ステアリングコラム位置加工
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ヴィッツの場合、シート交換やローポジションにしたりするとステアリングの位置がシートに対して上に来ていませんか?
うちのヴィッツの場合ももれなくそうなっていました。
なので、ステアリングコラムの加工をしてステアリング位置を下げる事にしました。
写真は加工前のステアリング位置です。
また、この作業を見て自分で作業する時は自己責任でお願いします。
ステアリングという重要なものですので、回らなくなった・戻せなくなったと言われても責任は負いません。
あくまでも、作業した内容を載せて置くだけですので。
2
まずは、ステアリングのコラムカバーを上下とも外します。
外し方は、ステアリングの左右のビスとステアリングコラム下の1本のビスを外します。
そうするとカバーを外せます。
上のステアリングコラムカバーは外しにくいので、無理に取ると壊れますので注意してください。
3
部品は以下の物を準備願います。
・M8×30~40のステンレス六角ボルト(今回は40を使用)
・ワッシャー(ボルト用に1枚、残りで15mmのスペーサーを作るため)
・瞬間接着剤(ワッシャーでスペーサーを作る時に接着する為)
15mmの長さのスペーサーになるものなら何でもいいです。
但し、最後に締め付けたりするので薄い筒状の物は避けた方がいいかと。
ステアリングコラムに付いていたボルト・ワッシャーは使いません。
4
ステアリングコラムを外すと、写真のようにM字状の金物が出てきます。
それの上にV字状の金物がボルト2本で止まっているので、ステアリングコラム下より外してください。
かなりきついのでボルトをなめないように。なめたら外せないので諦めましょうw
ボルト2本外すとステアリングが勢いよく下がるので注意して下さい。
ステアリングコラム内には配線がかなりあるので傷付けたり断線させないようにして下さい。
5
次に、M字型の金物の加工です。
この加工をしない限り、上に付いているV字型の金物とボルトでの接合は出来ません。
M字型の金物とV字型の金物はハの字みたいな形でボルト止めされています。それをスペーサーを噛ませてボルト止めするのでM字型にある穴を長穴加工しないと止められません。
ちゃんと理解した上で作業しないと、V字型のナット部分の山をなめたりボルトが変に入って止められなくなります。
写真は長穴加工前の写真。
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長穴加工は一気にやらない方がいいです。
一気にやってしまい取り返しのつかない事になりかねません。
時間は掛かりますが、少し削って位置合わせをした方が無難でしょう。
写真は長穴加工後の写真。
車体に因って個体差がありますので、長穴加工には細心の注意が必要だと思います。
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長穴加工後、スペーサーをM字型の金物とV字型の金物の間に入れ、M字型の金物の下からボルトとワッシャーにて通しV字型のナットに締め込みます。
この時、間違っても無理に締めないようにしてください。
V字型の金物に溶接されているナットはすぐになめてしまいます。なめた場合は、タップにて溝の切りなおしとなります。
何回も出来るものではないので注意が必要です。
写真は、スペーサーを入れM字型の金物とV字型の金物をボルトにて止めた後です。
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その後、配線等を整理しステアリングコラムカバーを取りつけます。
15mmのスペーサーだと、加工前の最下位置が加工後の最上位置となっています。
写真は加工後の最下位置となります。1枚目の写真と比べれば判ると思いますが、ステアリングはかなり下に来ています。
もっと下を望む方は、15mm以上のスペーサーと長いボルトを用意すれば更に下げられます。
但し、最上位置も当然下がりますので適度にしないと運転出来なくなります。
この作業は、みんカラの情報をベースに自分なりに考えショップの方と相談の上作業をしました。
あと、こんな作業嫌だって方はjimzeよりローポジ用ステアリングコラムブラケットってのが売ってますので、そちらを買って作業するのがよろしいかと。
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