サーモスタット交通(2回目 Motorad ローテンプ・ハイフロー)&ラジエーターホース交換
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
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前回の整備手帳で冷却水交換を行いましたが、水を抜いた機会にサーモスタットとラジエーターホースも交換しましたのでUPします。
この車のサーモスタットは、1年程前に純正の全開温度192℉(89℃)のものから180℉(82℃)のローテンプタイプに交換しています(
https://minkara.carview.co.jp/userid/1199964/car/2556750/6021122/note.aspx)が、今回はローテンプサーモスタットの中でも、ハイフロータイプとして販売されている製品に再度交換してみようと思います。
これは以前、他のパーツを注文するついでに興味本位で購入しておいたもので、機会があれば装着してみようと思い部品棚で眠っていました。
写真左側が前回交換したSTANT 13468で、右側が今回装着するMOTORAD 2023180(RockAutoで$6.60)です。
ハイフロータイプとして販売されている右側のものは、冷却水通路の口径が左側の製品に対して1.2倍程大きくなっており、エア抜き用のジグル弁も付いています。
断面積は径の2乗に比例するため、単純計算では通水量が1.4倍以上に増加するということになります(メーカーのうたい文句では流量が50%増加するとされています)。
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拓本をトレースしたラインで切り抜き、ボルト穴は9mmのポンチでピッタリでした。
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シリンダーブロックのウォーターネック取付部を入念に清掃・脱脂。
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新しいサーモスタットとガスケットを乗せて、ウォーターネックをボルト2本で取付けます。
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特に不具合のないラジエーターホースも不安解消のためこの機会に交換します(アッパー側:GATES 20704 $8.28 とロア側:GATES 20767 $10.78)。
ロアホースはそのまま装着してOKです(写真下)。
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アッパーホースは両端を3~5cm程カットして取付。
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冷却水を補充し、エアインテークダクトを元通り装着して完了。
外気温が100℉(37℃)を超える日中にエアコンをONにしてテスト走行してみました。
今まで使用していたSTANTのものは、巡行時に75℃程度まで水温が下がり、5分程度のちょっとした渋滞で95℃位まで上がるということを繰り返す状態だったのですが、今回装着したMOTORADのものは巡行時も80℃程度で安定、ちょっとした渋滞では90℃程度と水温の安定度が格段に優れているようです。
これは、冷却水の流量が増加した効果もあると思いますが、水温の変化に対するサーモスタットの開閉が非常にレスポンス良く行われているという印象を受けました(サーモスタットそのものの品質の問題かも...)。
サーモスタットを交換するだけではシステムの冷却容量が増大するわけでは無いため、長時間の渋滞等で最終的に到達する水温に変化は無いはずですが、そこに至るまでの時間的な余裕を確保することができます。
このため今回サーモスタットを交換したことで、夏季のエアコン使用時に5分以内の信号停止を繰り返すような街中の走行において水温が95℃を超えることはめったに無くなり、久々に良いパーツに巡り合うことができました。
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