
先日整備手帳でオイル交換を
あげたとき
みん友さんより
私の走りにオイルが合っていないのでは
とご指摘をいただきました
ツインは過走行のNAだから
漠然とちょっと粘度固めの鉱物油でいいかと
考えていました
TAKUMIモーターオイルHPをみていると
愛車お勧めの交換時期は
『オイル交換をしてもフィーリングが
極端によくならないくらいの時』
がお勧めの交換時期だそうです。
粘度は添加剤で作られています。
この粘度を作り出す添加剤の寿命が短いと早期に劣化して、
粘度を維持出来なくなってしまうそうです
エンジンオイルの主な役割は
潤滑・密封・冷却・洗浄分散・防錆の5つ
エンジンオイルは高温にさらされると
粘度が下がり酸化が進み本来の役割を果たせなくなります
粘度が低下すると正常な油膜が作れなくなって、
摩耗が進んでしまう原因の一つになりますね
私に当てはめると
平日はちょい乗り、休日は長距離なので
オイルが高温にさらされている時間が長く劣化がすすみます
私の場合3000kmから4000kmで交換していますが
交換後のフィーリングがかなり違います
今使っているオイルは私の使用状況では
添加剤の寿命が短いようです
エンジンオイル劣化のメカニズムはこちら
ベースオイルとはなんぞや
エンジンオイルは、一般的に
その成分の約80%を構成する『ベースオイル』と、
残りの約20%を構成する『添加剤』をブレンドしたもの
エンジンオイルの種類はこの約80%を構成する
『ベースオイル』の種類によって特徴が分かれているそうです
グループⅤ エステル系、動植物由来、その他グループⅠ~Ⅳに属さ ないもの全て
グループⅣ パオ(PAO/ポリアルファオレフィン)
グループⅢ 高度水素化分解基油
グループⅡ 鉱物油
グループⅠ 鉱物油
化学的に精製、各種反応処理されたグループⅢ~Ⅴが化学合成油、グループⅠ、Ⅱが鉱物油と認識されています。
グループⅠは主に船舶用や機械、工業用としての使用
自動車用エンジンオイルとしてはグループⅡの鉱物油が用いられます
エンジンオイルの性能を左右する一番の要素が
このベースオイルになります。
性能の高い順に化学合成油>部分合成油>鉱物油
となっており、エンジンオイルの商品価格もそれに比例しますね
化学合成オイルは分子が小さく密度が高い。
密度が高いと、熱しにくく、冷めにくいのです。
化学合成オイルは、一度油温が上昇してしまうと、
なかなか油温は下がってきません。
鉱物オイルは分子が大きいので、熱しやすく、冷めやすい。
油温は素早く上昇し、素早く冷めるようです
冷却に関しては鉱物油がいいのかな?
密度が高い分 化学合成オイルが油膜切れが置きにくいのか?
添加剤の内容により鉱物オイルでも
化学合成オイルに匹敵する性能を発揮する
オイルもあるようです
エンジンオイルが汚れる4つの理由
1:元々エンジンに汚れが溜まっていて、その汚れが落ちた。
2:エンジンオイルに配合されている添加剤の劣化で黒くなる
3:摩耗が進み、ブローバイガスが大量にでているエンジン
4:熱による劣化
エンジンオイルの劣化状況の判断ですが、
劣化を色で判断するのは難しく、
清浄分散性能に優れるオイルほど、より早く黒色化するようです
汚れをオイル内部に取り込み分散させる(清浄分散性能)
のことで、特定の場所に水分やスラッジ、
その他の汚れが溜まらないようにする機能だそうです。
エンジンオイルが黒くなるのは、
汚れを取り込む作用が働いている証拠であり
悪い現象ではないそうです
私の場合 鉱物油でも洗浄分散性能があれば
あえて化学合成油を使わなくていいのではと思っています
(お財布にやさしいのが重要・・・)
オイルの粘度はどうなの
オイルの粘度は、『5W-30』のように表記されています
これをSAE粘度と言うそうです
『5W-30』の表記内のWは『Winter Grade』のWであり、
低温冷間時(エンジンスタート時)の粘度数値を表します
前半の数字が小さいほど低温で固まりにくい特性があります。
0Wなら零下35℃、5Wは零下30℃、10Wは零下25℃に
対応しています。
10Wよりも5Wのほうがエンジン始動時における負荷が小さく、
燃費も良くなります。
W側の数字が小さいほど始動時(クランキング時)
の動粘度が柔らかいですよという意味なので、
始動時にオイルが行き渡りやすいですよという意味です
後半の数字は、高温時の粘度を表していて
数字が高いほどオイルが固くなります
車の年式や走行距離を考えてみると
新車充填時のエンジンオイル粘度が『5W-30』であっても、
私のように20万Kmを超えると、
エンジン内部のクリアランス(可動部分の隙間の大きさ)が
金属摩耗によって大きくなっています。
エンジンオイルの5大役割のひとつに
燃焼室の気密保持がありますが、
クリアランスが拡大したエンジンに対して、
新車時のエンジンオイル設定では粘度不足ですね
そのためエンジンオイルの粘度をひとつ上げて、
燃焼室の気密保持性能を確保
オイルの粘度は右側(高温側)で判断するのが正解
5W-30指定車の走行距離が伸びてきたので
粘度に不安があるなぁと思ったら
5W-40を考えるのが正解ようです。
粘度を上げるということは右側の数字を上げるそうです
エンジンが停止状態では、
エンジン内部でエンジンオイルの循環も停止します。
ドライスタート対策として
有機モリブデンという添加剤が金属と金属の摩擦を抑える
機能を果たしているそうですね。
有機モリブデンは、API規格 SNグレード の製品では、
すべてに添加されているようです。
私の使用状況では
1)ドライスタート対策として
有機モリブテン添加剤が入っているもの
2)ベースオイルは
油温がすぐ冷える鉱物油
3)粘度は過走行を考え5W-40程度
この中から自分の使用状況にあったオイルを
選ぼうかな・・・
カストロールGTX DC-TURBO 10W-30 SM/CF
ベースオイルは鉱物油
摩擦軽減材の配合により、エンジン内各部の金属摩擦抵抗を軽減
カストロールGTX ULTRACLEAN (旧XF-08) 5W-40 SM/CF
高品質なベースオイル(鉱物油)と耐摩耗性に優れた添加剤
カストロール EDGE 5W-40 SN
ベースオイルは全合成油
高温粘度特性に優れた高性能エンジンオイル

モービル1 FSX2 SN 5w-40
非常に優れた総合的な潤滑性能と摩耗保護性能
モリドライブ オイルサイレントプラス 5W-30 SN/GF-5
特殊モリブデン+PAO」
モリドライブ レスキュー 5W-30
特殊モリブデン+エステル配合 パワーと圧縮力を回復
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ツイン | クルマ
Posted at
2019/03/22 13:38:49