
「LEGACY?そうだね。確かにガソリンは喰うよ。だけど速い!ポルシェが道を譲るほどだもの…。」
これはBC/BFレガシィの時代、レガシィRS/GTのドライバーがよく言っていたセリフです。
10年前の6月。私は白のB4 RSKで関越道を千葉県浦安市に向かって1人で走っていました。
その日は交通量が多く、3車線のうちの真ん中の走行車線は80㎞+α。当時まだ若く、高速道路をそんなスピードで走ることに我慢ならなかった私は一番右の追い越し車線へ…。
これが間違いその①。考えてみれば走行車線がそんなゆっくりということはクルマが混んでいたわけで…。何台か追い越してすぐ走行車線に戻るつもりが、戻れるスペースが…ない(-_-;)!
「もうちょっと先まで行ってみよう。」と走っていると、バックミラーにキラッと光が…。
「ん?」と思ってみると、その光の主はどんどん近づいて…。明らかにスピードが違うので走行車線に戻ろうとするけど、走行車線は相変わらずスペースなし。後のクルマはスピードを落とす気配さえなし。それどころか、後のクルマの正体判明!イエローのランボルギーニ・ディアブロ。
いくらなんでもディアブロには…。ここで間違い②発生。一刻も早く走行車線にスペースを見つけようとスピードアップ。私のBEは大枚をはたいてECUを換えていたので、スピードは計測不能…。
前方の走行車線にスペースを見つけても、前を走っているクルマが先に入っちゃう!
そのまましばらく走ると前方に白いクルマが。
「あ、これでスピード落とせる。」
とホッとしたのも束の間、そのクルマも一気にスピードアップ。そのクルマはズングリしてて、後に「Carrera」の文字が…。そう、そのクルマは「911Carrera 2」!
しばらくポルシェ、BE、ディアブロの順で関越道を疾走。きっとディアブロのドライバーも、ポルシェのドライバーもまさか国産車とこのスピードで一緒に走るとは思ってなかったはずだし、周りもビックリしたはず。
そのうちポルシェがあきらめたのか走行車線へ。程なくして私もスペースを見つけ走行車線に戻ったところでこの出来事は終わり。ディアブロのドライバー(50代のオジサンに見えた)は、私を抜く時ニコッと笑って手を上げていきました。
あのスピードで走ってもBEは余計な振動ひとつなし。改めてLEGACYの速さを実感しながら最初の「ポルシェが道を…」のセリフを思い出しました。
しかし…事故らなくてよかった…。周りの皆さん、ごめんなさいm(__)m もうしません。
Posted at 2011/07/31 23:50:46 | |
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