
本日は六本木にあるメルセデスコネクションに行って来ました( ´ ▽ ` )
つい先日リニューアルオープンされて今まで以上にフロアが広くなり、展示車も多く飾れるようになりました(゚∀゚)
試乗イベントの方式も改定されて、今まではポイントを貯めて試乗..という形でしたが今回からは試乗はポイントも何も必要なく普通免許さえ持ってれば誰でも乗れるようになりました。
そして試乗車もメルセデスのブランド発信基地ということもあってか、定番モデルのAクラスは勿論のことAMGモデルなど普通のディーラーでは置かれない試乗車も数多く置かれています。
そんな中、私が今回乗ってきたのはSLKの3ペダル仕様です(*´ω`*)
今年の初めにSLKに追加されたSLK200のMTモデルですが、やはり数が出ないのを理由に通常のディーラーでは置かれないのが殆どです。
行きつけのお店でも「ホントは私も好きなタチなので試乗車で置いてみたいんだけどね..でもMTだと乗るお客さんがいないんですよ」と時代の流れを感じさせる言葉が零れてました...
ドイツ車の中でもどちらかといえば堅物メーカーなメルセデスが作ったMTってどんなだ?
そして国内向け正規モデルでは190E以来21年ぶりとなるメルセデス3ペダルの実力は!?と思ったので行ってきますたw
でも本当は「直4ターボエンジン」「FR」「3ペダル」この3つの単語にヤラレタのが実際のところですwwwwwww
それに加えて「オープン」もう魅惑の組み合わせ以外の何者でもないですねww
まずは写真をどうぞ!
外観はATモデルとは全く違いがありません。
試乗車はAMGスポーツパッケージ付きで、この試乗車はメルセデス日本がイギリス仕様を市場リサーチ用として特別輸入した車両のためナンバーステーが欧州の横長タイプのままです。
リアもATとは大きく違いがありません。
にしても現行SLKってSLに近い風格持ってますねぇ。
試乗車はスポーツパッケージ車なのでドリルドローターなど本気のセットですww
エンブレム類もAT仕様と変わりありません。
内装ではイギリス仕様と日本仕様の違いがありました。
ダッシュボード上のアナログ時計とハーマンカードン社製サラウンドシステムは日本向けMT仕様ではOPですら装備されないものとなります。
赤レザー内装がエロい..ww
メーターはスポーティでいいデザインしてます(*´ω`*)
シフトノブはAT仕様と形状が変わりませんが、MTでもなかなか握りやすい形状です。
メルセデスのロゴが入ってた部分にシフトパターンが表記されています。
ペダルレイアウトはさすがメルセデス...
輸入車右ハンMT仕様最大の泣き所である、無理やりオフセットされた感覚は全くなくて適切な場所というか、自然に足が伸びた先にABCペダルが配置されています。
ブレーキとクラッチ同時踏みでエンジンスタートさせます。
シフトノブを1速に押し込みとうとう発進デス。
一番びっくりしたのが望外な位乗りやすいことでした。
このSLK200に積まれている1.8リッター直噴4気筒ターボエンジンは最高出力184psを5250回転で発生させて、最大トルク27.5kgmを1800~4600回転の間で発生させ続けるものとなります。
元々素性の良かったメルセデスの1.8ターボとのマッチングはMTになっても相変わらず素晴らしいものでした。
発進時は低回転トルクが充実しているので、クラッチミートを多少ミスっても難なく発進させてくれます。
1100回転でクラッチミートさせても苦しさを全く感じさせることなくスムーズに進んでしまいます。
変な話、アクセル吹かさずにアイドリングでクラッチミートさせるのだって余裕にできてしまうほどのイージーさです(;^ω^)
街中では2000回転を目安に変速していましたが、モタツキ感やかったるさは全く感じませんし周りの流れにも普通に乗れます。
シフトをサボって街中では4速固定で時には1200回転程で走った時もありましたが、それでもかなり粘るので1200回転からシフトダウン無しでアクセルを踏んでもしっかり反応してくれるし、思ったように加速してくれます( ´ ▽ ` )
力強い加速が欲しいな...と思った時でも2速に入れて半分も踏めば相当にパワフルな加速が得られます(゚∀゚)
フィーリングなどはATと特別違うところがある...という説明はありませんが、心なしか元気に回るような気がしましたww
ATとMTの違いというよりもイギリス仕様のチューニングで何か違いがあるのかもしれないですね。
でもエンジン特性がAT全く一緒のはずなんですが、エンジンそのものの感触が違う...というかATでは引き出せなかった新たな一面を発見できました。
ATで乗ってると、低回転から高回転までずっとフラットトルク特性で、とにかく扱いやすいしどの回転域でも速い...でも盛り上がりに欠けるという一面もある...
CでもEでもSLK ATでも同じような感じだったので、これはそういうエンジンなんだな...と思っていましたが、そうじゃなかったんですね。
回せばしっかりと盛り上がるエンジンだったんです(*´ω`*)
2速でヒュイーン...というターボの音を聞きながら回していくと3500回転を越えたあたりから、吹け上がりが一段と鋭くなるんです。
そしてパワーとトルクもそれに伴って盛り上がりを見せて、6500回転のゼブラゾーンを振り切って7000回転まで吹け上がっていくんです。
意外と...なんて言っちゃ失礼ですが回しても楽しいエンジンだったんです\(//∇//)\
これがATでは気づかなかったメルセデス1.8ターボの魅力でした(゚∀゚)
1.8ターボの全開加速はどんな感じかは、かなり経験してるんで大体は予想付きますが、エンジンフィールの違いなどが気になったので一気に踏んでみますたww
発進時にESPオフにして4000回転くらいでクラッチミートさせて全開にすると、一瞬だけキュキュ..とタイヤを鳴らして一気に7000回転までブン回ります。
特別速い...ということはないんですが、相変わらず1.8とは思えない加速を見せてくれます(*´ω`*)
E300やW204前期に設定のあったC300が積んでいた3リッターV6よりも全然パワフルな印象があります。
加えてこのMT仕様は何故か高回転での盛り上がりもちょっぴり感じるので回した時の楽しみと気持ち的な速さというのは、これのハイチューンド版エンジンを積んだC250よりも速く感じました。
でもメルセデス公式のタイムではC250はおろか、SLK200のATよりも加速タイムが遅いんですけどね...
そして時代を感じたのがしっかりとアイドルストップもするんですwww
入ってるギア関係なしに停止状態でクラッチを踏むとアイドルストップするようになっています。
最初は「なんでクラッチ踏んでるのにエンジン落ちたの!?」ってドキドキしましたww
クラッチを踏む力が少しでも弱まると発進すると判断して即エンジンが掛かるようになっています。
それと信号待ちや渋滞時の足が疲れた時によくやる、Nレンジに入れてクラッチから足を離す...そういう時もしっかりとエンジンが落ちるようになっています。
その場合はクラッチを踏み込めばエンジンが再始動します。
これも知らない人なら「なんでニュートラルなのにエンジン落ちるんだよ!」ってビビりそうですww
再始動のレスポンスも非常にイイので発進時に厄介に感じることはまずないかと思います。
この車には日本向けのメルセデスとしては実に21年ぶりとなる3ペダル6速MTが搭載されています(*´ω`*)
シフトフィールは特別スポーティな...という感じではなく、ストロークの長さは程々です。
入る感じもドイツ車らしくガチッガチッ...と入ってく感じです。
なのでスポーツカーのMTに乗り慣れている人からすれば、フィーリングがそれ程良くないなぁ...なんて思われてしまうかもしれません。
でもシフトの重さも程々で、ストロークも長いというわけではなく手首をちょっと多めに動かせば綺麗に入ってくので楽しいっちゃ楽しいです\(//∇//)\
クラッチも半クラの領域がかなり広く、クラッチペダル自体も適度な重さで変な癖もないので初心者や久々にMT乗る...なんて人もすぐに慣れることが出来るものだと思います。
ヒルスタートアシストというものが装備されていて、坂道発進の際に後ろに下がらないようにブレーキサポートもしてくれるのでホントに楽なMTデスww
そして異常なまでに粘るエンジンと相まって、エンスト知らず...といった感じです。
乗り心地の方はというと、意外にも優しいもので以前SLKのノーマル仕様に乗った時は「メルセデスにしちゃかなり硬いなぁ」と思っていたんですが、AMGスポーツパッケージになって更に硬くなってる...かと思いきやノーマルよりもゴツゴツ感が少ないぞ?..というものでした。
大きな入力があると流石にドスン..ドスンというちょっと大きなショックは伝わってくるんですが、直接的な振動は来ないので快適です(*´ω`*)
ノーマルサスのSLKでは細かい振動が多くてゆすられ感がわりと強いかなぁ...と感じるものでしたが、AMGスポーツサスを組んだこの試乗車ではゆすられ感が感じられないものでゆったり流しても良し...のセッティングでした。
試乗コースのメニューではハンドリングコースと呼ばれるものがあり、足回りをある程度は試せるコースもありました。
実はそこは青山近辺の他メーカーDも試乗コースで使ってるところでもあり、TVゲームのグランツーリスモシリーズのR246コースで収録されているところでもあり、私が仕事で走り慣れた所でもあったので思いっきり走ってきましたが、最っ高に楽しいです(*´▽`*)
現行SLKは元々相当走りに振られた設定なので身のこなしはメルセデスらしかぬクイックさも持っています。
ノーマルサスでもそうとうな走りの性能を持ち合わせていましたが、このAMGスポーツサスのスポーツパッケージは走りの方向に更に磨きがかかった印象です。
しっかりと路面に食いつく感覚もあるんですがしっかりといなすので、やはり乗りやすさもあります。
乗りやすさといった意味ではノーマルサスのSLKよりもコッチの方が良いと個人的には感じました。
本物のAMGではないスポーツサスのSLKに真剣に乗ったのは今回が初めてだったんですが、正直言うとこれBMWのZ4よりも良いですお(*゚∀゚*)
そして鼻先が4発ターボで、AMGや6発モデルよりも軽いのでAMGはもちろんの事6発モデルとも明確なキャラクター分けができています。
上位機種ではGTカー的な意味合いが大きいというかパワーに物を言わせた軽快感はあるものの、ハンドルを切って楽しく感じるとか身の丈にあった面白さというのはそれほど感じません。
でもこの200のMTは重量は1420kgと絶対的な軽さこそ無いものの、ハンドルを切ったら良い感じで軽さを感じ取ることができます。
ATでも鼻先の軽さはありますが、これは何といっても3ペダル...自分の手足を使って上手く回転合わせを決め込んで高回転維持しながらコーナーを駆け抜ける...もう本当にたまらなく楽しい瞬間です(*´ω`*)
特に屋根開けて走ると爽快感が物凄いものでコレだけでも欲しい!!と思える魅力です(*´ω`*)
今回は割とたっぷり目に国道246号線の青山~赤坂付近やその近辺を走りましたが最高に楽しい車でありました。
メルセデスがMTに参入したのは最初は何故に?と疑問でしたが乗ると納得いきます。
何ていうんでしょう...ローパワーでもないけどハイパワーでもない、そこそこのパワーを使い切りながら自分の手足を使って走る...これがどれだけ楽しいことかをメルセデス日本法人は日本人に思い出して欲しい...もしくはこれから乗る人に感じ取って欲しいという事を伝えたかったのかなと思います。
そしてそれをCクラスクーペでやらずに2シーターオープンのSLKでやったのは正解だと思います。
屋根開けて走るとこの上なく爽快で気持ち良いです(*´▽`*)
この時期は花粉症持ちの方はたまったもんじゃないですが、そうでない方は絶好のオープン日和になります。
私もこの時期辺りになるとオープンカーも欲しいなぁ...なんて思いますが、今回のSLKの3ペダルは本気で欲しくなりましたww
見積くださ~いなんてお世話になってるDに連絡しちゃいそうですw
この時期は下手にオープンカー試乗するもんじゃないですねww
このSLK、恐らくは六本木のメルセデスコネクションにしばらくは置いてあると思います。
ここはディーラーでは無く営業活動も一切ないので、ちょっと乗りたいって軽い気持ちで誰でも簡単に乗れるところです。
試乗受付は19:30までやってて、このSLK以外にも新型Aは勿論の事、今現在ではCLSの4.7リッターV8ツインターボやSLK55AMGもしくはML63AMGも週替わりで置いてあるので、もしお近くに寄る機会があれば...あるいは仕事帰りにでもひとっ走りしてみては如何でしょうか(*´▽`*)
SLKのMTで屋根開けて手足使って駆け抜けるもよし、CLSで優雅なひと時を過ごすのもよし、SLK55で屋根開けてV8のAMGサウンドを堪能するのもよし...
.....念のため、私メルセデスコネクションの回し者じゃないですよ(^_^;)