
私はアメ車好きにもかかわらず、今まで所有したことがありません。
初めて自分でローンを組んで買った車がDAIMLERだったのですが、その直前までは本気でアメ車を買うつもりをしていました。
欲しかった車種はFORD MUSTANG、もしくはMAGH1、CORVETTE STINGLEY 、CHEVROLET CAMAROの1970年前後のものでした。
でも購入に踏み切れなかったのは、「あれだけ大きな車体は扱いにくいのではないか」、「でかい割に室内は狭い」そして「燃費が悪い」というところが踏み切れない理由でした。
それでもついに意を決し、MUSTANGのオープンカーを本気で購入しようと車屋へ向かいました。
当日は雨・・・。
お店の開店前から車を見に行きました。
「うわぁ~。かっこええなぁ~。こいつに乗るぞ~」等と胸の高まりを抑えつつじっくり車を眺め回していた時、室内に雨漏りが・・・。
折角のレザーシート(シートカバーだったかもしれません)の上に、水たまりができています。
「こ、これはいかん!見えないところが錆だらけかもよ!」と思う気持ちと
、「雨漏りなんて古い車だから当たり前。買ってしまえ~」という気持ちが喧嘩していました。
そして悩みに悩んで、「(当時の)俺の生活スタイルには屋根つきガレージが無い。所有後、雨漏りがマシになること絶対ない。むしろ悪くなる一方。」という理由で購入を見送りました。
そして自分と同い年の車は諦め、少しでも高年式に乗ろうと思い、白羽の矢を立てたのが3rd CAMAROでした。
「どうせ乗るならZ28の5.7Lがええなぁ。」等と考えて物色しているうちにDAIMLERの話が飛び込んできて、アメ車購入の時期を逃してしまいました。
それから何十年とすぎ、状態のいい自分と同じ年の車を見つけ、維持し続けることは「金銭面」や「いつどこで故障するかわからない不安感」により不可能と判断し、実現することを諦めました。
代わりに、「ギターなら同い年のものを探しやすく、維持費もかからないだろう」と矛先を変えました。
さすがに、GIBSONやFENDERでは値段が高いですから、購入対象はジャパンビンテージとなります。
ちょうど数年前でしょうか、「ビザールギター」が流行ったことがありました。
『ビザール』という語句を調べてみますと、
《英語(Bizarre) 怪奇なもの。一風かわったもの。》
とあります。
私自身はビザールがブームだったということは知らなかったのですが、振り返ってみると、ビザールブームの終わりと私が古いギターを探す時期とが重なっていたようで、比較的ギターを探しやすい状態であったと思われます。
さて、私が生まれたのは1960年代後半。
既に(購入当時)40年ほど経過しております。
どんなギターがあったのかというと、まぁ、ユニークな形のギターも多いのですが、「現在でも使えるスタイリング」という個人的観点からみると3点ほどに絞込まれました。
絞り込めば当然玉数は減ってきますので、自分と同年という条件はかなり難しくなってきます。
最終的に購入に至ったのがこれヤマハのYG-6と呼ばれるものです。(
完全な同い年ではありません。こいつは1965年ごろと思われます。詳しい方みえましたら教えてください。)
その他画像は
ココ。
今でもあまり古臭さを感じないデザインが気に入りました。
あちこちネジが無かったりして不完全なところもありますが、アームもよく効くし、ピックアップも断線もなく大丈夫です。
このタイプのピックアップは“Kピックアップ”と呼ばれるらしく、アーチストのデビッド・リンドレーさんが気に入っていたんだそうだ。
現在のギターとも配線が異なり、鳴らしたいだけのピックアップを使用できるよう独立してON-OFFスイッチがついています。(3つのピックアップから同時に音を拾うことができる。逆にすべての音を鳴らさないこともできる)
さらに、ブースターか何かのスイッチも付いています。
ピックアップカバーを外すと驚いたことに配線がかなり複雑でした。
おまけに埃もすごい。
昭和の臭いがプンプンします。
ただ、残念なのは、ネックに反りがあることと木の乾燥収縮でネックとボディにわずかな隙間があります。(この隙間により、わずかにボディとネックが一直線になっていないようでしたので、紙を挟み込んで修正してあります)
ネックの反りもネックのジョイント部を削ったりして角度を変えてリペアできるのかなぁ?
一度、ヤマハの講師に見てもらって意見を聞いたところ、「ネックにバインディングがあり手がかかるから結構費用かかるかもね。」と言われました。
それと、フレットも減りが激しい部分があるのも気になるところ。
金ができたらリペアしようかと思っていますが、中々金たまらないですね。(汗)
お金たまったら、別のギター欲しくなっちゃうし…困ったもんだ。
それと、私はチョーキングを多用するので ギュイ~ンとチョーキングすると、弦がブリッジの溝からずれてしまい、チューニングが狂ってしまいます。
チョーキング多用するギタリストには向いてないようです。
(ワシには不向きなので、そのうち売却予定)
~ 余談ですが、わが家の実家には父が使用していたフォークギターがいまだに残っています。
【日本楽器】だったか何だったか記憶があいまいですが、私が小さいころ父が使用していたギターを見て「新しい」とは思わなかったので、既に半世紀以上経過しているのではないでしょうか。手に持ってみると、これ以上ないというほどボディ(木)が乾燥しており、驚くほど軽いです。
乾燥しすぎてボディにはクラックが入ってしまっています。ペグだって、曲がってしまったり、錆びちゃったりしてますし、ネックの反りだってひどい物です。
ところが、弾いてやると驚くほどよく鳴るのです。
同郷の可児にあるヤイリギターとかで修理できるのかしら?