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FluxLEDを使用したLEDルームランプ製作手順です。
ムーヴL152S後期の後部座席とラゲッジランプは同じつくりなので、全く同じ方法で作成できると思います。
また、基板やLEDの数を変更すれば、フロントのマップランプとルームランプ(ソケットがT10じゃなくたる型になります)の製作も可能です。
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僕が使う道具です。
右上のアダプターは家庭用電源を12Vに変換するモノで、点灯試験をするのに必要です。ヨドバシカメラで1,000円くらいでした。
右下の白い光線銃みたいのはホットボンドで、基板裏の半田付け後の絶縁と保護のために盛るんですが、耐熱温度が60度くらいしかないので、コーキング剤(耐熱100℃以上のもの)をオススメします。
左上のはブレッドボード、LEDを基板に植える前の点灯試験用です。
LEDはLEDパラダイスの
・白色FluxLED3000-5000mcd[CH-HWT3B]
を使用しました。このLEDの抵抗は、
①LED1個を直列で使う場合:1/2W390Ω
②LED2個を直列で使う場合:1/2W270Ω
③LED3個を直列で使う場合:1/4W150Ω
を揃える必要がありますが、メンドくさいので③の1/4W150Ωを使って常に3の倍数でLEDを並べればOKです(この詳細は次で説明)。
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製作前に、ブレッドボードを使用して使用するLEDの点灯確認をします。
ブレッドボードを使用すると、実際に基板に並べる配列での点灯確認ができます。
[+]─150Ω抵抗─LED─LED─LED─[-]
となるように並べます。
実際に基板に並べる場合も、上記を増やしていけばOKです。
例えばLED6個なら、
┌─150Ω抵抗─LED─LED─LED─┐
[+]┤ ├[-]
└─150Ω抵抗─LED─LED─LED─┘
という具合に、並列で増やします。
大元の[+]、最終出口の[-]は、纏めちゃって良いです。
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基板をルームランプ枠の大きさに合わせて切ります。
当然ですが、ここにはLEDが乗るので、何発仕様にするかも考えて基板の大きさを決めます。
※8の画像を参照下さい。
ルームランプ枠の上下の大きさからFluxLEDは2個が限界でしょう。左右は余裕あるように見えますが、実際はランプ自体がスイッチなので、スイッチとして押し込める余裕が必要です。
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基板にLEDを並べます。
FluxLEDは4つの足があり、2本が[+]、2本が[-]です。
LEDの接続は、片方の[+]足、[-]足が繋がってればOKです。
LEDを並べるときは3つのLEDが[+][-]隣り合うように並べていきます。
このとき、基板の裏に出た足は切らずに折り曲げておくと、LEDが固定されて後の半田付けが楽になります。
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今回は抵抗を別基盤にしたので、抵抗の基板を作成しました。
※LED基板に抵抗を乗せてもOKだと思いますが、ルームランプのスイッチが押せるよう、基板の大きさに注意が必要です。
1本の[+]線(赤い線)を4つの抵抗に分岐して接続、その夫々から[+]線(白い線)を出します。
この白線を、LED基板の4つの[+](5の画像)に半田付けします。基板の裏はコーキング剤で絶縁しましょう。
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6で作成した抵抗の基板から出した4本の[+]線(白い線)を、LED基板の4つの[+](5の画像)に半田付けします。
LED基板の直列3つのLED夫々の[+][-]を半田で繋げます。
片方だけでOKです。
それが終わったら、中央に纏まった[-]を全部纏めて1本にしちゃいます(黒い線)。
この後は、LED基板の裏も抵抗基板同様に絶縁します。コーキング剤で埋め尽くして下さい。
これで配線は完了です。
[+][-]をT10ソケットに入れて、ソケット部を作ります。
6で作成した、抵抗の基板の赤い線が[+]線です。
7で作成した、LEDの基板の黒い線が[-]線です。
此処まででLEDの点灯回路は出来上がったので、点灯試験をしましょう。
キレイに点いたらここまでの作業は成功です。
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出来上がったLEDランプをルームランプ枠にハメコミます。
抵抗はビニールテープなどで巻いて保護し、ルームランプ枠裏の穴から出しておきます。
実際にクルマに取り付ける際、抵抗の基板を先に入れてからルームランプ枠を取り付ければOKです。
あとはカバーをつけて車に取り付けるだけです。
以上!
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