
本日はレクサスのディーラーに行きました(´∀`*)
担当からいつになったら来てくれるんですかーって言われるくらい見に行けなかった...w
年初めに後ろから突っ込まれた事故の事で時間差で膝と腰が痛くなっちゃって、完治するまでは慣れない車に乗るのもなーと思いながらディーラー突撃レポはお休みしてました( ̄▽ ̄;)
お目当ては勿論、新型RCです!!!
それではまず写真をどうぞ!!
フロントはいままでのレクサスで一番攻めたデザインしてて、スピンドルグリルも一番角度がキツイものです。
試乗車はFスポーツなので専用スポーツバンパー+メッシュグリル仕様です。
リアスタイルはRCの真骨頂とも言えるもので、かなりエロいですヽ(*´∀`)ノ
BMWの4シリとかとぶつかるサイズですが、ボリューム感は比じゃないくらいRCのほうがあります。
試乗車はFスポーツだったので専用の18インチタイヤ&ホイールが履かされています。
フロントフェンダーにはFスポのエンブレムも付きます。
試乗車のボディカラーはヒートブルーコントラストレイヤリングという5層パールコートのとても綺麗な青で、こんなに鮮やかで表情深い青はそうそう見ないですヽ(*´∀`)ノ
内装はISに準じたもので、LFAの雰囲気と同じ感じがとてもスポーティですヽ(・∀・)ノ
メーターはフル液晶で、こちらもLFAを彷彿とさせますヽ(´▽`)/
センターコンソールは最新のタッチパッド式のナビコントロールやドライブセレクターが並んでいます。
最近のレクサスのいいなぁ...と思うのがシートの出来の良さですヽ(´▽`)/
このRCもサポート性や掛け心地、硬さなど絶妙です!
今回試乗したのは、ノーマルRCでは一番スポーティなRC350 Fスポーツですヽ(*´∀`)ノ
エンジンはISやGSにも搭載されている、3.5リッターV6NAのD-4Sで最高出力318psを6400回転で、最大トルク38.7kgmを4800回転で発生させるものです。
クーペというよりはスポーツカーに相応しいパフォーマンスですが、乗ると外見やスペックから来る印象とは全然違って最初は少し戸惑うものでした。
実際に乗ってみるとかなりマイルドなクルマでした。
最初はドライブモードをノーマルにして走っていましたが、洗練されすぎていると言える位滑らかで大人しいものでしたね。
下手したらベースになった4ドアのIS350よりも穏やかなんじゃない?とさえ思えるほどで、スロットルに対して車の動きがとても穏やかでおっとりしたものなのです。
おっとりとは言っても、1500回転も回ってれば周りの流れに乗ることは朝飯前だし、そこからアクセルを踏み込めば相当パワフルな加速も見せてくれます。
でもパワフルな加速に行くまでのパワーの出方がなんというかLSみたいなスルスルスル...っと行く感じです。
ISでも踏めばもうちょっとドーン!と行くような印象であったので、RCでは更にすごいかと思ってたら逆でした。
そして遮音性もISよりも更に高くなっているようで、エンジンの音も静かになっていました。
ISも250と350を比べると意外と250の方がイイ音させてましたが、RCになると常用域での大人しさというか音の上品なおすまし娘的な感じはGSと同じ位と言ってもいいかもしれませんねぇ...
レクサスとはいっても、2ドアクーペでむしろスポーツカーに近いキャラ付けしてるんだから、もう少し聴かせてくれてもいいのに。と思うくらい静かでおとなしいです。
大人しいとは言っても、3.5リッターのパワーは伊達ではなくてちょっとでも多めに踏めばオォォ...と焦るパワーがすぐに出てきます。
そして街中では1500回転も回らぬうちにこまめに変速して、巡航状態では1100~1300回転で走ることがほとんどでしたが、その時もパワー不足と無縁で大排気量ならではの懐の深い下から押し上げる加速感があります。
普通にちょこんとアクセルに足を乗せてるだけで巡航だって追い越しだって楽に出来ます。
ノーマルモードでは、有り余って持て余し気味のパワーを余裕としてうまく振り分けられている様なものですね。
このパワーとトルクを味方につけてのゆったりクルージングはこれはこれで中々いいものですヽ(*´∀`)ノ
ドライブモードをSport Sに入れて走ると、スロットル特性やシフトマップが変わってゆったりした感じから一変、かなり走りの制御に振られます。
アクセルの踏みに対してのレスポンスが良くなり、パワーもすぐに出てくるものになります(^-^)
このサイズに3.5リッターエンジンなので、意外な程にパワフルと言ったらおかしいですが、ノーマルモードのおしとやかな感じとはかなり違いスポーティさを前面に押し出した制御で随分攻めた制御してるな...と思います。
スロットルレスポンスが変わったことにより、パワーの乗りの良さというか伸び感もかわり、NAならではの感覚にマッチした気持ちのいい伸びのある加速感が感じられます。
パワフルっちゃパワフルなんですが、乗りやすさは損なわれていないので街中で走る分にも気苦労は全くないでしょう。
このモードではエンジンのパワフルさを出しつつも乗りやすさや扱いやすさ重視と行った感じでした。
そしてドライブモードをSport S+に入れたときにこのクルマの本気を初めて解き放ちます。
スロットルレスポンスはSport S時と同じですが、ミッション制御が更に回すものとなり、トルクとパワーが最もつまってる美味しいゾーンを多用するモノになります。
このモードでは3.5リッターエンジンのパワフルさにも驚かされますが、何よりも気持ちよさが半端じゃないです!ヽ(*´∀`)ノ
特に2000回転過ぎたあたりからのすぅーっと伸びる加速感はNAならではの感覚にあった加速感で更にパワフルとくるので、あまりの気持ちよさについつい踏みがちになってしまいますねww
そして3500回転付近から吸気音を聴かせる、サウンドクリエイターが作動するので静かだった低回転域とは一転、クォォォォン...となかなかイイ音を聴かせてくれますヽ(´▽`)/
そしてそれと同時に伸びの良さというか吹けの良さが一段と上がり、ターボでは決して出せない気持ちよさがあるのです!!
Sport S時よりも更に吹けが気持ちよく伸びるようになっているので、積極的に回したくなりますねヽ(´▽`)/
それで超パワフルであり、伸びやかさに至っては大排気量NAならではの濃密なものなので、全開にせずともかなり楽しめるユニットですヽ(*´∀`)ノ
乗ると「ホントにトヨタのV6か?」と思うくらい気持ちのいいものです。
でもノーマルRCのトップグレードの実力は?ということでフル加速も試みました。
ドライブモードは勿論Sport S+でTRCはオンのまま、ギアはMTモードでのスタートです。
ゼロ発進ではアクセルを踏み込んだ瞬間に一瞬ハンドルが取られて瞬時にTRCは介入、でも無闇には絞らずにすぐにウオオオオ(゜ロ゜)とビックリするようなパワフルな加速感を見せつけてきます!
400psとか500psというようなモンスター級ではないので、頭が仰け反るとか踏んでヤバい...というような危険な速さこそ薄いものの、スポーツカーと呼ぶに相応しい速さで、加速Gもかなり強くてシートにギュッと押し付けられる加速をします。
ホントに速い!でもこの車の本当のスゴさはそこではなく、3000回転付近からクォォ-ーーー!!!!!と聞こえてくるあのV6にしてはメチャクチャ良い音が5000回転を越えたあたりから更に快音を響かせるようになり、そのまま6500回転オーバーまでコォォォォォォォ!!!と一段と響かせるものになります!!
そしてパワー感も回せば回すほど盛り上がってくるNAならではの感覚で、7000回転まで一気にヒュンヒュン回ってしまうのです(*´д`*)
メーターもLFAのようにレッドゾーンに当たると色が変化しメーターを注視しなくてもわかるもので、ギミックに凝ってて面白いメーターですw
中間加速も踏み込んだ瞬間にパワーが下から押し上げてくる底力の非常に強いもので、7000回転まで淀みなく綺麗に吹けきってくれます(*´д`*)
特に3500~トップエンドまでの伸び感というのは一段と鋭くて、同じエンジンを積んでいるD-4インジェクターのGSでもこんなに勢いよく綺麗に回らないだろう...というものですがRC用のユニットはかなり弄ってあるみたいで、とにかく気持ちよさが際立つユニットですヽ(*´∀`)ノ
でも気持ちいいだけではなく、300psオーバーのハイパワークーペであるので一度牙を剥けば普通では手に負えるギリギリの速さというか、ホントにメチャクチャ速いです((((;゚Д゚))))
この車にはトルコンの8速ATが組み合わせられます。
でもこのRC350に搭載されるのは、クラウン3.5リッターと同じものではなくIS Fが初搭載だった8速SPDSミッションです。
このミッションはトルコンATであってもレスポンスを極限まで追い詰めたものです。
普通にクリープもするし変速ショックも皆無ではありますが、トルコンを使うのは発進時の一瞬と1速のみで、2~8速ではフルレンジでロックアップをかけるというものです。
走り出しはAT感覚、速度が乗って加減速をさせるとセミATの様な走行感覚のものです。
なので、ドライブモードによっては些細なアクセル操作にも敏感に反応するところもあり、特にSport S+では低いギアを多用するということもありアクセルのオンオフで頭が前後に振られるほど過敏になるところもありますね。
でも、走りたい時にはこのミッションはATではこれ以上ないくらい気持ちのいいシフトスピードとレスポンスの良さが味方してくれます(*´д`*)
ギアレシオも8速ということでかなり接近しているので、トントントン...と歯切れよく決まっていきます。また、パドルシフトのレスポンスも申し分なくてパドルを引いた瞬間に間髪入れずに変速できるのでシーケンシャルモードでもまったくストレスなく、むしろコッチのほうがスムーズに走れるくらい味付けはうまいものです。
ノーマルモードにしておけば、8速ATのただひたすらスムーズな変速ショックは勿論のことこまめに変速するので目でメーターを追わないと変速したのがどうかすらわからない位のモノになります。
ノーマルモードでもフルレンジでロックアップするものの、加速時にしかしないみたい様で、減速時ではエンブレは効かずにすーっと進みます。
試しにシフトダウンしてみましたが、Sport S+ほどエンブレが急激にかかることもなく、あくまでもスムーズさ優先なんだなと思いました。
乗り心地の方はというと、また意外なものでベースになったISよりもしなやかかな?と思うものでした。
剛性アップや拡幅された上でのトレッド拡大などが主な要因かと思いますが、IS350 Fスポよりもバタバタ感というか硬さが薄れている感じです。
実はこのRC350Fスポに乗る前に、RC300hのバージョンLで軽く走ってみたのですが脚の感触的には、ノーマルの方がさらにしなやかです。
このRCのFスポの脚は標準仕様の脚で言えば丁度Sport Sとノーマルの間くらいの硬さと言えます。
でも、標準脚のハイブリッド仕様と比べると後ろの荷重が軽いためか、道路が波打っているところや速度抑止のゼブラゾーンになっている所などでのリアの揺れの収束といった意味ではこちらのほうが自然に戻りますね。
街中域では全体的にしなやかな印象が際立ちました。
Sport Sモード或いはSport S+に入れると減衰力調整が変わって気持ち硬めになり、ハンドルの切れもクイックに曲がるものになりますね。
硬さが変わるとは言っても、ほんの僅かなレベルで普通に走る分には変わったことを意識するまでではありませんでした。
高速の継ぎ目でもコトン...コトン...と僅かに揺れが伝わるくらいで
こう書くと、ファッション重視の2ドア車であると思われそうですが、そうではなかったのです。
走れるスポットでかなりのペースで流していくと、本気のスポーツカーに違いないと言えるくらい攻め気味セッティングなのです(*゚▽゚*)
ベースのISとはトレッドの拡張などもあり、さらにどっしりとしていて特に左右に切り返した時の姿勢の変わり方というか余裕感に大きな違いがあり、ISよりも重心が下がっているようなものです。
そして、走りの性能で主に影響しているのがLDH(レクサスダイナミックハンドリングシステム)と呼ばれる4輪操舵システムでしょう。
これは後輪を同位相に最大1度切れるシステムで昔は日産もHICASシステムとして使っていた技術で、簡単に言ってしまえば4WSをさらに進化させたものです。
GSのような大柄ボディではないので、小回りを手助けする低速逆位相はRCには搭載されません。
これによって、ハンドルを切ってからの車の動きの素早さというか応答性はかなり驚くもので、物凄いクイックに動き回ります(;´Д`)
クイックではあるんですが、不自然なフィールとか安定性は一切犠牲なっておらず、あくまでも感覚通りに走ってくれるのでめちゃくちゃ気持ちいいですよ(*´д`*)
なんというか、ハンドルを切ってからフロントとリアが同時に向きを変えるというか、素早く切っていくと多少なりともリアが一瞬だけよれる感覚というのがあるんですけど、このLDHだとそういうのが全くなくピタッとついて来て、追従性も一切失われない、普通の感覚では考えられないクイックさとコーナーでの安定感のバランスの高さはただただ驚くばかりです。
IS FよりもこのRC350のほうがコーナリングスピードは圧倒的に速いと言えます!!
ちょっと古いけど、IS Fも2012モデル以降はかなり走りやすくなってコーナーでのピーキーさもなくなり速くなっていましたが、このRCでは本気のFではないけどIS F以上にコーナーでの扱いやすさと安定性、スピードを身につけてしまっているのです...
低速ヘアピンよりも中速~高速コーナーでの威力は凄まじく、効果がわかりやすいというか乗り比べしなくても「なんか普通の車と違うな」ということに気づくかと思います。
さらにコーナーが複合とか左右に続くような所で舵角が変わりながら行くところでは本領発揮とも言えるところで、常にスタンバイ状態というか車がついてくるのにいっぱいいっぱいということが全くなくてササッとついてくるので思い通りに走れすぎてヤバイ位楽しいですよ(*゚▽゚*)
こういう後輪操舵システム付きはS字で逆にイタズラするというか、無い方が気持ちよく走れるものが多いですがRCではそういったことは全くなく、上に書いたように自由自在ですヽ(´▽`)/
そして、脚回りそのもののチューニングやボディ剛性のバランスもめちゃくちゃ良くて、LDHに頼りきってしまっている感覚が全くないのもまた良いポイントですね。
どうしてもLDHの有り得ないレベルの安定性と追従性に目が行きがちですが、荒れた路面でのいなし方とかも日本車にしては驚異的なレベルでバタつき感やゴツゴツして落ち着きをなくすってことが皆無なので、クルマそのものの素質も高いですね。
全体的にISよりもボディが堅い印象を受けますね。
これは2ドア化の恩恵かと思いますが、ISよりも上屋がしっかりした分足回りに多少のマージンの幅を大きく持たせているような感じです。
かなり楽しくてついつい振り回したくなってしまうような味付けになっていました(*゚▽゚*)
欲を言えばもう少し軽ければ...w
試乗してみて思ったのは、意外と全般的にマイルドであったという事でした。
試乗車はノーマルシリーズ最強の350Fsportだったのですが、脚回りはけっこうしなやかでかなり快適なものであったし、攻めてはいるんだけどどこか抑え気味感があるものでした。
攻めているという意味ではIS350の方が上かもしれませんね。
でも担当は「ISと違って、これの上にRC FがあってのRC350だから...RC Fはホント凄いですよ...」という事でいつか乗れる時があれば楽しみですね。
RCのキャラはファッションで乗る2ドアクーペといったところでしょうか。
本気で走ればかなり速いけど、本当の顔は肩肘張らず街中をサラっと走るシャレオツな車ですね。