラグを感じさせないもので踏んだ瞬間に物凄いトルクが湧き上がってきます。
Mの魂はしっかりとありました。
この車は他のBMW車や1シリーズ同様、8速トルコンATが組み合わせられます。
この8速ATが搭載されると聞いた時は「何でM3や135iクーペの7速ツインクラッチセミATを使わないんだろう..トルコンよりも絶対にこっちのが楽しいのに..」と思っていました。
ですが乗るとこのM135i用の8速ATは他のBMWの8速ATとは全くの別物でした...
元々レスポンスが良かった8速でしたが、このM135用は更にレスポンスを向上させてしまったのです...
細かいペダル操作に対してもどこまでも忠実に反応してくれて、滑る感覚やラグが一切感じられないのです...
Sport+では極限までレスポンスを良くする制御になり、完全にトルコンであることを忘れてしまう程のダイレクト感があります。
もしかしたら7速DCTよりもレスポンスがイイし、速く走れるかもしれない...と思ってしまうほどです。
さらにすごいのは変速スピードで、8速のクロスレシオになっているということもありパドルでレッドゾーンまで引っ張ってシフトアップさせるとボフッ!!というアフターファイアー音と共に一瞬で変速を決め込んでしまいます。
シフトダウンだってパドルを引いた瞬間にメーターの針の動きを目では追えないほどのスピードで変速してしまいます..
変速ショックも多少は容認していてSport+ではスムーズさよりもレスポンス!という感じでした。
ノーマル時の制御の方も燃費というよりは元気に走る方に振られていて、普通の8速のDレンジでは1000回転中盤で次々にシフトアップしてしまうものがほとんどですが、このM135用では2200~2300回転ぐらいまで引っ張ってからシフトアップします。
減速時のシフトダウンのタイミングも他のと比べると早めにギアを落とします。
でも変速レスポンスなどはSport時よりも断然優しいもので変速ショックも一切感じないものですし、極低速時もトルコンなのでギクシャク感や気遣う事は全くありませんでした。
それにしてもトルコンでここまでやるなんて....とビックリしました。
乗り心地に関しては意外と優しめの物でした。
M135は専用のアダプティプスポーツサスが入っていて、ノーマルの1と比べたら確かに硬いもののそれ程ゴツゴツ感は感じないものでした。
細かい凹凸ではコツンコツン...と伝えてくるものの大きい入力などは意外にも振動がガツンと来ないというか、しっかりと吸収されている印象を受けました。
荒れた路面に行ってもバタバタ感は一切なく、しっかりと脚が動いているのがわかるものでした。
街乗りやロングドライブでは恐らく全く疲れない脚だと思います。
それでいてワインディング路っぽい所に持ち込んでみるとピッタリと路面にくっついていて、しっかりと路面状況が掴める脚なので飛ばして行っても全く怖くなりません。
それとフロントの重さを全く感じない仕上がりになっているので、ハンドルを切ったらグイグイ入っていくクイックな特性もしっかりと残されていました。
思いっきり攻めてもしなやかさは変わらないので乗りやすくて速い...という感じです。
これで箱根とか走ったらメチャクチャ楽しいんだろうなぁ..と思いました(*´ω`*)
実際にちょっとしたところを全開で攻めてもメチャクチャ楽しかったです(*゚▽゚*)
前が40、後が35の扁平タイヤを履いていてサスも相当締め上げられているのに、ゴツゴツ感があまり感じないというのはとんでも無い脚だなと感じました!
最近のBMWはしなやかさ重視のものが増えてきましたが、このM135iがしなやかさと切れ味の鋭い往年のBMWらしさを一番上手に両立できている脚かなと感じました。
今回、この変態とも言えるモンスターハッチバックに乗ってみてBMWの本気を見たというか直4ターボばかりではなく、まだこういうモデルが残ってて嬉しかったですw
このM135i...かなり好みです(*´ω`*)