ブランドの価値

皆さんも少しはブランド品というものをお持ちだと思う。
クルマにもブランドがあり、そのブランドを信じて購入する。
鞄にも服にもブランドがある。
ブランドは長年鍛えられたものだけが良いと思っている。
新ブランドを立ち上げました、たくさん売れましただけではブランドになりえない。
長年愛されて初めてブランドとなるのである。

私も長年DUNHILLを愛用している。
この煙草入れもその一つ。




これは２５年ほど前に買ったものだ。
長年使い続けているが、傷が入っている以外、どこも壊れてはいない。
大きさはDUNHILL　INTERNATIONALがぴったり入る大きさである。
現在、日本でこのたばこは売られていないが、日本のタバコのようにスカスカしていない。
葉がしっかり詰まってるので吸いやすいのだ。
再度、販売してもらいたい。

またカジュアル系の服もDUNHILLが多い。
半袖、長袖はほとんどがそうだ。
素材が特別なわけではないが、１０年選手もけっこうある。(笑)
高価な分、大事に使うから長持ちする。
時計もIWC、エルメネジルド・ゼニアのセーターなどを持っていたが、このブランドを知らない女の子にモテないので使うのを止めた。(笑)

スーツのお気に入りは無名ブランドだが、ロサンゼルスのイタリア人が経営するイタリア生地のスーツ。
昔は、香港で英国生地を買って日本で縫製してもらっていたが、今は香港に行かないので作ることはない。当時は最高級英国製生地が１０万程度で買えた。

無名ブランドなのに、何故、イタリア人の服屋でスーツを買うのかというと、そこの経営者が私のサイズを一発で見抜いたからである。これが信頼する理由だ。
スーツの上着のポケットがダミーなのもお気に入り。
え？ポケットがないの？と思われるかもしれないが、スリ対策と体のラインが壊れないようにするためのデザインなのである。ポケットいっぱいに物が入るとおかしいからだ。

昔、今東光という坊主作家がいたが、彼もスーツに小型拳銃が入る内ポケットを作って自慢していたことがある。小型拳銃用のポケットなど必要ないのに、彼は彼なりにおしゃれを楽しんだのである。

ずっと愛し続けられるブランドがあれば、ずっと愛してほしい。
それがブランドを作るのだ。

※サントリーオールドのCM