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2.0T-FSIエンジン
ＶＷが現行ゴルフに最上級グレードＧＴＸを追加しました。
「ん？、Ｒ３２復活か？」とも思ったんですが、内容はさほど変わらず2L･FSIエンジンにインタークーラ憑きTCを組み合わせたもの、日本車で言えば三菱のGDIターボのようなものだが、
現車を見てみるとそんなものではなかった。

ゴルフの小さ目のエンジンルームに2.0T-FSIエンジンが所狭しと詰め込まれ、インテイクやサクションパイプは目立たぬ下方へ(頭デッカチなFSIならではのレイアウト)インタークーラーはコンデンサとラジエータにはさまれ外からでは確認できない、
最高出力は　200ps　らしいがこの小さいボディーからすると強烈なものだろう。
最大トルクは　28.6ｋgｍ　だが1800rpm～5000rpmという広域には驚く。

チョコっと乗った感じでは電子式スロットルというのを除けばかなり好みなフィーリングである。

実はそんなことは半分どうでもよく今回注目したのは"DSG"（ダイレクトシフト・ギアボックス）といわれる｢アウディ｣のマニュアルトランスミッションだ
マルチプレートクラッチと呼ばれる動力伝達経路を2系統に配置する構造により従来のMTより極めて素早いシフトチェンジが可能。

構造は通常と反対向きに搭載したギアボックスに、2軸のイン･アウトシャフトとマルチプレートクラッチを油圧で駆動・・・・

簡単に言うとあらかじめ組み合わさった奇数ギヤ偶数ギヤを2枚のクラッチで切り替えていくだけの構造、"だけ"といったがかなり早いシフトチェンジである。(ゲーム並)

CVTもかなりフィーリングはMTに近いが、ほとんどのCVTはクラッチの変わりにトルクコンバーターを使用しているため、ダイレクト感はいまいちなものが多い、
早く日本車にもこのDSG技術が導入されることを期待したい。

うわさではＧＴＩカップモデルも同スペックで近々登場となるらしい・・・