
【元ネタは地元新聞より】
クルマに詳しい人なら、英国の「ブラックキャブ」と呼ばれるロンドン・タクシーの事はご存知と思う。
英国の完成車メーカーはほとんど外資の傘下にあるが、その中で”純英国資本”のLTIという会社が48年以来、タクシー専用車種として作り続けてきた。
その市場独占を可能にしてきたのが、「最小回転半径」という規制。なんでも半径を三・八一メートル以下と定めているのだが、そんなことは海外のメーカーには今まで不可能だった。
この「壁」に、メルセデス・ベンツとプジョーという独仏のメーカーが挑戦してるのだが、方やドイツが技術力でクリアした車両を投入したのに対し、フランス側は「公正な競争を阻害してる」と政治戦にでるなど、まったくアプローチが異なってるのはお国柄らしい。
どっちにしろ、今まで規制という名の「保護」があってのロンドン名物だったこの車両も、「自由競争」という荒波に晒されてる次第で、その存続にもイエロー信号が点った・・・・・という内容の記事だった。
エンジンを換装したり細かなUPデートはしてるんだろうけど、基本的に同じ様な姿で60年以上作り続けられたのは凄いことです。
個人的にはシーラカンスのごとく、このままの状態で存続してほしいなあ、と思うのですが、今の競走原理の世の中では難しいのかな。
Posted at 2009/11/28 20:27:52 | |
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