■ 156 ウォッシャー液分岐バルブ修理 & カウルトップ補修

● 写真左下のように水の出が悪くなりました。一応パーツは購入してあったのですが（部品番号：46418009 VALVE WASHER 940円)、どういうものか興味があったので分解してみました。

右下は修理品に交換後です。しっかり出ています（結局新品はストックになりました）。

普通は以下にあるような代替品と交換が楽でしょう。

● 三叉で液を左右に分岐するものです。

さらに真ん中の黒い部分の下に「逆流防止」用の弁が仕込まれています（これがないとウォッシャースイッチをオンにしたときにすぐに液が出ない）。

構造は水の流れ込み口と流れ出るところの上をスプリングで押し付けたゴム弁（赤いの）で塞いでいて、水がポンプで流されてくると中央から水が弁が持ち上げ出てきて、外周の穴から左右のピンに流れます。

止まると弁で栓をして逆流を防止するというものでした。

● 左上の赤いゴムがスプリングがハマっている黒い部品に接着されているのですが、劣化で機能しなくなっていました（左がオリジナルのゴム。真ん中は溶融していました。右は修理加工後）。

ゴムなら何でも良さそうですが、計測すると厚さが 0.5ミリだったので、写真の電子部品用のシリコンシートを 10ミリのポンチでカットして利用。接着はシリコン対応の瞬間接着剤。

カッターは黒いカバーをこじ開けるときに使ったものです。かなり固くはまっています。

● おまけ１　バルブ代替品

安いので他社のパーツも買ってみました。メーカーはバラバラですが、通常「分岐」と「逆流防止弁」は別部品になっているようです。

弁は片方の口に金属のボールをスプリングで押し当てているい構造で、口で吹いたくらいでは機能しない強さです。

左上から
・トヨタ（デンソー）85348-14390 45円
・ホンダ　38581-SB2-003 207円
・スズキ　38496-61A00 117円
・三菱ふそう　MB171570 162円
（税別　モノタロウ）

どれでも使えるようでした。

●　おまけ２　カウルトップ マット塗装

外したついでに買ってあったスプレーで塗装をしておきました。どうしてこのスプレーを選択したかは忘れました。仕上がりはいい感じです。

・東洋化学 P.P.メイト(黒色専用プラスチック・ゴム面復活補修特殊塗装)

https://www.tksc.jp/shop/products/detail.php?product_id=326

●　おまけ3　カウルトップ クリップ＆パッキン交換

左右の端にあるネジがひどく錆びていたため交換。DIYショップで探すの苦労しましたが「Aバインドタッピング」という名前でした（タッピングとスピードナットのセット）。

またウインドウとの隙間のゴムも替えました。材質は硬めの発泡ゴムといった感じですで（エチレンプロピレンゴム）、若干はみ出しが多いです。

https://www.amazon.co.jp/gp/product/B07P3V6FMR/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o02_s00?ie=UTF8&psc=1