
就職して弘前に赴任してからは
スカイラインに乗っていた私ですが、父親の仕事の関係で返還を求められていたのです。
まぁいずれ自分でも好きな車を買うつもりでいましたしお金もそれなりに貯めていたのでタイミングとしてはそれ程困ったものではありませんでした。
つい最近まで国産車の上限は280PSに自粛されていたわけですが、当時もそんな頃。
私が初めて自分で買う車には下記の条件を求めていました。
①6気筒であること(直6、V6は問わない)
②ターボ車であること
③280PSであること
④4WDであること
前の年までは④は私の中ではどうでもいい項目だったのですが、弘前の雪は厳し過ぎました。(秋田も厳しいんですけど…)
これを満たす国産車は当時ではスカイラインGT-Rと三菱GTOくらいと思われてました。
しかしあったんですよ、三菱には地味に私の条件にピッタリの車が。それがギャランVR-4(EC5A)だったんですねー。
当時の三菱はリコール問題の前夜といったところでディーラーも強気でした。
私は今も結構どうしようもない人ですが、当時はまさに子供に毛が生えただけの状態でしたから『欲しいんですオーラ』を全身から出しながらディーラーに乗り込んでいきました=3
結果…値引きも言いなり、使うクレジットも言いなり、試乗したいと言ったら『無い』といわれてそれも諦めながら契約をしてしまったわけです...orz
私が選んだグレードはタイプVのMTというVR-4シリーズの中でも一番安いもの。
エンジンは6A13でこれはGTOのツインターボをそのまま2.5㍑にしたものらしいです。スペックは280PS/37.0kgmで私の希望を満たしてくれました。。
このエンジンは最高でした。とにかく音がいいです。三菱のV6というとディアマンテにしろGTOにしろ低音が強くてちょっと私の好みとは違ったんですよね。
ギャランのV6はとにかく静か。トヨタの直6的なサウンドに近いものがあり、納車時はうっとりしておりましたよ。
それでいて踏み込んだ時の迫力は凄まじく、ファミリーカーのボディを震わせながら加速してゆくというもの。
また、このツインターボはBH/BEレガシィまでのようなシーケンシャルタイプではなく片バンクずつにブーストするものでしたから低回転からたっぷりのトルクでした。回すと頭打ちの感はあるんですがね。
実はスカイラインがATだったため、この車が私にとって初めてのMT車だったんです。納車した日に弘前の火葬場入口の道路で坂道発進をした夜は忘れられません…。
今でもこの車は現役で頑張ってますが(VR-4は廃盤)デザイン的にもそんなに古臭くなくて街でVR-4みつけるとカッコいいなって思います。さすが96年のCOTY受賞しただけのことはあります。
Posted at 2005/08/26 20:53:49 | |
トラックバック(0) |
素人試乗記 | クルマ