
本日はボルボのディーラーに行きました(*´▽`*)
お目当てはXC70ですww
担当の方からXC70の試乗車ありますよ~と連絡いただいたので凸ですw
まずは写真をどうぞ!!
V60と違って、ボルボ伝統の角張ったエステートスタイルを継承しています。
それに加えボディ下部はSUVみたいなプロテクターが装着されているので迫力もあります。
リアスタイルも伝統を守っています。
ここでもプロテクターがアクセントを効かせています。
試乗車は限定モデル専用デザインの18インチホイール/タイヤを履いていました。
限定車には専用のエンブレムがフェンダー上に装着されます。
内装はボルボ独特の質感の良さがあります。
これも限定車専用の内装色で、暖かい高級感があります。
でもハンドルが黒くなりそう...w
今回試乗した車は今年の8月に販売された「ボルボオーシャンレースリミテッド」という限定車で、これはボルボオーシャンレースと呼ばれる4年に1度だけ開催される世界最大のヨットレースの開催を記念して用意される限定車です。
4年前にもこれと同様の限定車がありました。
オーシャンレースリミテッドの特徴は何といっても鮮やかなブルーの外装色です。
この限定車でしか使われないブルーで、鮮やかながらも深みのある綺麗な色です(*゚∀゚*)
今回はV70、V60、XC60、XC70の4車種にこのモデルが用意されたのですが、XC70は何と30台しか日本に割り当てがなかったのです...
その30台の中の1台に乗れたのです..(;゚Д゚)と言いたいところですが、これはプレス向けで使われていた車両で30台の中にはカウントされていないモデルなのでしたw
早速キーを貰ってエンジンスタートさせるとハイパフォーマンスモデルであることを隠すかのように静かでした。
格好こそ大人しいですが、このT6モデルは何と3リッター直6直噴ツインターボエンジンを搭載しています。
スペックも最高出力304psを5600回転で発生させ、最大トルク44.9kgmを2100~4200回転で持続させるものとなります。
完全にBMWの35iエンジン車と肩並べるスペックです(^◇^;)
しかも横置き縦置きの違いはあれど絶滅危惧種の直列6気筒という...(*´ω`*)
似た者同士ではありますが、両メーカーとも全く違う味付けが施されています。
でも街中域では「これどこで開放できるのかな...」と言う程パワーが有り余ってるのは変わりないですww
このXC70 T6も街中では殆どアクセルを踏まずにスイスイ行けてしまうのです...
感覚的には発進時にちょっとアクセル煽ってあとは足をちょこんとペダルに載せているだけという感覚です(^◇^;)
数値上では2000回転以上から最大トルクを発揮する物ですが、実際は1000回転台前半でも40kgm近くものトルクが出ていますので何処の回転域でも余裕綽々という感じです。
勾配がキツい上り坂などに入ってもちょっと踏み足すだけでシフトダウンすることもなく速度を維持できます。
街中では2000回転以上回すって事はほとんど無いです。
そして過給特性も穏やかでよく出来ています。
このエンジンもちょっと前のボルボの言い方ではライトプレッシャーターボに分類されます。
ターボラグが全く無くて、欲しいと思った瞬間にトルクが一気に立ち上がるので乗っていて気持ちがいいですw
なので例えば追い越しをかける際にちょっと多めに踏んで行くようなところでは5リッタークラスの大排気量NAみたいな感覚があります。
そして何よりもパワー感が半端ではありません(*´ω`*)
特に2500~4000回転台でのパワー感が凄まじく、この時点で先日乗ったV60のT4仕様の全開加速に近いぐらいのパワーが出ています(゚o゚;
アクセルを3分の1程しか踏んでいないのにシートにギューッと体が押し付けられる感覚があります。
回転フィールもV型では味わえないような程スムーズに回っていきます。
それがちょっとしたときでも体感できます。
BMWの6気筒モデルに乗っても感じることなのですが「やっぱりエンジンは直6に限るなぁ」と思ってしまいますね(*´д`*)
今回も思いっきり踏んできますたw
静止状態から一気に全開加速させると、AWDモデルということもありトラクションも最大で掛かるので出だしから一気に持ってかれます(゚o゚;
加速感も外見からは想像ができない程凄まじいもので、車重が1.9トンあるのに「車重?何それ美味しいの?」状態でグイグイ持っていかれますヽ(´Д`;)ノ
回転も直6特有の超が付くほどスムーズで綺麗な吹け上がりだし、1000回転台後半から暴力的とも言えるぐらいのトルク感も感じます。
それがレッドゾーン直前の6000回転ちょっとまで続くのでホントにたまんないです(*´д`*)
高速の合流などのような中間全開加速も踏んだ瞬間に爆発的な加速が得られて「もうこんな出てるの!?」と言うぐらいの速度まであっという間ですw
でも路面状況が少し悪いところだとAWDであっても、簡単に4輪をホイールスピンさせてしまいますヽ(´Д`;)ノ
下手なスポーツカーだったら余裕で置いてけぼりにできてしまう程のパワーです...
音もBMWのスポーティな直6サウンドと違った、上質ながらも力強いサウンドが聴こえて来ます( ´ ▽ ` )
この車のトランスミッションはトルコン6速ATが組み合わせられています。
この6速は十分っちゃ十分ですがライバル8速AT勢と比べてしまうと、もう少しキメ細かさやダイレクト感が欲しいかなぁ...と感じてしまうのも事実です。
でもエンジンパワーが物凄いことになっているので、そんなルーズなのもお構いなし!!と言わんばかりの特性ですww
そしてXC70にはスポーツモードを選択することもできます。
スポーツモードを選択すると過激なまでの変速マッピング、アクセルレスポンスに変わります。
スポーツモードではトルコンの制御も変わるので、発進時にアクセルをゆっくり踏み込んだつもりでも一気に回転が上がり、ターボパワーと相まって踏んだ瞬間に予想外にドッカ~ン!!と出てしまいます(^_^;)
走ってる最中もちょっとアクセルを踏み足して、あと10km/h上乗せさせる...というようなシーンでシフトダウンしない程度に踏み込んでも、1速シフトダウンして((((((ノ゚⊿゚)ノヌオォォォォォォォォォォォ!!という感じで戦闘モードに入ってしまいますw
これはアクセルの踏み込み量や加速などに慣れるまではスポーツモードを使わないほうがいいかもしれない...と思ってしまうほど過激なものでした。
でも本気で走りたい時はDSGや8速ATにも負けない、むしろこっちの方が危険な匂いがする..と言えるほど心強い味方になるミッションです。
乗り心地面では意外なまでにスポーティな乗り味でビックリしてしまいましたw
このベースになっているボルボV70は往年のボルボらしい、ゆったり感の強い脚でふわふわ感をかなり感じるもので他の国のクルマ、特にドイツ車慣れしてる方の中には柔らかすぎて酔う...という人もいるほどソフトな味付けです。
私も以前、現行のV70 T5に乗った時に「かなりふわふわするなぁ..」と感じました。
XC70はV70ベースで、しかもクリアランスが高められているモデル...となると期待はしていなかったです。
でも乗ってみるとこれが見事に裏切られる結果となりました。
しっかり感が増したと言ったらおかしいですが、車体のふわふわした揺れがV70と比べて圧倒的に押さえ込まれているのです((((;゚Д゚))))
この車はオーリンズ製の可変減衰サスが標準で組み込まれているのです。
それにより、乗り心地のゴツゴツ感などが一切悪化せずにふわふわした揺れが無くなります。
ノーマルモードやコンフォートモードでは程々の硬さになるのですが、スポーツモードやさらにその上のアドバンスドモードでは今までのボルボでは考えられなかった程スポーティなセットに振られます。
元々硬めな設定なのですがスポーツもしくはアドバンスドにした際、外見からは想像も付かないほどゴツゴツした乗り味になります。
ゴツゴツとは言ってもそこまで硬いものではなく、段差の継ぎ目や路面の荒れたところでコツン..コツン...と伝わってくる程度です。
ノーマルやコンフォートではコツン..コツン..が無くなりボルボらしい優しい乗り心地になるのですが、先ほども書いた通りふわふわ感はほぼ完全に消されます。
そしてワインディングの様なところを本気で走るときはアドバンスドモードに入れてミッションもスポーツモードに入れておけば「これがクロスオーバー?」と疑ってしまうほどのダイレクト感を感じます。
AWDシステムもFFベースの電子制御ハルデックスカップリング方式が使われているので弱アンダーを維持しながら安定感のあるコーナーリングを見せてくれます。
乗っていても地上最低高が200mmある車とは到底思えないのです(゚o゚;;
V70のT6モデルにも可変減衰サスがオプションで用意されていますが、地上高が元々低いV70にこの脚が組まれたら...きっと凄いんでしょうな( ´ ▽ ` )
この車はパワステのアシスト量も3段階に切り替えられるのです...
最近の欧州車流行りの速度によって自動可変する..というような物は組み込まれていませんが、疲れているときは軽めに...重いのが好きなら重めに..と自分の好きな時に重さを調節できるのはイイなと思いました。
でも軽いセットにしてワインディング路を走ると軽すぎ+路面の状況が掴みづらいという弱点があるので、万能に使えるのは2段階目の中間の重さです。
私は重めなのが好みなので終始重めのセッティングにしていましたが、重すぎるということはなく極低速の据え切りや車庫入れなど何回もハンドルを切り返すようなシーンでも煩わしさは一切感じない物でした。
今回XC70に乗ってみてベースのV70とは全く違う性格の持ち主でびっくりしたし、見た目とのギャップにもビックリしました(^^;
でも思いっきり走りたい時はしっかり応えてくれるし、まったり走りたい時もそうだし、悪路にも強い...ある意味この車は万能な車と言えるでしょう。
V70はふわふわ過ぎてあまり好きじゃなかったけど、XC70は私の好みの車でした(*´ω`*)
これはV70や他のボルボに乗ってる方に是非1度乗ってもらいたい車ですし、ボルボ=ふわふわな乗り心地という印象がある方にも是非乗ってもらいたいと思いました。
思わずびっくりしてしまう車ですw