
西瀬戸自動車道(にしせとじどうしゃどう)は、
本州四国連絡道路の3ルートのうち、
西に位置する尾道・今治ルートを成す道
橋自体の名前は「瀬戸内海大橋」
海峡部の橋梁として
新尾道大橋、因島大橋、生口橋、
多々羅大橋、大三島橋、伯方・大島大橋(伯方橋、大島大橋)、
来島海峡大橋(来島海峡第一大橋・来島海峡第二大橋・来島海峡第三大橋)の10本
なお、尾道大橋を含めて11本とすることもあるそうです
高速道路でありながら、橋には歩行者・自転車・原動機付自転車のみ通行ができる側道
またはトラス内部の専用路が設けられているのが特徴
新尾道大橋
路線名 : 国道317号バイパス(西瀬戸自動車道)
橋長 : 549.0m
最大支間長 : 215.0m
幅員 : 車道14.0m
航路限界 : 34.0m
上部工形式 : 5径間連続鋼箱桁斜張橋 主塔高 : 78.3m
因島大橋、
路線名 : 国道317号バイパス(西瀬戸自動車道)
橋長 : 1,270m
最大支間長 : 770m
幅員 : 車道14m
航路限界 : 50m
橋梁形式 : 3径間2ヒンジ補剛トラス桁吊橋 主塔高 : 135.85m
補剛トラス主構高 : 9m
生口橋、
生口水路と呼ばれる幅約500m長さ約2,500mほどの水路を渡る端
路線名:国道317号バイパス(西瀬戸自動車道)
橋長 : 790.0m
径間割 : 150.0m + 490.0m + 150.0m
幅員 : 車道2@7.5m、歩道5.0m
航路限界 : 26.0m
上部工形式 : 3径間連続複合箱桁斜張橋 主塔高 : 122.75m
複合斜張橋という形式は国内初施工となり、
当時の海外で見ても施工実績が数例しかない極めて珍しい形
多々羅大橋、
両岸とも平野部が狭くすぐ山が迫っていた立地条件であり、
吊り橋をかけるとなるとケーブルを固定するアンカレイジ設置のために山側を
大規模に掘削しなければならなくなるが
瀬戸内海国立公園内に位置するこの地では自然公園法により
大きな景観破壊は禁止されているため、そこで斜張橋案が出てきて、
比較検討した結果アンカレイジが不要で工費の面でも
優位となった斜張橋とすることになったそうです
SAより大三島を望む
大三島 道の駅よりの景色
路線名:国道317号バイパス(西瀬戸自動車道)
橋長 : 1480.0 m
径間割 : 270.0 m + 890.0 m + 320.0 m
幅員 : 車道14.0 m、歩道5.0 m
航路限界 : 26.0 m
上部工形式 : 3径間連続複合箱桁斜張橋[1][6] 主塔高 : 220.0 m
大三島橋、
瀬戸内海の鼻栗瀬戸に架かるアーチ橋
1979年、本州四国連絡橋の橋の中で最初に開通した橋梁
伯方島と大三島を結ぶ。
歩行者、自転車、原付及び125cc以下の二輪車も通行できるように
、これらが共用する自転車歩行者道が設けられているそうです
単径間ソリッドリブ2ヒンジアーチ橋。
全長:328m(アーチ支間 297m)
路線名:国道317号(西瀬戸自動車道)
道路構造:第1種3級
設計速度:80km/h(規制速度70km/h)
車線数:暫定2車線
伯方・大島大橋
(伯方橋、大島大橋)、
西瀬戸自動車道(しまなみ海道、国道317号バイパス)を構成する10の橋のうちの
、一体構造になっている伯方橋と大島大橋の総称
伯方橋
3径間連続鋼箱桁橋
供用開始:1988年1月17日
全長:325m
中央径間145m
路線名:国道317号(西瀬戸自動車道)
道路構造:第1種3級
設計速度:80km/h(規制速度70km/h)
車線数:暫定2車線
大島大橋
愛媛県の大島と見近島を結ぶ吊り橋
単径間2ヒンジ補剛箱桁吊橋。
供用開始:1988年1月17日
全長:903m
中央径間:560m
路線名:国道317号(西瀬戸自動車道)
道路構造:第1種3級
設計速度:80km/h(規制速度70km/h)
車線数:暫定2車線
来島海峡大橋
3つの長大橋梁により構成された世界初の3連吊り橋
全長は4105mである
中央が西瀬戸自動車道(しまなみ海道)で北側に自転車歩行者道、南側にバイク道を併設
(来島海峡第一大橋・来島海峡第二大橋・来島海峡第三大橋)
来島海峡第一大橋
来島海峡大橋の1番目の橋として愛媛県今治市の大島と同市武志島を結
3径間2ヒンジ補剛箱桁吊橋
全長:960m
中央径間:600m
道路構造:第1種3級
設計速度:80km/h(規制速度70km/h)
車線数:4車線
着工:1988年5月15日
供用開始:1999年5月1日
来島海峡第二大橋
来島海峡大橋の2番目の橋として、
愛媛県今治市の下田水港(しただみこう)沖にある海上アンカーブロック4Aと馬島を結び、
2径間2ヒンジ補剛箱桁吊橋。
来島海峡第二大橋は片端(馬島側)の桁のみを吊さない2径間と
なっているのが大きな特徴である。
全長:1,515m
中央径間:1,020m
道路構造:第1種3級
設計速度:80km/h(規制速度70km/h)
車線数:4車線
着工:1988年5月15日
供用開始:1999年5月1日
来島海峡第三大橋
来島海峡大橋の3つ目の橋で、愛媛県今治市と今治市馬島を結
構造は単径間2ヒンジ補剛箱桁吊橋で、世界15位、日本3位の長大橋
今治側アンカーブロックは景観を損なわないように
糸山半島の地中に埋め込む配慮がされている
全長:1570m
中央径間:1030m
道路構造:第1種3級
設計速度:80km/h(規制速度70km/h)
車線数:4車線
着工:1988年5月15日
供用開始:1999年5月1日
1998年6月10日、今治市の馬島で建設中であった来島海峡第三大橋の
工事用の橋桁が約60mの高さから地上に落下する事故が発生、
橋桁の上で作業をしていた男性作業員7名がお亡くなりになりました
馬島の事故現場と来島海峡SAに犠牲者の慰霊碑が建てられているそうです
Posted at 2018/08/19 12:09:52 | |
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