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2015年10月05日 イイね!

TOYOTA MEGAWEB クラウン60周年記念展 (2)

TOYOTA MEGAWEB クラウン60周年記念展 (2)トヨタ・クラウン60周年記念展(続き)です。


クラウンという車を古いモデルから順に眺めていくと、大げさではなく、それはそのまま「日本車」の進歩の歴史になるようにも思えます。デザインやメカニズムで、かつては外国なかでもアメリカからの影響が大きかったけれども、自分の力をつけてゆくにつれ、徐々に独自の世界を展開してゆくのがわかります。





【8代目】(1987-1991)

全体に丸みを帯び迫力が増している。実は私、8代目クラウンが現役だった頃、この車がイヤでイヤでたまらなかった…不思議なもので、今見るととても良く思えます。今、この車をキレイにして乗ったらさぞかし気分が良いでしょう。写真の車は初代セルシオと同じ4リッターV8を積んだワイドボディ車。当時は「5ナンバー」「3ナンバー」でボディが別だった…贅沢な時代でした。

なおこの「クラウンV8」、登場してすぐにそのまんま東さんが購入し、徳大寺有恒さんに「もうすぐセルシオが出るのに、なぜそっちを買ったんだ」というようなことを言われたそうです(笑)

【9代目】(1991-1995)
9代目クラウンはデザインが不評で苦戦したそうですが…なぜなんでしょう。個人的にはミニ・セルシオ風な感じで洗練されていると思うのですが。で、なぜかこの代だけ通常のクラウンではなくマジェスタが展示されています。初代マジェスタですね。程度の良い9代目クラウンは国内にもうないのでしょうか?

初代マジェスタ、ボンネットが「フロントグリル一体式」です。かつてのベンツのように。これ、製造コストが掛かる(部品輸送時に場所も取る)、それから歩行者安全の要件もあるので、今はどこのメーカーもやらなくなりました。いまはどの車にも、ボンネットとグリルの間に切れ目があります…

【10代目】(1995-1999)

個人的にとても好きなモデルです。なんというか、控えめな高級感がある。華美ではなく、セダンとしてとても端正だと思います。ほかの代のクラウンと比べるとちょっと華奢に見えますが、そこがまた繊細な感じで良い。長くキレイに光るフロントウィンカーを装備した前期型がいいですね。

【11代目】(1999-2003)

このモデルは、すみません、正直あまり…
う~ん、フロントがベンツによく似ていると思うのと、サイレンつけたこの車に何度かご厄介になったことがあるので…(笑)

【12代目】(2003-2008)

はい、ゼロクラウンです。一新していますね。今までのしがらみをすべてリセットしている。デザイン自体はとても良いと思います。ボンネット両端なんて、非常に繊細で凝ったラインです。外観だけでなく、エンジンやシャシー始め全てが一新された車。ゼロクラがなければ、あるいはこの車が失敗していたら、ひょっとして今ごろ「クラウン」という名前は廃止されていたかもしれない。

【13代目】(2008-2012)
偉大なゼロクラウンと華やかな現行型に挟まれ、影が薄いのは否めない。展示も、なんだか隅っこに追いやられていてかわいそう…

横から見るとシンプルでとても良いと思いますね。

そういえば現行型14代目(2012-)は、いつの間にか登場してからもうすぐ3年。早いものです。早ければ再来年の春頃にはフルモデルチェンジなのでしょうか。


MEGAWEBで感じた個人的な思い、その他いろいろは、またのちほど…
Posted at 2015/10/06 00:38:52 | コメント(2) | トラックバック(0) | トヨタ | クルマ
2015年10月05日 イイね!

TOYOTA MEGAWEB クラウン60周年記念展 (1)

TOYOTA MEGAWEB クラウン60周年記念展 (1)今日は仕事がお休み。せっかくなので午後、お台場のMEGAWEBに行ってきました。
お目当ては、トヨタ・クラウン60周年記念展。みんカラでもブログに書いている方が大勢います。


初代から先代までのクラウンを一挙に展示するという、気合いの入った企画です。こういうことができるのは、トヨタの自信なのでしょうね。じっくり見るのは初めてというモデルもたくさんありました。




【初代】(1955-1962)
言わずとしれた観音開きクラウン。展示車は輸出仕様車です。

このスタイル、あまり指摘されませんが同じ時代のアメリカ車の影響を非常に強く受けていますね。シボレー・ベルエアあたりを参考にしたのでしょうか。

これはトヨペット・マスターライン。初代クラウンのワゴン版です。前後ドアが観音開きなのも同じです。

【2代目】(1962-1967)

これもアメリカ車の影響が濃厚。当時、日本を走る高級車といえばアメリカ車。それが反映されています。この2代目クラウンは当時のフォードを思わせる。ただ、クロームがきらびやかでとても堂々としています。今で言う5ナンバーサイズというのがにわかに信じられない。

【3代目】(1967-1971)

これが3代目になると、一気に新しくなってびっくりします。ものすごく劇的な進化。10年飛びくらいの変化という感じです。こてこてのアメ車風だったのが、どことなくイタリア車風です。角形ヘッドライトはマセラティっぽい。この「白いクラウン」、とても格好良いです。パーソナル感が一気に増し、当時のこの車の購入層が豊かになっていたことを物語ります。

【4代目】(1971-1974)

クジラクラウン。このモデルから、私も子供の頃に見かけた記憶があります。失敗作と言われているモデルですが、実際に見るとやはりヘンな…いや(笑)、非常に個性的です。このデザイン、クラウンとは別の兄弟車を立ち上げれば良かったのでは…?と思います。

【5代目】(1974-1979)

先代の反動から保守的なデザインに回帰。でもちょっと古典回帰しすぎ。良く言えば重厚ですが、個人オーナーには似合わない社用車またはハイヤーっぽさも強いです。

【6代目】(1979-1983)

一気に80年代スタイルになります。この進歩は非常にうまいと思いますね…ユーザーを置き去りにせず、5代目よりずっとモダンになっている。この代では2リッターターボ搭載モデルも用意されました。

フロントバンパーの「とんがり」が特徴的です。これ、当時のキャデラックを意識したに違いありません


【7代目】(1983-1987)

名コピー「いつかはクラウン」。テレビCMにワーグナーが使われていたのを覚えています。6代目で採用された2リッターターボは、この7代目にも引き継がれますが、モデル途中でスーパーチャージャーに変更されます。ヘッドライトとフロントグリルの間に置かれたフォグランプが良いです。

クラウンという伝統あるモデルを順に一気に見てゆく。とても面白いですね。クラウンのデザインは元々アメリカ車に強く影響されていて、それはそのまま当時のユーザーの好みでもあったということを実感します。ただし当時のフルサイズ・アメリカ車の忠実な縮小リサイズで終わっているわけでなく、徐々に独自の世界を作っていて、むしろ「洗練」という点では上のようにも思えます。

続きます。
Posted at 2015/10/06 00:38:37 | コメント(1) | トラックバック(0) | トヨタ | クルマ

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