プラモ 一七試艦上戦闘機 「疾風」
投稿日 : 2007年07月30日
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日本機離れした巨大な「艦上」戦闘機となった「烈風」。量産のはじまる直前に終戦を迎えました。
正式には三菱 一七試艦上戦闘機「烈風」、つまり試作機ですので、今回キットの塗装色もオレンジ色にしました。
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http://minkara.carview.co.jp/userid/122372/blog/5677826/
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零戦21型と並べると、その大きさは一目瞭然・・・瞭然と言うより呆然とするくらい巨大です。
軍側から要求された翼面荷重に束縛され、このような大きさになりました。
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日本のエンジン開発の遅れ(すなわち工業技術の遅れ)により、常に米英のエンジンより20%ほど出力の小さなエンジンしか使えなかったことが、日本の戦闘機開発にとって大きなネックとなりました。
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幾何学の問題。重さ(体積)はサイズの3乗に比例して増加し、面積はサイズの2乗に比例します・・・つまり、エンジン重量はサイズの3乗、主翼の面積はサイズの2乗で増加するので、軽いエンジン機体と、重いエンジンの機体で、同じ翼面荷重(重量/面積)を実現することは不可能な話しです・・・が、それをこの機体は要求されました。
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正直言って、この機体には日本機らしい精悍さは感じられません。美しいとも思えませんし(塗装のせいかもしれませんが)獰猛さ、迫力もない、と思ってしまいます。
戦闘機というより軽爆撃機、雷撃機のような機体ですね。
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開発エピソードを読むと、つくづく三菱海軍機(雷電と烈風)の不運さを強く感じてしまいます。
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ライバルとなったであろうF8Fと。
片や新しいコンセプトで戦闘機のあるべき姿を実現し、片やなし崩し的に巨大化した機体。
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同世代の連合軍の戦闘機達と・・・日本機が最も大きかった、という事実に愕然とさせられました。
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