
本日は先日告知したヒュンダイジェネシスクーペに試乗してまいりました!w
東京にあるジェネシスジャパンさんにお邪魔してきました。
ここはディーラーではなく、雑誌のドリフト天国やOPTIONなどの雑誌の編集部でした。
ジェネシスジャパンというのは雑誌をやってきた方が、面白い車だという事で輸入を開始したのが始まりだと聞きました。
そして整備等は加盟してバックアップしてくれるショップが多数あるので心配はありません。
今回は2種類のジェネシスクーペに試乗することが出来ました。
フルノーマル車ともう1台はなんと、2年前の東京オートサロンに出展されたチューニングデモカーに試乗する事ができました!!!
東京にはフルノーマルの試乗車が無いとのことで千葉に乗りに行きました。
その時往復で試乗したのがチューニングデモカーでした!!
下が写真です。
白いのがノーマル、黒いのがデモカーです。
顔はなかなか迫力あります。
後ろ姿もかなりかっこよかったです
19インチホイールとブレンボのキャリパー。
車名エンブレム
車名エンブレム
内装もかなり質感高いものでした。
シートはアメリカ市場も見込んで大柄の物でしっかりホールドしてくれて尚かつ身動きの取りやすいものでした。
メーターはUS仕様なのでマイル表示です。ぶれてますね...(ノ∀`)
次にチューニングデモカーです。
エアロ装着で迫力あります!!
後ろ姿も社外品マフラーによって迫力増してますww
ローダウンサスで車高が下がってスポーティ感がさらに増してます。
これもブレンボのキャリパー装着車でした。
エンジン本体はチューンしてないとのことでノーマルでした。
まずはノーマル仕様の感想から書きます。
乗ってみてびっくりしました。
走ってメチャクチャ楽しいです!!
今回試乗したのは2リッターターボ仕様の6MT仕様で、スペックは210ps、最大トルクは30.5kgmを2000回転から発揮させるものです。
お財布にも優しいレギュラー仕樣です。
実はこの4気筒ターボですが三菱、ヒュンダイ、クライスラーの3社が共同開発したエンジンで、三菱では4B11エンジンと呼ばれています。
4B11といえば、あのランサーエボリューションⅩのエンジンです。
厳密に言ってしまえば細かいところでかなり違いますが、このエンジンはランエボのエンジンと兄弟です。
街中では低回転からトルクが出てくるのでMTでも物凄い乗りやすいです。
上り坂でもアクセルを踏み足すだけで速度も維持してくれます。
その代わり、5000回転から上はトルクが萎み、頭打ちみたいな感じになります。
2500回転ぐらいで走らせるのが一番気楽で、街中では速いです。
全開加速してみるとかなり速かったですw
バカッ速いという事は無いのですが、心地いい速さというか楽しめる速さでした。
この車には6速MTが組み合わされます。
内製ですが、構造はアイシン製のMTに限りなく似ているとの事です。
ギアレシオはかなり走りに振ったものでかなり楽しめますが、個人的にはシフトフィールが少し残念だったかな...という感じでした。
カチッカチッとした感触はあるもののストロークが大きめでした。
ホンダのタイプRみたいに...とは言いませんがもう少しショートストロークだったらなぁ...と思いました。
乗り心地は硬いけどゴツゴツ感はあまり無く、19インチと言われるとびっくりする位良いものでした。
サスペンションは前ストラット、後マルチリンクで、飛ばしてカーブに突っ込んだりパイロンスラロームみたいな素早い切り返しをしても反応遅れはないし、ピタッと安定してるしかなり素直なものでした。
そして、やろうと思えばドリフトだって容易にできますwwwww
乗り心地はこのしなやかさは国産車で例えるならマツダRX-8に近い物です。
パワステも適度に重いものでしっかり路面状況が掴めるものでした。
重たいと言っても街中で重すぎると感じることは無いかと思われます。
次はチューニングデモカーの感想です。
エンジンは特別、本体にチューンが入れられたと言ったことはなくマフラーなどのファインチューン仕樣でした。
マフラー交換していることもあり、ノーマルに比べてはほんの若干ですが、2000回転前後のトルク感は弱いかなぁ...といった感じでした。
東名パワードのマフラーが入れられてて音は低めで音量も少し大きめかな...という感じですがうるさいと感じることはなく、かなりいい音でしたww
サスは流石ローダウン強化スプリングが入ってることもありかなり硬い乗り心地でしたww
その代わり、高速コーナーや高速の合流前の急カーブに80キロ位で突っ込んでも全く怖さを感じさせないものでした。
サスはタナベ製の強化スプリングでバネレートは純正比20~30%アップ、車高も約20mmダウンされている物です。
ブレーキパッドも交換されててエンドレス製のスポーツパッドが装着されていました。
スポーツパッドなのでキーキー鳴っちゃうのは仕方ないですww
ノーマルパッドに比べて初期タッチから安定して効いていてフルブレーキでは強力すぎるほどのストッピングパワーでしたwww
その他も国内チューニングメーカーが様々なアフターパーツを出しています。
最後に価格ですが、今回試乗した2.0T R-Spec 6MTで276万円です為替レートで変動があるとのことですが、個人的には300万以下でこんなに楽しい車が手に入ると思うとかなりお買い得で、この車を正規で買えるアメリカや韓国が羨ましいです。
日本にも以前ヒュンダイ日本法人があってその時のヒュンダイ車は安かろう悪かろうで日本では全く売れず撤退してしまいました。
日本撤退して以降のヒュンダイ車は全て見違えるように良くなりました。
このジェネシスクーペも例に漏れず、真っ向から日本車に立ち向かうポテンシャルを持っています。
US市場ではサイズは違いますが、まもなくデビューを飾るトヨタFT-86の目の前に立ちはばかる強力なライバルとなることでしょう。
今回、かなり濃い体験ができてとても楽しかったです。
じつは今回お邪魔したジェネシスジャパン、USホンダのシビッククーペSiも輸入計画があるらしく、車が間に合えばの話ですが来年のオートサロンでお披露目できるかも...とのことでした。
ジェネシスジャパンからも目が離せませんwww