
先日のこと。
手組ホイールを制作したくてうずうず…しかしホイールまみれになるので無駄にホイールは作れず。悶々とした毎日を送っているところに
我らがみんチャラ部の肉弾列車、そして屁風のアイドル、森のマリモさんが自転車遊び中『リアホイールのスポークが折れた』という情報をキャッチ!
(リムとハブは予備を持っているではないか。…スポークだけ取り寄せればホイール手組出来ますな。よしっ!手持ちのリムとハブは現時点をもって譲渡。)
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タイトル画
森のマリモさんに交渉…交渉成立!リアホイール手組の準備に取り掛かりました。
真黒号を研究…

(リドレーフェニックスの赤x黒カラーですなっ。ヨシッ!手組と気付かれにくくなりますがブラックスポークでいきませう!フルクラムレーシング7のスポークを折るパワー…!スポークは太いものがイイですな。)
サイクルショップタキザワさんに発注。
揃いました!

ハブ
★シマノ FH-5700 32H(シマノ105)
オーバーロックナット寸法(mm) 130mm
スポーク穴ピッチ径 左:44mm/右:45.5mm
ロックナット-フランジ間寸法(右) 47mm(左) 30mm
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リム
★DTSWISS R450 32H (ERD596)
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スポーク
★フリー側DTチャンピオン2.0、反フリー側DTコンペティション2.0/1.8
スポーク交差
★フリー3、反フリー4クロス組み
スポーク長
★フリー289mm/反フリー299mm
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前回の村井銀輪R5は
フリー2、反フリー3クロス組み。
スポークはDTチャンピオン2.0。
スポークテンションは110kgf。
結果は乗り心地ガチガチです。
振れ取り後、乗車時『ペン!』という音とともにニップルが何カ所か緩み微振れがおこる弊害付きなホイールです。
(強烈なスポーク同士の綾に回したニップルが戻される)
太いスポークでのテンション上げすぎ厳禁ですなっ。
上記の反省を踏まえ、乗り心地良く、左右スポークテンションの是正も期待できるフリー3、反フリー4クロス組み。
スポークテンションはフリー側100kgf以下とします!
作業開始
左右スポーク通し終えたら
フリー側はスポークねじ穴がニップル内に隠れるところまでニップルを回し。
反フリー側はニップル裏からマイナスドライバーでニップルを回せなくなるところまで。
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この時点でホイールセンターは反フリー側に大きく寄ってます。
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(テンションゲージをお持ちの場合はここで反フリー側のスポークテンションのみ統一しませう!)

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フリー側のニップルのみ万遍なく回していきます。
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センターに寄ってきたところで縦振れをきっちり取ります。
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万遍なくフリー側を締め、反フリー側は緩めていきます。
(反フリー側のスポークテンションはフリー側100%に対して60%ほどです。フリー側を1回転するとしたら反フリー側は1/2回転。バランスよくいきませう。)
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センターに完全に寄ったところで縦振れをきっちり取ります。
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横振れをきっちり取ります。
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(テンションゲージをお持ちの方はここでスポークテンションをチェックし、理想のスポークテンションを目指し万遍なく締めるか、緩めませう!)
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完成!
【村井銀輪R6x真黒Edition】
スポークテンションはフリー側平均90kgf、反フリー側平均55kgf。
リムテープなし1040g。
じーっ…
うーむズラエースのグリスが入っているという事は…このハブ殆ど使用してないですな(笑)
塗りタクリーノし
シャーッ
試走
(パキッパキッ。スポークのたわみが取れた音です。)
これの後に初期振れが発生しますが、空転チェック…目視での振れは殆どありませぬ!
乗ってみて…23Cのタイヤでこの乗り心地の良さ!!!もうニヤニヤしながら走っておりましたなっ。
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振れ取り
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一日寝かし…
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試走
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振れ取り…振れはほぼ無しッ!
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秋水どののアドバイスで、フリー側スポークテンションを平均100kgfにアップ!
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試走
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振れ取り…振れなしっ!

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梱包完了しました(^^)
10/1 夕方発送予定です。
(※発送完了ッ!)
(2014年10/5日(日)志賀遊輪バーベキュー&ライドWITH屁風を開催致します。詳しくは、みんチャラEVASSONさん&森のマリモさんにお問い合わせ下さい。)
レース用に完組ホイールを購入されると思いますが、是非ともトレーニング&サイクリングのお供に使って戴けたらこの上なき幸せを感じるでございます(^^)
とりあえず志賀遊輪までに配達間に合って~っ!
チャラ~ン♪
てぐみ の ぎじゅつ が 3 あがった !
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(※後の10/1日。村井銀輪R6発送後、村井銀輪R5もスポークテンションをフリー側100kgfに下げました。
フリー側のニップルが『ペン!』と戻る弊害は”反フリー側のスポークテンションのばらつき”が原因でした。
”強烈なスポーク同士の綾に回したニップルが戻される”ではなく、
”フリー側のスポークテンションに反フリー側のゆるゆるテンションスポークが引っ張られ『ペン!』ホイールセンターがズレて微振れが起こる”でした。
修正後はそこそこ柔らかくて振れないホイールに進化しました!森のマリモさんからホイール手組の機会を与えて下さった事と、いま一度丁寧に組んでみようという気持ちがぎじゅつ向上に繋がりました~)

Posted at 2014/10/01 03:59:51 | |
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