
お休みは久々...ではありませんが祝日にお休みゲットは久々だったので嬉しい日でした。
でもやることと言ったらGT6?艦これ?それぐらいしかありませぬ(;´д`)
Hey提督ぅ~たまには外に出なヨー
という事で本日は池袋に行ってきました。
お目当ては本日を持って閉館したアムラックス東京です。
池袋のサンシャインの隣にあり、今まで約23年の間池袋の名所の一つとして君臨していました。
それが無くなるということで最終日に一回行っとくか的な感じで行きますたw
そしてタイムレンタルで試乗もしてきましたwww
今月いっぱいは1時間無料で乗れたということもあり、結構混雑していましたが車種は充実しているので割とすぐに乗れる車もあります。
折角なんで普段乗れない車...と思って探していたらプリウスのプラグインハイブリッドがラインナップにあったので今回それを借りました。
まずは写真をどうぞ~
プリウスの上級派生モデルという扱いなので、ノーマルと比べてメッキパーツを至るところに使って高級感を出しています。
リアもガーニッシュ部がシルバーになっているなどして差別化を図っています。
プリウスPHVの専用エンブレムです。
ハイブリッドシナジーエンブレムもプラグ付きの専用タイプです。
タイヤはノーマルと同じサイズで、試乗車は15インチでした。
内装は普通のプリウスと比べて上級グレード感が出ています。
先日MCされた最新仕様では、ソフトパッドやスエードがいたるところに貼られてさらに差別化を図っているようです。
そしてEV走行モードとHV複合走行モードの切替スイッチもあります。
メーターは従来と似ていますが、パワーメーターはプラグイン専用の表記です。
この手の車はあまり乗らない私ですが、今年のモーターショーで各メーカーの技術発表ではほぼ必ずと言ってもいいほどプラグインHVがあった事もあって気にはなっていました。
でも乗るまではフツーのプリウスでしょう?と思っていました。
乗ってみると全くの別物でした!!
搭載エンジンはノーマルと同じ、1.8リッターアトキンソンサイクル4気筒です。
エンジン単体出力も最高出力99psを5200回転で、最大トルク14.5kgmを4000回転で発生させるあたりは全く一緒です。
でも今回のプリウスPHVはエンジンはほとんど動力に関係しません。
違うのはモーター+バッテリーで、プラグインHVという事でバッテリー容量が尋常ではない大きさのもので、通常のプリウスが電力容量6.5Ahのニッケル水素バッテリーに対し、こちらは電力容量21.5Ahのリチウムイオンバッテリーを搭載しています。
電圧も208Vで総電力量も4.4KWhという自動車用HVバッテリーとしてはケタ違いの物が積まれています。
モーターも最高出力82ps、最大トルク21.1kgmというものですが、入力電力がケタ違いなので力強さは別物です。
今回はほとんどEV走行モードで走りました。
そしたら、今までのガソリン+電動モーターの時よりも段違いにパワフルでスムーズな加速を見せてくれるのです(*´ω`*)
今まではどうしてもモーターパワーは出せても電力がそこまで強くないため、全力を出せていませんでしたが今回は容量の大きなリチウムイオンバッテリーとの組み合わせで完全なEVとしても使えるとなって、電動モーターのパワー感も違います。
地下駐車場から地上に出るまでのきついスロープで既に違いがわかります。
今までは結構強めに踏んでエンジンも呻りを上げて登るような坂で、普通のプリウスも結構な勢いでエンジンが回っていました。
PHVでも流石にエンジン回るかなぁ...と思っていたらエンジン始動は全くなく、モーターのみで登りきってしまいました(;´Д`)
地上に出て、加速すると出足から今までのプリウスとは全く違う鋭い加速感が襲ってきます。
同じアクセルの踏み方でもノーマルのプリウスとは段違いのパワフルさを見せてくれるのです!!(*゚▽゚*)
今までは2リッター並みのパワフルさという感じでしたが、このPHVは2.5リッタークラスのパワフル感があると思ってもいいかと思います。
そして幾らPHVでもかなり踏めばエンジンが動くでしょう...と思っていましたが9割~全開に踏まない限りは一切エンジン始動しません...
従来プリウスのフル加速に近い加速までもモーター単体でカバーできてしまうほどなのです....
カタログには時速100km/hまでならモーター単体での加速も出来ると記載があります。
とにかくモーターパワーが凄まじくて街中では完全に電気自動車として使えるレベルのものです。
さらにすごいと思うのは、100%EVの日産リーフよりも自由自在に走りたいようにストレスなく走れる...という事です。
ドライブフィールがプリウスに似ているようで全くの別物であるわけですが、パワー感まで別物だとは意外でした。
そしてプリウスの弱点...トヨタ式HV全般の弱点とも言える、強めにアクセルを踏んだ時のパワー感のラグというか、あとからジワジワくる感じが全くありません。
完全電気モーターなので、踏んだ瞬間にパッとパワーが立ち上がり思いのままにヒュンヒュン加速してくれます(*´ω`*)
パワー感はやっぱりガソリン2.5以上で、電動モーターのトルクの立ち上がり方も考え同じように加速できると考えりゃ3リッタークラスの加速感を持っていますね(*゚∀゚*)
でも乗れば乗るほど「これがあのプリウスか!?」と驚きが隠せないですww
ほぼ無音でかなりパワフルなので、メーターを気にしてみていないとかなりの速度が簡単に出てしまいます...
今までのハイパワー車とは違う意味で免許がなくなる車ですww
全開加速するとエンジンも力を貸すような形ですが、ここでもやっぱりノーマルプリウスとは別物のパワフルさ.....
発進では今まで以上にパワフルで、持って行かれ方も尋常ではないぐらいでタイヤもグリップギリギリのトルクが叩きつけられて、キィィィン!!!という高周波音と同時にエンジンもだんだん回転が上がって行きますが、完全にモーター主導の加速フィールでパワー感も物凄いです...
普通に2.4ハイブリッドのSAIやレクサスHSよりも速くて、もしかしたらクラウンやレクサスISの2.5HVに迫るんじゃない?というほどの加速力なのです(((゜Д゜;)))
中間加速も踏んだ瞬間にアクセルにリンクしてモーターがフルパワーで来るので、ノーマルのジワジワくるもどかしさは一切感じることなく、ガツン!!というほどではありませんがスゥー.....っとものすごい力で吸い寄せられるようなスムーズでムラも途切れもない今までに感じたことのない加速感が襲ってきます。
意外な程速くて、エコカーだからって馬鹿にしているととんでもない目に遭う車ですね...(;´д`)
試乗の最中、HVモードも試しましたが簡単に言えばちょっと重い普通のプリウスになってしまうので、あのEV走行の俊敏で自在に走り回れたのを体験してしまうと「遅い」というものになってしまいます...
アクセルを踏んでもさっきのように加速してくれないし、トルクも足りなく感じるし..モーター走行と同じように加速しようとするとエンジンが呻りを上げる...うむむ..ちょいと残念...となってしまいます(´・ω・`)
この車には電気式のCVTが入っていますが、ほとんどモーターパワーが動力になっているので今までのようなギアの動力伝達の概念は全くと言ってもいいほどないでしょう。
でもBレンジやアクセルオフの時の回生ブレーキはかなり進化していて、ノーマルプリウスと比べてかなりスムーズに...自然に効くのが印象的でした。
自然にはなったけど、Bレンジの効きはちょっと甘いかな?位まで抑えられていますね。
フットプレーキも相変わらずカックンになりがちですが、踏む力に対して忠実に効く感覚は今までよりも強いもので、思った以上にガツン!と来たり緩く踏めば思った以上に効かなかったり...というのはそこまで感じませんでした。
でもスムーズなブレーキングができるようになるまではちょっとした慣れとコツが必要ですね。
乗り心地の方はというと、プリウスの現行前期はもちろんの事、後期の改良サスが入ったものよりもさらにしなやかになっている物でした。
後ろにかなり重量のあるリチウムイオンを背負っていることもあってか、後ろからくる突き上げ感がまたさらに改善されているような感じですね。
遮音性もノーマルよりも念入りにされているということもあり、路面からくるあらゆる音も静かになっているのが特徴です。
今までならゴトゴトゴト!!!ってかなりの勢いで聞こえてきたような荒れた路面を走っても、確かに音はするもののそこまで気になるような大きさで聞こえてこない...といった感じでした。
走りもノーマルプリウスよりフロント回りの軽さと言うか、今まであった切り返しのよっこいしょ感があまりなくて、それなりにすっきりしている感じもなかなかです(*゚∀゚*)
何というかハンドルが自然に戻ってくる感覚が今までよりも強く感じます。
でも、サスの容量不足感というのはちょっと飛ばすと割と感じやすいものですね。
254号線の橋付近をそれなりのペースで走ると、サスが結構フワついて思いっきり浮き上がったかと思えば一気に沈み込んだりと、いまいち落ち着けない感はありますね(;´д`)
この辺は、乗り心地の悪化は免れないと思いますが、ノーマルのツーリングPKGのスポーツサス+17インチタイヤが欲しくなる一面でした。
それでもマツダアクセラHVの走りを体験してしまうとまだまだ物足りないものですが...
プリウスユーザーの方には申し訳ありませんが、今までのプリウスは運転する楽しさと言った意味ではちょっと違うかなぁ...というものでした。
でもこのプリウスPHVはプリウスのいいところはそのままに...悪い部分を徹底的に取り除き、今までとは桁違いのモーターパワーを手に入れたことによって、ガソリン車とは違う走りの愉しさを持った車でした。
プリウスPHVにヤラレタ...プラグインHVにしてやられた様な感じですww
日本一売れているクルマで、みんカラ内もユーザーが多くみん友さんも自身で所有されている方や家族が乗っている方も多いクルマで、満足していたりそうでもなかったり...というのも一番多い車種だと思います。
今までの動力性能、フィールでも満足している方は「これは凄い!!!」となるでしょうし、今までのモデルに乗ってそうでもないとか、期待はずれ...とか燃費のために我慢して乗っているという方がこのプリウスPHVに乗れば多くの人が満足するものでしょう...
この車の完全EV走行可能距離は実測で20km弱で、EV最高速は100km/h程という事です。
あとは上記も踏まえて何処に重石を置くかによっても、この車の評価は分かれると思います。
今回は街乗り主体での考えで感想を書きましたが、これが高速主体でとなるとこのPHVの良さは全くと言ってもいいほど無くなる...むしろ普通のプリウスの方がストレスなく走れるかもしれないし、燃費もいいかもしれない。
今ある家には充電用コンセントの設置ができるかとかそういうのによってもこの車が必要かどうかというのは変わってくるかと思います。
トヨタのほぼ全ディーラーには急速充電設備がありますが、24時間営業ではないので毎日充電しに行くわけにも行かず...
完全EV走行も20km弱と、長距離の走行を考えればちょっとしたブーストモードぐらいにしかならないでしょう。
でも車としての実力は申し分のないもので、あとは値段とどこまでインフラ整備が早い段階で整うかでしょうね。
自治体や、メーカーがどれだけユーザーを取り込もうと価格設定を考えたり、住宅などに格安で工事をできるようにするとか月極駐車場や集合住宅向けには公共の充電サービスステーションをどこまで増やせるか...如何に色々と補助をしようと考えるか...だと思います。
いまは走ってる台数自体も少ないので、そうはいかないですが最低でも各市町村満遍なく2個か3個は点在して公共のそういったのがないと到底普及はしないでしょう。
あるいは充電ステーションももうちょっと数を増やさんと難しいでしょう。
あと、このプリウスは急速充電が対応していません。
使う頻度によっては毎日充電することになるのでしょうから、今までのガソリンを入れると同じぐらいの時間若しくはそれより短くないとダメかとも思いますね。
いい車なのに、欲しくても充電設備が整わずダメで買えない...そうなると補助金なども考慮した上でも価格差を考えれば普通のプリウスの最上級グレードかSAIを買ったほうがいいってなりかねません。
技術はとっくに出来ているのにインフラ整備が全くに近いほどダメ...
なんとももったいない話だと思います。
アムラックスが登場してからの23年の間に登場した、トヨタの歴史に載る様な車たちが展示されていたり、今日はグランドフィナーレということで色々なセレモニーも開催されていました。
何とニコ動のピアノで弾いてみたで有名なまらしぃさんもアクアのCM繋がりで登場してミニライブまで開いていました。
生まらしぃの演奏聴けて良かったです(*´д`*)
ここが無くなってからはお台場のメガウェブがここの受け皿になるという事ですが、わざわざあっちの方までは行く人少ないと思いますね(;´д`)
池袋にあったから仕事の合間とか遊びに行った片手間にふらっと寄れるのが良いところだったのに...
トヨタとしてはメガウェブは東京都から土地を買い取ってまで残したものだし、こっちのほうが車の事を教えてくれるオネーサンが圧倒的に多かったり、カタログもメガウェブが有料なのに対しこっちはDと同じように無料で配布していたりと設備費は馬鹿にならなかったものでしょうから、しょうがない事だったのかもしれませんね。
でも数々のコラボ公式痛車展示や試乗、発売前の新車の特別展示とか盛り上がりもお客さんの入りも未だに全く衰えていなかっただけに寂しくなりますね(ノД`)