赤帽用収納式サイドブレーキレバー取り付け
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
KS/TTトラックやTV系バンに装着している記事は見かけますが、KVバンに装着している事例が殆ど無かったので、手探り状態で取り付けました。KV以降のサイドブレーキレバーは構造上は全て同じ物なので、どの年式の赤帽車から部品取りしてきても、基本は全て取り付けOKです。
装着手順は
ビスを4本か5本外してセンターコンソールを外す!→レバーを取り替える!→元に戻して終了!
…という感じですが、ほぼ無加工で装着可能なトラックやTVバンと異なり、KVでは幾つか制約事項がありますので、その辺りを記述しておきます。
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一つめの問題は、サイドブレーキスイッチの仕様の違いです。KVバンは写真の通り2極タイプのスイッチが付いていますが、赤帽レバーは1極タイプのスイッチしか付いていません。相互にスイッチを移植する事も不可能でした。
KVレバーの配線は片方が+、片方が−でスイッチを離すと導通して警告灯が消えますが、赤帽レバーは+配線がそのままボディアースに落ちていきます。
車体側のコネクタはごく一般的な2極コネクタなので、コネクタとギボシ端子でレバー側配線を自作して、「ボディにアースを落とした時に警告灯が消える方」の配線を赤帽レバーのスイッチに繋いでやればOKです。
もう片方の余った−配線は、ブレーキフルード警告装置(リザーバーの中に入っている)のアース配線も兼ねていて、一応リザーバータンク側でボディアースに落とされている様なのですが、レバー側の配線もレバーの根本辺りにアースしてやれば丁寧でしょうね。
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二つめの問題は、センターコンソールの仕様の違いと、レバーそのものの大きさの違いによって起きる、レバーとコンソールの干渉です。
赤帽レバーは純正レバーよりもレバー後方にかなり大きくリンク類が張り出した形状になっています。センターコンソールの後方に何もないトラックや、ドリンクホルダーなどのデバイスがサイドブレーキレバーの横に配置されているTV系バンであれば何の問題もないのですが、殆どのKVバンはセンターコンソールの後ろ端に後部座席用の灰皿が取り付けられており、この灰皿がモロにレバーに干渉します。これを解決するには、灰皿を取り払ってしまうしか方法がありません。KVバンの赤帽車には灰皿の代わりにメクラ蓋(部番:92044TA000LW)が取り付けられていたようです…。
また、KVのトライやディアスでリアヒータースイッチがセンターコンソールに付いている場合、収納機構を作動させるとレバーのリンクの一部がスイッチに干渉します。別にスイッチが誤作動したり収納機構が働かない程のトラブルは起きないのですが、収納機構を作動させるたびにスイッチがコンソールの内側から押されて1mm程度浮き上がってしまうので、収納を解除した後に毎回手で浮いたスイッチを元に戻さなければならない一風マヌケな手間が発生します…orz
ちなみに、KV赤帽バンにはリアヒータースイッチもアクセサリ電源コネクタも無かったのでこのような問題は(ry
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取り外された灰皿…。当方は喫煙者でありながら車内は完全禁煙の人間なので、全く問題ないのですが、人によっては耐え難い敗北感を味わう事になるのかも知れません。
三番目の問題は、内装のカラーリングの問題です。赤帽レバーの収納ボタンとカバーは赤帽車の内装色に合わせて、真っ黒が採用されています。恐らく、センターコンソール後ろ端のメクラ蓋も同じ色ではないかと…。そして困った事に、赤帽レバーの操作説明シールは部品単体では出ません。。。必ず黒い色の穴あきカバーとセットです。
KVサンバーの初期のものには内装色がベージュであったりグレーであったりするものがあるので、内装の一部にパンダの様に黒い場所が出て来てしまいます。こんなの問題にする方がおかしーだろ?というツッコミは無しでお願いしたいですが、真面目に色を塗り直そうとすると結構困る点ではありますね。
このような制約がありますが、それでも前列席で寝たい!という人であれば導入する価値はあるんじゃないかと思います。バイクのトランポや重積載などで、後部座席が丸々使えない&前席リクライニングも出来ないって場合、わりとよくある状況ではありますので…。
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