新プログラムの説明(PCX専用ヘッドライトコントローラーキット)
投稿日 : 2014年06月01日
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久し振りにヘッドライトコントローラーのプログラムをバージョンアップしました。
新機能は2つ。
1つ目は点灯タイミングを遅延させる機能
7カ月以上前に作ったらeSPにしか対応していなかったので封印していましたが、日本仕様初期モデルとタイ仕様にも対応しました。
2つ目はヘッドライト信号の確認機能
キットの組み立て後、配線間違いや部品の破損、PCX側の何らかの原因でコントローラーが動作しない場合にヘッドライト信号がどのように入力されているのか時間軸を拡大してズーム表示する機能です。
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点灯遅延機能
ヘッドライトコントローラーはアイドリングストップに合わせてヘッドライトをON/OFFするのですが、AGCスターターの作動でバッテリー電圧が瞬間的に下がります。
画像の波形は納車から14ヶ月、15000km走行時点の状態です。
バッテリーが劣化すると落ち込みが更に大きくなりHIDが点灯に失敗すると予想しています。
それなら、ヘッドライトをONするタイミングを遅らせればというアイデアはみん友のぽてさんから頂きました。
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バッテリーを何処まで使い倒すかという話になりますが、エンジンが掛かるなら少しでも長く使って交換は先送りしたいもの。
そのためにヘッドライトコントローラーを作ったのにヘッドライトの点灯失敗でバッテリーを交換しては本末転倒です。
関係ないですが、この「転倒」という単語は嫌いです。(笑)
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DIPスイッチの設定表です。
点灯遅延機能追加のために消灯遅延の設定パターンが減りましたが最大3秒だけは残しました。
点灯遅延は実際に使った感じで長くすると信号で発進するのに不安が有りましたので最大を1.2秒にしています。
(2014/6/7、2014/6/12追記: 点灯遅延と消灯遅延の説明が逆でしたので画像を差し替えました)
度々、申し訳ありません。m(_._)m
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テスト機能(ヘッドライト信号表示モード)
キットの組み立て後や使用開始後にトラブルが発生した場合にオシロスコープが無くてもヘッドライト信号が見れるように時間軸を拡大してLEDにズーム表示する機能です。
拡大倍率は500倍、1000倍、5000倍、10000倍の4通り用意しました。
機種により4~5ミリ秒のヘッドライトパルスを倍率により2~40秒かけてLEDに表示します。
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テストモードで実際に表示されるLEDの点滅時間一覧です。
全部ONにして電源を入れる(PCXのエンジンを掛ける)とテストモードになり、LEDが3回点滅します。
この後DIPスイッチの1~4の何れか1つをOFFにすることでズームモードになり、ヘッドライト信号がLED表示されます。
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モニターのご協力頂きました方々のお陰で正常に動作することが確認されました。
ここに厚く御礼申し上げます。
既にヘッドライトコントローラーをお使いで新バージョンのマイコンをご希望の方はご連絡頂ければ差し上げます。
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タイ仕様: 動きました(^_^)v
日本仕様初期型: 動きました(^_^)v
日本仕様eSP: 動きました(^_^)v
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