[DIY] リアサブフレームブッシュインサート取付
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
フロントノーマル
取付ボルトの他にブラケット固定ボルト2本とブレス固定ボルト1本を外す必要があります
2
リアノーマル
皿とボルトだけです
3
リアタイヤを外す
リフトアップする
デフを支える
4
フロント左右のボルトを抜けない程度に緩めます
リア左右のボルトを外します
デフを下げて隙間を作って、上下にインサートを入れます
シリコングリスを塗ると良いでしょう
インサートを入れた後、ボルトが抜けない程度に締めます
デフを上げておきます
5
フロント左右のボルトを抜きます
デフを下げて隙間を作ってインサートを挿入します
ブッシュの隙間にバリがあると入れにくいので、その場合は細いドライバーでバリを取り除きます
ブラケットとボルトを入れて、デフを上げて前後左右のボルトを締めます
締付けトルクは108Nmです
フロントのブラケット、ブレス固定ボルトを締付けます
締付けトルクは60Nmで良いでしょう
リフトを下ろしてタイヤを取り付けておしまい
各部締付け忘れがないか確認しておきます
ゆっくりやっても約1時間半ほどの作業ですが、ジャッキアップだと面倒くさいし危険です
サブフレームを緩めるので、アライメントは調整した方が良いです
春になって夏タイヤに替えてから調整しますが、走った感じでは大きくズレてません
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6
純正リアサブフレーム(メンバー)は,ラバーブッシュを介してシャシに固定されており,高性能車の中には6ヶ所で固定されているものもありますが,多くの車は4ヶ所で固定されています。
BMWによると,ラバーブッシュ寿命は100~150kマイルとあるので,20万km前後はもつようです。
国産車の中には最初から強化ラバーブッシュを使用していたり,オプションでゴム硬度を上げた強化ブッシュを出しているメーカーもあります。
社外品でも,ラバーを使用しないリジットブッシュ,ポリウレタン製の強化ブッシュ,ブッシュ上下や下側に入れてセミリジット化する樹脂製や金属製カラー,ラバーブッシュの隙間に挿入して動きを抑える樹脂や金属製インサートなど,サブフレームの強化パーツが数多く出されています。
強化ブッシュやリジットブッシュは,サブフレームを車体から下ろしてブッシュ抜き取りと圧入作業が必要ですが,セミジリットやインサートはサブフレームを下げるだけで取付できるので簡単です。
似たような商品にリジカラがありますが,ブッシュ内径とボルト径のガタやボディのボルト穴とのガタを詰めて,サブフレームのアライメントを合わせ,その部分で動くことを抑えるもので,ブッシュ強化とは効果が異なります。
サブフレームはラバーブッシュを介してボディに固定されているため,加減速時には前後,コーナリング時には左右,路面の凹凸に合わせて上下にと常に動いており,強化することでその動きを抑えるというものです。
加減速や転舵時の挙動やサスペンションの動作にリニアリティが出ますが,NVHはインサート<強化ブッシュ<セミリジット<リジットの順に悪くなります。
サーキット走行するなら別として,リジットは街乗りメインの車両には不向きでしょう。
また,金属製カラーを入れるセミリジットもブッシュの動きを止めてしまうので,リジット同様にNVH悪化は避けられないでしょう。
強化ブッシュや樹脂製カラーを入れるセミリジット,ブッシュの隙間を埋めるインサートはブッシュの動きを抑えるだけなので,NVH悪化は多少マシですが,それでも悪化は避けられません。
今回,ポリウレタン製インサートを挿入したことで,リアの挙動に良い意味でのリニアリティが出ましたが,NVHは悪化していないと言えません。
悪化度合いですが,デフの振動が伝わってうるさいとかではなく,今まで路面の凹凸による初期入力をブッシュで受けていたのが,ダイレクトにサスペンションが受けるようになったことが大きいと思われます。
それにより,ショックの減衰を上げたような,フワフワ感がゴツゴツ感に変わったような感じになります。
嫁は気がつかなかったので,大きな悪化ではありませんが,乗り心地を重視する場合はお勧めできません。
ポリウレタンは加水分解によって一気に破壊することがあり,耐用年数はだいたい3年程度で,耐油性が高いとは言えないので,挿入時に鉱油系グリスを使わず,使うならシリコングリスが良いでしょう。
なお,仮に一気に破壊しても,固定は純正ブッシュを介しているので,それが原因でどうにかなる可能性は低いです。
メリデメを念頭に装着は自己責任でどうぞ
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