冷却水交換

ラジエーターの冷却水を交換しました。

ジャッキで上げ、フロント両輪の後ろに馬を置きました。
最初にカバーを外します。４か所、８のメガネレンチでねじを外します。




ラジエーターの排出口は、この位置です。




カバーを外すと赤いパーツがありますのでドライバなどで回しますが、短いホースを用意して
冷却水を箱に入れるよう準備します。排出口は赤いパーツの上の部分です。




こんな色の冷却水が出ました。
かなり薄いですね。
どうりで信号待ちの時に水温が上がるはずです。
交換後は、８２度近辺でピタと止まっています。



暖房をつけエンジンかけ温めます。
サーモスタットが動き始めたと思ったら、エンジンを切り、下から赤いパーツを回して
冷却水を排出します。これは下水に捨てられませんので、懇意のガソリンスタンドに
いらないポリタンクに入れて持っていきます。（笑）

４，５回ほど水道水を入れて、繰り返すと排出された冷却液が透明になるので
原液を入れます。SLKは９リッターなので透明になった時点で水道水がラジエーターに
半分残ってる計算になります。それでLLC原液を入れます。４リッター入れましたので
濃度は４５％です。０．５リットル足りない分は水道水を入れて調節します。
マイナス４０度になるような場所には１００％行きませんのでこれでじゅうぶんです。

使用したLLCはベンツ純正ではありません。
通常の緑のLLCです。たぶん日産用のやつです。
LLCにはアミンタイプとノンアミンタイプがあり、これが混合するとおかしな挙動を
するようになると思われます。
私の使ったLLCはノンアミンタイプ（新車ならノンアミンです）です。
LCCの激安品を使う場合は、よく確認してください。

それから、トヨタ系用の赤いLLCと日産その他用の緑のLLCがありますが、色の違い
だけで全く意味はありません。
法律上、色を付けることが義務付けられているので着色しているだけです。
区別はアミンタイプかノンアミンタイプかを見分ける必要があります。

ベンツ純正とはほとんど同じ内容物ですが、添加物が違うようで欧州車は純正品を
使ったほうが良いと思われます。私は人柱として入れてみました。
調子が悪くなる報告が多いので、みなさんはベンツ純正の冷却水を使ってください。


冷却水交換はこれでOKなのですが、見たくないものを見てしまいました。（笑）
タイロッドエンドのブーツ（グリスの入ったゴムのカバー）が割れていました。
両輪ともです。これでは車検に通りません。
次の機会に、これを交換します。