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Coptic_Lightのブログ一覧

2016年09月24日 イイね!

プリンス・スカイラインスポーツ

プリンス・スカイラインスポーツ横浜にある日産グローバル本社ギャラリーに行ってきました。お目当てはこの2台です。

※今月30日までの展示とのことで、急いで行ってきました!



プリンス・スカイラインスポーツ・クーペ


プリンス・スカイラインスポーツ・コンバーチブル

「スカイライン」という車種は、元々プリンス自動車工業の代表車種だったわけですが、その初代モデルから派生したのがこの2つのモデルです。

しかも、展示されているこの2台は生産型ではなく、どちらもこの世に1台限りのプロトタイプ。クーペは日産所有ですが、コンバーチブルは個人所有。この展示のために借り受けているとのこと。

デザイナーはジョヴァンニ・ミケロッティ。

この2台は、日本で造ったシャシーをイタリアに送り、トリノのカロッツェリアでボディを仕上げるという工程で造られています。そして1960年トリノショーでワールドプレミア。試作型であると同時にショーモデルでもあるわけです。トリノショーでの公開後に日本に送り返され、そして国内向けに公開されたとのこと。ボディ製造技術を学ぶため、また己の存在を世界に知らしめるため、プリンスはそこまでやったわけです。それにしてもトリノでワールドプレミアとは!

説明によると、この2台がこうして一緒に並ぶのは実に56年ぶりのことだそうです。非常に貴重な展示です。全長4,650mm、全幅1,695mm、全高1,385mm(コンバーチブルは1,410mm)。エンジンは初代グロリア用と同一。直4・OHV・1.8L、94馬力&15.6kgm(このプロトタイプは80馬力)。

スカイラインスポーツは極めて高価だったため60台ほどしか売れず、生産期間も1962年~1964年の、たった2年。まさに「幻の名車」です。


その後、1966年にプリンスは日産に吸収されてしまうわけですが・・・もし今もプリンスが生き残っていたら?

コストよりも技術を重視し、レースでも大活躍したプリンス。デザインにこだわり、イタリアでプロトタイプを造ったプリンス。皇室に愛用され、日本初の最高級リムジンであるプリンス・ロイヤルも開発したプリンス。

もし今もプリンスが存続していたなら、それはかなりの高級車ブランドとして名を馳せたのではないかと思います。
Posted at 2016/09/25 00:00:03 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日産 | クルマ
2016年09月04日 イイね!

必見!「シン・ゴジラ」

必見!「シン・ゴジラ」話題作「シン・ゴジラ」を観てきました。

世評は「賛否両論」のようですが、私はこの映画、とても良いと思います。いや、傑作のひとつに数えて良いのでは。堪能しました。

公開中の映画ですので詳細は省きますが、「ゴジラが日本を襲ったら日本人はどう対応するか」という点にポイントを置き、ドキュメンタリータッチで描かれています。リアルです。

この点、怪獣映画というよりパニック映画として異色です。主な登場人物は日本政府の人間であり、官僚や政治家や自衛官です。一般市民の目線からの「ゴジラへの恐怖」は、あくまで逃げまどう人々の映像のみ。普通ならここで「勇気」「家族愛」「恋や友情」などというものが強調されるところですが、皆無です。この割り切りはかなり思い切っています。ただこの割り切りが無ければ、この映画は数あるパニック映画のひとつで終わっていたでしょう。

とても良いのは、その登場人物らがみな一生懸命なところ。陳腐な作品ではかならず登場する「足を引っ張るお邪魔キャラ」的な者はおらず、みなやれることをやり、ひとり残らずひたむきです。ヒーローなんていないのにカッコよく、爽快感すら感じます。ラスト近く、とある登場人物の満面の笑みには思わず涙腺が緩みましたね。先ほど割り切りということを書きましたが、そこは決して人間味を廃しているわけではなく、役者の演技や細かい演出に作り手の強い感情が込められています。この点、S.キューブリック作品を思い出しました。

自衛隊・統合幕僚長役の國村隼さんなんて、「アウトレイジ」での小物ヤクザっぷりとはまるで違いますよ…

なお、よく言われる石原さとみさんの違和感。私も最初に観たときは彼女がアメリカ政府高官(というよりアメリカ人)にはどうしても見えず、強い違和感を感じました。しかし2度目に観たときは(はい、2回観ています)、なぜか全然気にならなかった。というよりそんな違和感はどうでも良くなりました。なぜでしょう…まったく不思議なものです。

観ていて他に気になった点もあるのですが、それはこの作品の問題というより、日本映画界自体の問題点だと思います。予算や、技術など。吹き飛ばされる車がどうにもミニカーっぽかったり。こういうところは、ハリウッドならそつなく映像化するのでしょう。


そうそう、この映画の特徴のひとつはセリフの多さです。それだけでなく、映像の情報量も非常に多い。耳と目で、スクリーンの隅々まで楽しめます。それでいてテーマの重要な部分はあえてぼかされており、この「余白」は見事です。観客の考える余地を多く残しています。良い映画というのはすべては語らず、そして「賛否両論」がつきものなんですよね。

う~ん、もっといろいろ書きたいところですが、やはりネタバレになりそうなのでやめておきます。この映画を観に行こうか迷っている方は、迷わず行くことをお勧めします。
Posted at 2016/09/04 22:50:02 | コメント(1) | トラックバック(0) | 映画 | 音楽/映画/テレビ
2016年08月26日 イイね!

行ってきました。オートモビルカウンシル2016 - その他

行ってきました。オートモビルカウンシル2016 - その他「オートモビルカウンシル2016」、6回に渡って写真をアップしてきました。
ほかにもお見せしたい写真がありますので、最後にまとめてアップします。







ポルシェ930ターボ「フラットノーズ」



↑は第1回のブログでアップした1966年式の911、その内装です。

そしてこちらは1976年930ターボの内装。

1997年式、911ターボ。

頑固で、素晴らしいメーカーですポルシェは…

メルセデス・ベンツ 190SL
会場に2台ありました。こちらは渋いグレーです。

後ろに涌井さんがいます。

その「涌井ミュージアム」ブースにあった英国製オートバイ。
1953年式ヴィンセント・ブラックシャドウ

バイクは全くわからないのですが、凄いモデルなんでしょうね・・・

こちらはレストア中のシルバーシャドウ

ハリウッドの名優であり、ヒッチコック作品にも多く主演したジェームズ・スチュアートが所有していた車だそうです。

ロールス・ロイス V8エンジン

現在のBMW製はV12のみですが、ロールス・ロイスは伝統的に直6やV8を採用してきました。いまのロールスも、V8あたりに回帰(ダウンサイジングともいう)してもよいと思います。ベントレーはすでにV8モデルも用意していますし。

アストンマーティン・DB5



ボンドカーは銀色ですが、明るいブルーも良いですね。

ダッシュボード中央に置かれた大きな時計の両脇にあるスイッチは、パワーウィンドウスイッチとのこと。アメリカ車ならともかく、この時代でパワーウィンドウ…

ロータス・メティエⅡ
エランをベースにしたプロトタイプ…そんな超絶希少車だとは知りませんでした。もっとよく見ておくんだった(笑)




エラン・エステート

お値段なんと2,000万円。それもそのはず、世界にたった2台だそうです。

コルティナ・マークⅠ


シトロエン・SM

緑色のスフィアが見えます。


フィアット・チシタリア・コロンボ・バルケッタ
1947年式。ミッレミリア参加車だそうです。


フィアット・ディーノ・スパイダー・2000

名車ディーノ206と同じエンジンなわけです…それにしても、このかっこよさ!

こちらはフィアット850・スプリント・スパイダー

地味めなこちらのほうが「フィアット」という感じがします(笑)

マセラティ・ミストラル・スパイダー
これのクーペに徳大寺有恒さんが乗っていました。会場にあったプジョー404やメルセデスSL(R129)も、亡き徳大寺さんが所有した車種でした。

これはフェラーリのミニチュアカー。エンジン付きです。

800万円でした…

ボルボもありました。メーカーブースです。
P1800



優雅で、どことなく英国車を思わせます。

850 T-5R エステート

このリアデザインは、世界中のメーカーに影響を与えまくったといっても過言ではない。

最新モデル、XC90



XC90、とてもよかったですよ。内装の質感が非常に高く、居心地がとてもよかった。分厚い革張りシートはさすがの出来です。

ラストは会場唯一のアメリカ車で締めます。
フォードGTD-40

これはレプリカだそうです。オリジナルのGT-40はルマンを想定した「右ハンドル+右シフト」ですが、これは逆に「左ハンドル+左シフト」でした。

レプリカとはいえ、エンジンはこうです。レプリカとはいえ…


……
今回の「オートモビルカウンシル2016」、素晴らしい体験でした。このように古今東西の、しかも素晴らしいコンディションの名車が一堂に会する。日本も、ついにここまでの「自動車文化」を持つことができたのか!という思いです。古い車といまの車を一緒に並べてしまうというのも良いアイディアでした。このイベント、今後もずっと続け、もっと規模が大きくなれば良いと思いますね。

来年も開催予定とのことなので、ぜひ行きたいと思っています。
Posted at 2016/08/27 00:50:35 | コメント(6) | トラックバック(0) | クルマ
2016年08月21日 イイね!

行ってきました。オートモビルカウンシル2016 - その6

行ってきました。オートモビルカウンシル2016 - その6その5、日本車編・マツダです。
マツダは、東京モーターショー並?に力を入れた展示をしていました。ブースも広く、順路に沿って進むかたち。順を追ってマツダ車の変遷を見てゆく趣向。たった3日間の展示なのはもったいないほどでした。





== マツダ ==

ブースに入ると、さっそく1960年代を代表するマツダ車が3台並んでいます。

コスモスポーツ



R360クーペ

本当に小さな車です。



運転席はこうです。狭い車内と、とても大きなステアリング。

4人乗りではあるのですが、このリアシートはちょっと厳しすぎますね。

ルーチェ・ロータリークーペ





R360クーペのたった9年後、これだけの車を世に送り出したマツダはたいしたものです。

次に進むと、壁になにやら図面が掲げられています。

なんだろうこれ?と思って近づくと、なんとこれはコスモスポーツのデザイン設計図面。鉛筆でびっしりと各部座標の数値が。写真では分かりづらいのですが、完全な手書き。まるでフォントのような、正確できれいにそろった手書きです。壮観…というか鬼気迫るものを感じました。

周囲からは「今はCADだよな…」というため息交じりの声が。

サバンナGT

これを見ていたふたりの若者が、「この車、革張りだよ!」と驚いていました。いや、革張りではなくビニールシートです。ちょっとおもしろいジェネレーションギャップでした(笑)

デザインスケッチ

左から順に「ファミリア2ドアセダン」「ファミリアバン」「ルーチェ1500」「サバンナ」「サバンナRX-7」

これはサバンナRX-7の1/5「ハードモデル」

粘土で作る「クレイモデル」とともに、デザイン検討用としてプラスチックや金属で作る「ハードモデル」です。

そしてこちらがRX-7の1/5クレイモデル

いわずと知れた傑作車、ユーノス・ロードスター

今でも時おり見かけます。


さらに進むと、2015年東京モーターショーで大人気だった、あのコンセプトカーがありました!

RX-VISION















至近距離で堪能できました…

「日本の美意識を表現」という説明がありました。確かに頷けます。このデザインは非常に大胆かつ繊細でした。後ろに美術工芸品が並べられています。今のマツダなら、こんな展示も説得力があります。

マツダブースのトリをつとめたのがこれ。
MX-5 RF









リトラクタブル・ルーフ仕様。まだ参考出品の段階ですが、実際に発売して欲しいです。

マツダの展示はとても楽しめました。メッセージ性が強いものの、それが決して押しつけがましくならないのはさすがです。MX-5 RF、いいなぁ…

長くなりました。ここまでご覧いただきありがとうございました!今回観に行った「オートモビルカウンシル2016 」、紹介したい車はまだ少しあります。後ほど「その他」としてアップしようかと思います。
Posted at 2016/08/21 03:10:52 | コメント(4) | トラックバック(0) | 展示会 | 日記
2016年08月20日 イイね!

行ってきました。オートモビルカウンシル2016 - その5

行ってきました。オートモビルカウンシル2016 - その5その5、日本車編・ホンダとスバルです。
両社ともに、メーカーがブースを構えていました。









== ホンダ ==

前々回の東京モーターショーで展示されていた「ホンダS360」が、ここでも展示されていました。

現代に蘇ったこの車。東京モーターショーでは遠巻きに眺めるかたちでしたが、このショーでは至近距離でじっくりと見ることができました。

<2013 東京モーターショー>

当時の実車は存在せず、残った設計図も不完全ななか復刻したホンダはたいしたものです。

こちらはS600

小林彰太郎さん…

車内

S360と比べると、車体も長く自然です。それでも、現代の基準では非常に小さな車です。

ボディのエッジに配されたクロームメッキが素晴らしい…

最新のS660もありましたが、この2台に夢中でスルーしてしまいました…乗り込むこともできたのに…

== スバル ==

スバル360 ヤングSS (昭和44年)
ショップからの展示車です。

私が子供の頃にはすでに、スバル360という車はめっきり見かけなくなっていました。これだけじっくり眺めたのは初めてです。

見事なレストア。美しい仕上がりです。

前開きのドアは乗り降りしやすそう。

こちらはメーカーブース。
スバル1000 デラックス (昭和42年)

ダッシュボードは左右対称のデザイン。シンプルながらも凝ってます。

なんと、中島飛行機の戦闘機用エンジンが展示されていました。
「栄」211型 ハ-115エンジン







どうでしょうこの偉容…





二式一一五〇馬力發動機
發動機番號 第2828號
製造年月 昭和18年12月
製造所名 中島飛行機株式會社武藏野製作所

スバルブースでは、車よりこのエンジンのほうが注目を集めていたかもしれません。凄いものを見せてもらいました。

←「その6」はマツダです。マツダは写真が多くなりました。
Posted at 2016/08/21 01:11:06 | コメント(2) | トラックバック(0) | 展示会 | クルマ

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