しおのブログ一覧

十数年前のいただいた戦闘食料が倉庫から発掘された。
しいたけ飯と、赤飯。

レトルト品とは書かれていることが多少違いが有った。

使用法の欄に｢沸騰湯中で約２５分間以上加熱すれば、通常３日間は喫食できるが、食前にあたためればさらによい。｣
２型よりやや優しい口調になっている｢なお良い｣に比べれば・・・
しかし無愛想である。

今日のところは怖いので開けないことにします・・・・後日！

この時期多い内容となってしまったが、ほんとに年度末は道路工事をよく見る。
工程管理に無理があり、交通量の多い時間帯に工事をする業者もある、実に迷惑な所での無理な工事による工事渋滞は頭に来ることもある、さらにそのガードマンの要領が悪く愛想も無いとくれば、腹立たしい次第である。

愚痴ってみたものの、実は私も数年前まで、路面標示の仕事をしていた、まさに「渋滞の根源」であった。

路面表示の仕事とはまさに工事の仕上げ的作業、といったものの無茶苦茶な工事計画の犠牲になり「１日で仕上げろ！」や「半日で終われ！」、さらにひどいときは、
すでに規制バリア除去してあり普通に交通が行われてる中、施工をしなければならない現場もあった、

作業は約１５０～２００度と高温の溶融材料、ガス釜用の大量のＬＰＧ、材料は油性の為、材料や発生する蒸気は可燃性、さらに現場は開通後の高速道路や多車線の道路など、常に危険にさらされている状態であった。

施工時間はほとんどが短時間な物が多く工事単価は安価なもので一日に多くて２０以上の現場を回らなければ給料が出ない、天候などに左右される工事は結局工期が迫り渋滞する時間でも作業しなければならない状態となっていく・・・・時には巨大なガスバーナーで路面を乾かしてでも行うことがある。

私のいた班は通称ゲリラ法(自分達で勝手に命名)というのを使用し、その内容は
機械班が、現場近くの公園などの広いところで材料・施工機械を準備する間、作図班が乗用車で現場に到着車を邪魔にならない所に止め、作業員のうち手の空いているものが通行中の車両を作業に合わせ一時停止などの仮規制を行う、(手旗のみ)
写真撮影や墨うち(作図)プライマー塗布が終了する頃、機械班が準備を終え現場に到着、作図班はすぐさま作業トラック周囲を規制(工事規定に準じた規制方法)、機器を下ろしトラックの周囲を施工、トラックを反対車線へ移動、すぐに規制、施工、施工中に片付け、施工終了と同時に規制を解除現場を退散、作図班が完了写真を取り次の現場へ・・・・
これを１日中繰り返す。
恐らく業界でも一番渋滞の少ない工事班だと思っている・・・・

工事の範囲は南は沖縄から北は北海道まで一年中行ったり来たり
ご覧の皆さんの中にはお会いした方もいるかも・・・・
全国行脚する理由は
ここ数年行政改革の影響で受注工事数が激減、入札競争が激化し単価が急落・・・・かなりの同業者が姿を消していきました・・・・
・・・仕事があるなら全国何処へでも・・・そうでなければ存続して行けず、
工事課長なんて全国の国道・県道を回ってるせいか、長野県軽井沢周辺で工事中に、観光客から路を聞かれ、軽がる案内していました。(工事トラックは福岡ナンバーなのに・・・)

規制には十分気を使い、長く待たせない、礼を忘れない、「ありがとうございます！」大きな声で、誘導は誠実、確実にオーバーアクションでパフォーマンスを、

家庭事情から、私はその職場を離れましたが、今でも連絡を取り合っています、汚い仕事です、チタン粉で真っ白になり、プライマーでべとべとになり、材料でやけどをし、路面の照り返しが眩しく、熱い、つらい・・・
それでも渋滞の少ない工事を目指し、彼らは頑張ってます。そんな工事を見かけたら、どうかクラクションは鳴らさないようにお願いします、