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2016年06月28日 イイね!

サーブの想い出

サーブの想い出サーブが遂に消滅します。





名車「サーブ」が来年消滅へ (産経新聞)






航空機や戦闘機の会社SAAB(最初のAは飛行機のこと)、その自動車部門として設立された「サーブ・スカニア」。ボルボと並ぶスウェーデンの自動車ブランドとなり、日本でも一時期ブームになりました。名門と言えます。しかしグループから切り離されGM傘下になったあとは業績も伸びず、またも切り捨てられ紆余曲折を経て遂に消滅。

私の家でもサーブ車を所有していたことがあります。「9-3 2.0 SE」、購入はもう17年も前です。古い写真をひっぱり出しながら、サーブの想い出にひたってみます…

この車は「オペル・ベクトラ」のプラットフォームを使っています。ATセレクターレバーなど、オペルのパーツそのもの。内装の樹脂パーツは質感が低いです。しかし、車内の居心地はとても良かった。

前席。
華美ではありませんが、良く配慮された使いやすいインパネでした。なお写真では木目パネルが白く変色して見えますが、本当に白っちゃけています(笑)

サーブを特徴付ける、センターコンソールのイグニッションキー。衝突時に脚をキーにぶつけて怪我をするのを避ける…という説明でした。今はみんなスイッチ式になってしまいましたけどね。

サーブは安全性にも熱心でした。例えばこの、むち打ち防止「アクティブ・ヘッドレスト」。トヨタと比べても10年先んじています。ここまで凝った造りのヘッドレストってあまりないと思います。上下の調整が極めて広い。

後席。
中央席への3点式シートベルト採用はサーブが最も早い部類だったと思います。当時、日本車では初代プリウスと2代目セルシオ、または新型になったばかりのセンチュリーくらいしかなかったはず。しかしサーブはあまり安全性をアピールできていなかったように思います。少なくともボルボほどには…

あと、思い出すのはシートヒーターです。革張り内装でもないのに前席シートヒーターが標準。寒い冬場は、これが実に良く効きました。エンジンが暖まり暖房が効き出すより先にシートが暖まるという高性能っぷり。ただし冬しかありがたみは分かりません(笑)

サーブと言えば個性的な外観デザインがまず特徴でしょうか。しかし我が家の9-3はむしろ内装が本当に良かった。質感が低いのに?いや、ファブリックの感触、シートの形状や座り心地、スイッチのデザインや使い勝手、インパネ照明、またはアラームの音色、ウインカー作動音など。それらがとても優しく、調和し、心地よい。こういう感触や音への気遣いは一流だったと思います。この配慮は、正直言って多くの日本車に今も欠けている点ではないでしょうか。レクサスのような高級感の演出ということではなく、もっと簡単な話だと思います。気持ちをイラだたせる甲高いアラーム音や、目がチカチカする照明、ゲームウォッチ(古い…)のようなウインカー音では、まともに運転する気も失せるというものです。

エンジンは2リッターのターボ。この加速はなかなかでした。カタログでは「安全に追い越しをするための性能」とネコをかぶったことが書かれていましたが、普通に速いです。アクセルを踏み込めば、すぐに大きな声では言えない速度に達しました。その割に燃費も悪くなく、また脚周りをやたら固めていることもなく、快適でした。ただしトルクステアがかなり強かったことを思い出します。この車、「何馬力だったか?」スペックを気にしたこともありませんでした。

なお、当時サーブを売っていたヤナセでは、「初の量産ターボエンジン車はサーブだ!」としきりにアピールしていました。

初はBMWの2002ターボじゃないの?と突っ込みを入れたくなりますが、2002ターボはあくまで限られたユーザーのためのスポーツモデル。一般向けファミリーカーにターボを採用したのはサーブが先!ということでした。そう言われれば確かにそのとおりなのかも。

BMW2002ターボとサーブ99ターボ

今やダウンサイジング・ターボ全盛。それはサーブが先陣を切ったと言えるのかも知れません。技術と個性とこだわりを持っていたブランドであったのは確かだと思います。 名門サーブの消滅、とてもとても寂しいことです。
Posted at 2016/06/28 09:00:01 | コメント(3) | トラックバック(0) | クルマ
2016年06月03日 イイね!

「ポンペイ展」に行ってきました。

「ポンペイ展」に行ってきました。先週、「世界遺産 ポンペイの壁画展」に行ってきました。場所は六本木ヒルズ52階の森アーツセンターギャラリーです。

ギリシア文明の影響のもと、高度で豊かな文化を花開かせた古代ローマ。今でいうナポリの近くにあった、火山の噴火により滅亡した街「ポンペイ」。

そのポンペイでは華やかな壁画がたくさん作られ、飾られていました。それらが、2000年後の今も信じられないような良い状態で残っています。なぜ残っていたのか?ポンペイは降り注ぐ大量の火山灰(火砕流)によって一瞬にして埋もれてしまったのですが、その火山灰がシリカゲルと同じ役割をし、貴重な壁画を保存していたそうです!

展示は素晴らしいのひとこと。中でも、神話を描いた大壁画は息をのむ美しさ!古代ローマ文明に興味のある方、歴史が好きな方、美術が好きな方…ともかく機会がありましたら足を運んでみてはいかがでしょうか。7月3日までやっています。



おまけ

六本木ヒルズのオフィスエリアにはフェラーリジャパンも入居…さすがセレブの住み家(笑)

メトロハットの全面広告は、ランボルギーニでした。
Posted at 2016/06/03 21:58:02 | コメント(0) | トラックバック(0) | 博物館 | 日記

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