RECARO SR-VF 修復・洗濯　その１

前車ストリームから降ろしたRECARO　SR-VFですが、降ろすときにシート固定のボルトがネジロックが効きすぎて取れずに折れてしまいました。

写真はボルトを除去した後に撮ったものですが、実際にはネジが1mmくらいしか見えていない状態で、どうしたもんかと思いながら、2年放置してました（笑）

最近になって、ネジロックを加熱すればネジが取れることを知り、今回RECARO復活作戦を発動したというわけです、ハイ。

まず、ネジを回すためにマイナスドライバーがかかるように溝を掘ります。

使った工具はダイソーのリューターとダイヤモンドカッターです。

パワーがないので時間はかかりましたが、無事溝を掘ることが出来ました。

続いてガストーチでボルトを加熱します。
ライターや半田ごてでは熱量が足りず十分加熱できなかったので、ホームセンターで新富士バーナーのポケトーチを購入。
1000円＆使い捨てライターが燃料というお手軽なガストーチです。
こちらは熱量が1300℃もあるので、十分加熱できました。

しばらく加熱して恐る恐るドライバーで力を入れると、あのびくともしなかったネジがニュルニュルっと回り、ついに折れたネジをきれいに除去することが出来ました

これでRECAROを再使用することができます

いきなりシートバックが外れてますが、再使用にあたりシートも汚れているので、洗濯することにします。
また前車で8年半も使っていたので、中のウレタンも相当劣化してることが予想されるので、そちらも同時に修復することにしました

どうやって修復するかは、10年前のRECARO修復で経験済みなので、まぁなんとかなるでしょう

分解の仕方は、みんカラの先輩方の情報を参考にさせてもらいました。

座面の皮むき中です。
右側になりますが、乗り降りでウレタンが潰され、加水分解もしているので、表皮の中にウレタンのカスがいっぱい溜まっています。
まぁ予想通りですね

座面の表皮が無事剥がれました。
8年半使っていた割には、表皮のスレや劣化もあまりなく、状態は良さそうです。

一方ウレタンクッションの方はあちこちに割れが発生しています。
溝部分は指で広げると、深さ1cmくらいの割れがあちこちにできてます。
この辺りは接着剤で補強が必要です

その２に続く