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2022年10月29日

オートモビルカウンシル2022 - その2(イギリス車編)

オートモビルカウンシル2022 - その2(イギリス車編) 「オートモビルカウンシル」2022、イギリス車を紹介します。



今回、全般的にイギリス車の出展が少なくなっていたのが残念です。なかでも、ランドローバー、ロールス・ロイスといったいつもの英国ブランドがなかったのは非常に残念…



== マクラーレン ==
気を取り直して、ショーの皆勤マクラーレン・オートモーティブジャパン。今回の展示はこの2台です。
720S スパイダー

この濃い黄色、いやゴールド。フェラーリやランボルギーニでこの色ならかなり派手でしょうね。しかしマクラーレンだと上品にすら感じます。

アルトゥーラ

最新のアルトゥーラです!V6にモーターを組み合わせたPHEV。独自の世界観ですね。

今やスーパースポーツカーもプラグインハイブリッド。それでいて、このサイドシルの分厚さはまさにレーシングカー譲りの設計であることの証明です。それにしてもこのドアの大きさ!

== アストンマーティン ==
DB5(1965年)
「ACマインズ」からの出展。

ボンドカーそのものという印象のDB5です。ショーン・コネリー時代の古い映画ですが、今なお魅力的。車も映画も魅力的。

この縦に3つ並んだ丸いランプも良いですね。DB6では一体型になりますが、雰囲気があるのはこちらだと思います。なおもちろんですが、ボンドカーのようにここが開いてオイルが撒かれるとかはありません(笑)

新車時よりも綺麗なのでは?

V12 ヴァンキッシュ(2004年)

そういえばこれもボンドカーに使われましたね。2002年の「ダイ・アナザー・デイ」です。

あの映画はブロスナン演じるボンドよりも某国の敵の方がインパクト強烈で記憶に残っています。「MOTOR Logic Compamy」のブースです。

== モーガン ==
エアロ8(2017年)

現車を見たのは初めてです。写真で見るより、この車はずっと好印象ですよ。ヘッドライトユニットはR50のBMW MINIのものを使っていますね。

この内装、さすがです。

ショップの仕上げの腕も素晴しいのでしょう。

このリアランプはランチア・テージスからかな。他車のパーツを流用するにしても、違和感がまるでない。いったい何が違うのでしょうか…

== トライアンフ ==
TR3A(1959年)

「ガレージイガラシ」出展。

トライアンフTR3といえば、イラストレーターのBOW氏が「トラサン」と愛称をつけて乗っていたのが有名だそうですね。私は古いCG誌で読みました。

シートのすぐ後ろが後輪。小さな車ですがプロポーションはスポーツカーそのもののロングノーズ・ショートデッキです。

リアからの眺めはどこかジャガーXK120っぽくもあります。

== ローバー ==
ミニ・メイフェア(2000年)

上のトライアンフ と、40年以上の隔たりがあることに驚きます。それだけこのモデルは長く続きました。

登場時は非常に革新的でも、それを40年以上も造り続けるというのはさすがに無理がある。メーカーも当然そんなことは分かっていて後継車を次々と出すものの、それがどうもうまくいかない。VWビートルもそうでした。あまりに偉大すぎて後継が育たないという、歴史的名車にありがちな件。今の時代はもっとドライです。

== モーリス ==

こんな車もありました。「純喫茶ツタヤ」さんにて展示のモーリス・ミニ・トラベラー。自動車ショップではなく喫茶店です。大正12年創業の、富山の老舗だそうです!

…せっかくの機会なのにコーヒーをいただくこともなく、ちょっと後悔しています。ゆっくりしていけば良かったなぁ。ついでに車の話も聞きつつ。

なお、Miniといえばイタリア製の「イノチェンティ・ミニ」もありました。そちらは次回で。

== アルヴィス ==
最初にちょっとぼやきましたが、今回、代わりにではないですがアルヴィスが3年ぶりに参加していました。日本の総代理店である「明治産業」のブースです。前回2019年の展示はかなり好評だったようで、展示も拡大されていました。なにげにこのショーは影響力があるのかも!


ワークス 10/30(1922年)

これはアルヴィス社が最初に量産したモデルで、1920年から22年の間に603台のみ生産され、現存しているものはたったの5台とのことです。100年前の空気を今に伝える1台。

ピンぼけですみません。なんと運転席側のドアがありません。かわりにスペアタイヤが鎮座している。ドライバーは歩道側から乗り降りするわけですね。

豪華な印象もあるフロントシート。

それに対し、こちらは当時の車を特徴付けるランブルシート。格納式の補助席ですね。トランクルームかと思いきやシートが出てくる。乗り込む際のステップが手前に付いています。バンパーに右足をかけ、次にこの小さな丸いパーツを左足で踏んで乗り込むわけです。すっこけたら車に傷を付けるだけでなくケガをするかも。シート自体もサイドサポートなど皆無で、怖くなかったのかなぁ?というのが正直なところです(汗)

4.3リッター ベルテッリ・スポーツサルーン(1936年)

前回のアルヴィスブースではカタログ画のみでしたが、今回は惜しげもなく展示。いやはや、じつに上品です。

カタログ画↓

1925年に起きた美術様式「アール・デコ」、直線的で幾何学的な装飾が特徴です。それは自動車のデザインにも及びました。この車はまさにアール・デコです。

赤と黒のはっきりした色分けもその特徴を表しています。

美しいリアスタイル。このイメージを今もロールス・ロイスあたりが引き継いでいるわけです。

少し訓練すればなんとか運転できそうな気もします。自動車の操作系は完成されてからずいぶん経つということでしょうか。

エンジンルーム内にはハンマーも。職務質問に注意。
おまわりさん「ちょっとエンジンルーム見せて。えっこのハンマーなに?なにに使うの?」
_人人人人人人人_
>  別件逮捕  <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
んなわけないって(笑)

3.5リッター ランスフィールド・コンシールド・フード(1937年)

この車は前回も出展されていました。思わず息を飲む豪華なスタイル。

どことなくアメリカ車っぽい派手さ、ぜいたくさを感じます。

3リッター TE21 パークウォード・ドロップヘッドクーペ(1964年)

いかにもイギリス風の、重厚で堂々としたコンバーチブルです。

いや、イギリス風に「ドロップヘッドクーペ」でした。それにしても分厚いシートです。後席が狭くなっても「そんなことは知らん」と言わんばかりの分厚さです。

トランクの開口部が不思議な感じ。そして、現代ではあり得ない造形のオープナー。高級食器のようです。

4.3リッター ヴァンデンプラ・ツアラー(2020年)

1936年の車をいま新車で!「コンティニュエーション・シリーズ」です。当時の図面を元に現在の技術で再生産された車。

ウッドパネルとはこういうものを言うのだよキミぃ、みたいな。黒盤面に白文字のメーターが実にかっこよろしい。

シートベルトもちゃんと付いています。

価格が気になりますかね?

これを手に入れるのは本当のお金持ちであり車好きでしょうね。


3リッター グラバー・スーパー・クーペ(2022年)

グラバーはスイスのコーチビルダー。それにより架装された稀少なクーペ。前回2019年のブースには1966年式左ハンドルが出展されていました。今回出展されたのはその1966年モデル同様の工法で造られたコンティニュエーションモデルです。最新の2022年式!

こちらはイタリア車風の流麗なクーペ。実に洗練されています。


広告など。



3リッターサルーンの日本での広告。1950年代の車ですが、外観はかなり保守的です。サイズは驚くほどコンパクト。燃費はリッターに直すと9.2kmくらい?意外といいですね。


まるで異世界転生したかのような体験ができました。素晴しい展示です。

←次回はイタリア・フランス車、それにアメリカ車などです。
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Posted at 2022/10/29 09:00:02

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この記事へのコメント

2022年10月29日 11:38
こんにちは

やっぱイギリス車はいいですね(≧∇≦)b

最近のイギリス車はちょっと…ですけどね(-.-)y-~~
コメントへの返答
2022年10月29日 23:51
hiro tさん、コメントありがとうございます!

最近のイギリス車は名実ともにドイツ化が進んでいますね。そうでなければ生き残れないのでしょうけれど、寂しさは感じますね。

それでも、ごく少数とはいえかつての良さを頑固に守り続けるメーカーがあるのは確かですね。もっとも、モーガンやアルヴィスはちょっと極端すぎるかも。かつてのローバーのような存在はもう望めないのかなぁ…
2022年10月29日 19:25
Coptic_Lightさん、こんばんは。

マクラーレンってレースで培った技術がそのままフィードバックされている感じが見えますね。
ミニは色々なメーカーさんから出ていたんでしたっけ?
久々にMrビーンが観たくなってきましたw

100年前の車がこの状態で存在するってただただ凄いの一言で。
やっぱり英国紳士なんて言われるような方が乗っていらしたんでしょうかね?
素敵なお写真を拝見しながら想像しちゃいました(^^)
コメントへの返答
2022年10月30日 0:16
まったり。さん、コメントありがとうございます!

マクラーレンは「ライバルとは違う」感をとても上手く出していると思います。あえての敷居の高さだったり尖ったデザインだったりいろいろな要素があると思いますが、彼ら独自のノウハウと信念が生きているのは間違いありませんね。

ミニは当時のイギリス自動車産業の事情を反映して、たくさんのブランドから多くの兄弟車・派生車が出ていました。今はそのブランドは軒並み消滅していますが、現在MINIという名前自体は残っており、それは本当に幸運なことだと思います。

あのアルヴィスは当時どんな人が乗っていたのでしょうね?上流階級の人なのは間違いなく、おそらくオーナーはすぐに分かるんだと思います。当事者はいろいろ大変だと思いますが(笑)、我々から見ると実にロマンに満ちあふれていますね!

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