目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
以前から青文字盤のタコメーター付メーターを探していました。先日、「みんカラ」を覗いていたら、ヤフオクの「おすすめアイテム」に突然出てきたのです。天のお告げ、と思い、10,000円の即決でポチりました。(競っていた方にはごめんなさい)
もちろん上段がタコメーター付きですが、左端にセレクターインジケーターが並ぶAT用は頻繁にヤフオクに出ているものの、MT用は滅多に出ないのです。
2
元々付いていたタコ無メーターです。左上が寂しいですね。
TTサンバートラックにはタコメーター付きの設定が無く、付けたい場合には、社外品のタコメータを単体で増設するか、兄弟車のサンバーディアス用を流用するか、のどちらかの方法になりますが、私はシンプルにまとめたかったので、ディアス用を探していたのでした。
3
作業途中の写真はあまり撮っていませんが、ステアリングコラムカバー下側を外し、ステアリングシャフトを固定するボルト4本を緩めると、ステアリングユニットが下側にずらせますので、メーター前部カバーを外し、苦労してコネクターを外せばメーターユニットが引き抜けます。諸先輩がたの記事を参考にしました。
4
他車ではエンジン回転数信号をタコメーターへ結線すれば出来上がり、ということも多いのですが、サンバーは違いまして、左右に別れたコネクターの配線を入れ替える必要があります。配線は16ピンコネクターが2つですが、コネクター形状は一緒でも結線が全く違いますので、コネクターを入れ替える必要があります。写真はコネクターを抜くために作った道具です。材料はワイパーゴムの心材で、幅2mm以下になるように削りました。コネクターのコード側から金具に沿って上記の板を差し込み、金具のロックを外せば抜けやすくなります。
5
メーター本体ですが、走行距離を引き継ぐため、オドメーターを元の車から移植しました。メーターの針を抜いてネジ2本を緩めれば、オドメーターが外れます。文字盤はディアス用タコ付きメーターの方が厚みがあり、針の根元にも小さなカバーが付くなど、贅沢な造りになっています。文字盤が薄いタコ無メーターは、オドメーター取り付けネジ部分に白いスペーサーが付いていますが、スペーサーを外せば両者のオドメーターは同じものだったので、すんなり付きました。
(数日後、速度表示が約1.5倍になってしまったことに気付き、メーター本体は元に戻し、オドメーターのみ交換しました。次の整備手帳に載せました)
6
一番大変なコネクターの入れ替えですが、「サンバートラック」さんを始め、先輩方の記事を参考に、コネクターを入れ替えてバッテリーを繋ぎテストしてみると、MT車だからでしょうか、数カ所違うところがありました。デフロックやAWD、ABSなどの警告灯は仕様によって違いますが、メーター裏のランプそのものを付け外して対応するようになっており、メーターそのものは共通のようです。
何度もコネクター金具を入れ替えてはメーターに繋いでテスト、を繰り返し、うんざりしましたが、最終的にはこの表の結線で、解決できました。
7
エンジン回転数は、運転席後ろのコンピュータに繋がる配線から取り出し、運転席ドア開口部のウェザーストリップ内を這わせました。上記のコネクターに合う金具を持っていなかったので、コネクター経由ではなく、回転計裏の固定ネジに直接繋ぎました。
8
配線間違いの修正も重なり、ほぼ1日仕事になってしまいました。
想定より時間は掛かったものの、何とか終えられてホッとしました。やっぱりタコメーターが無いと、クルマって面白くないですよね。
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