
ジェイドハイブリッドくん、i-DCDぶっ壊れたんじゃがwww
いや、笑うしかない。
笑うしかないが、不幸中の幸いというか、壊れたのが新東名から東名に合流したあとでまだよかった。新東名の周り何にもない山の中だったら、もっと絶望してた。
や、法事で名古屋行ってた帰り道だったんですよ。
台風来てるってんで、その前にと慌てて帰ってたんですよ。まさか、まさか。
東名へ連絡する合流路走り終えつつある中、本線合流しようとウインカー出してアクセル踏んだら、いきなりすっぽ抜けた感じに空噴かし。
は?…っとアクセル抜いて、もう一回踏むとやっぱ空ぶかしになる。
おかしい、なんかギア抜けてるぞ?と色々試すと、モーターによるアシストは効くようで、うまくモーターが動く感じに緩く踏むと、加速する。
が、エンジン側のクラッチが明らかにつながってない。。。
幸いにそこそこ速度はあったので、路肩で止まる事態は避けられ、そのまま慣性とモーターアシストですぐ先にあった足柄SAへと侵入。
SA入口の上り坂を越え、減速しながら小型車向け駐車場の誘導路へ入ったところで、運動エネルギーを失い、停止。
そっからは、ハザード焚きながら、擬似クリープで走行。
そう! i-DCDは、二軸式のデュアルクラッチ・トランスミッションに、モーターを組み込んだもの。
モーターはミッション側の奇数軸だかに生えてるので、エンジンクラッチが逝ってもモーターで動ける。
そしてトルコンついてないから、クリープはモータによる擬似的な再現=EV走行。
エンジンが動かなくても、モーターでなら動く。EV走行モードはなくても、ある程度はいける!
あと、Rレンジでの後退は同じくモーターなので、バックで下がる分には普通に下がれる!!!はず。
と、いうことで、エンジンが空ぶかしになる中を、低速で適当な駐車場に入れまして。

そこにきて唐突に点灯するトランスミッション高温警告。
おま、さっきまで出てなかっただろ。
停車し、ボンネットオープン!
熱い!クセェ。。。
と、いうことで。
i-DCD、ぶっ壊れました。
それも、高速を走行中に。
この時点では、まだ、冷えたら大丈夫かな?という淡い期待もあったのですが、
まあリコール出しまくってるi-DCDなので、とりあえずディーラの営業さんに電話。
これ、冷えたら動かして大丈夫ですかね?ってに聞いたら機械繋がないとわからんですね、と。
まあ、とりあえず冷やすかーと、そのまま放置。
エンジンは、とりあえずつけたままにしよう。
ラジエーターのファン回るし、多分その方がいいんじゃないかと判断。
一先ずの様子見を終えて、とりあえず車内に戻ったら、新しい表示が出てたらしく、ハイブリッド用バッテリー出力低下とバッテリー充電中。

後から思えば、元々にバッテリー使い切り気味だったし、その後で駐車するまでにEV走行してたしね。
減速時の回生からならモーターだけで充電できるとはいえ、運動エネルギーは本線から見て丘の上のPAに上がる位置エネルギーと相殺してしまったから充電に回せた量は少ないはず。
そこで頼みとなるエンジンからの動力はクラッチが切れたままでいるわけで、さっぱり発電ができない。
そりゃ、切れるか。
そして、充電中になったり、気付けばこの表示でなくなったってことは、ここでエンジン側のクラッチの再接続に成功してたのかもしれない。
して、どうするかねぇ、と。
さっきのトランスミッション高温警告をキーワードにググると、、、えっ、これクラッチ焼き付いてんの?
熱で一時的に油圧が不調とかじゃなくて、不可逆な奴なの?
リコールではないが補償延長のやつなの?まじで?、と。ちょうどメーカーリコール情報ページにお客さまセンターの番号があったので電話。
(ちなみに初回登録から9年まではいってないので、まだ保証延長の対象のはず、、、)
車台番号伝えて、こんな経緯でこんな表示なんですけど、これ、冷えたら走れるんすかねぇ?って聞いたら
なんとも言えないが、メーカーとしてはレッカーして欲しいと。
いや、レッカーするにも、今、東名高速上のSAな訳ですけど、どこに行けばいいです?適当に降りてディーラ行けばいいです?
ホンダトータルケアに入っていればが云々というので、んなもんどうなってるか知らん。馴染みのディーラに確認するわ、という話になり。
(今思うと、客にその判断投げるなよ。こんな状態のもん走らさせる余地残すなよ。)
ディーラに電話して、こんな感じなんですけどーと伝えると、トータルケアには入ってることになってたらしく、ディーラからホンダトータルケアに代わりに電話かけて折り返しをもらえる事に。
そして、折り返しでもらった電話で、なんか任意保険の損保ジャパンに電話してもらえる事になり、こちら、損保ジャパンのXXさんです、的な なんかよくわからんシームレスに繋がる三文芝居を聞かされた後
さらに損保ジャパンがJAFに問い合わせして、レッカーしてくれることに。
・・・・・・・いや、最初からJAFに電話すれば良くない?と、思わなくもないが、うん。
損保ジャパン、悪い話しか聞かないけれど、担当の人は感触悪くなく、
とりあえずなんか、レッカー特約とか、代車特約とか、故障時の費用特約があるので安心です!とかいう話で、へぇ。
ただ、自分はレッカー担当なので、代車とかは別部署なので、そちらからまた電話行くからよろ、と。
その後も、こまめにわかったことを報告してくれて、かなり良かった。・・・この人は。
13:38 足柄SAに停車し、14:13 ディーラに電話して対応開始してからのーで
15:31 レッカーの業者さんが近くまで来て、レッカー車に乗せるのに大型車向けの駐車場の方に移動してくれんかと言われ
まあ、EV走行はできるだろうからと、エンジンかけてみて、移動。
案の定、後退については超スムーズに成功。
ただ、前進については、やっぱクラッチがダメらしく、エンジンが繋がろうとして、うまく繋がらなくて、ガクガクつながりながらの挙動。
見るからに不審車両です。ハザード焚きながら徐行します。
ま、とりあえずは、短距離なら、動く。
が、高速なんかとてもじゃないけど走れないわ、これ。一般道も無理。
大型の方で待っていて、レッカー屋さんと無事に合流。
16時過ぎには積載車に乗せられて無事にレッカーされていきました。こちらの業者さんもいい人でした。
この後は千葉のホンダディーラまで運んでくれるらしい・・・んだけど、今日中はディーラの営業終了に間に合わない+翌日からディーラが休みだから、とりあえず業者さんが預かって、後日にまた搬送らしい。
・・・コロナ禍対応もあるのはわかるけど、ディーラ、もう少し勤勉に働いてもいいと思うのよねぇ。
確かに売るのが仕事で、今は売る車がないとはいえ、売った後の対応もあなた達の仕事なわけでしょう、と。
まあ、そりゃ、こりゃ、フィットがさっぱり売れなくなるよ、とは。
俺、仕組みとかわかってるから、特に混乱もせず、マジかよ???ってなったけど
普通の人がこんなんなったら超パニくるし、
2度とホンダ買わねえってなるよ。
直前の停車地である豊田上郷SAから足柄SA付近まで新東名をノンストップで214km。そう、たった200kmちょい。
トラックが追い越し車線塞ぐ奴で急めな減速・加速はちょいちょいあったたとはいえ、
そんな飛ばしてたわけでもなく、控えめに巡行してて、それこそオービス光るような速度は一度も出してない。
強いていえばモーターアシストされてるとはいえ1.5L NAしかないエンジンが、重い車重&4人+1匹乗車を新東名の実勢速度に対して非力なのは往路で認識していたので、加速時はキックダウンというかをするように強めに踏み込むようにはしていたくらいか。
が、それにしてもさあ。
そんなんで壊れるか? 流石に脆すぎないか?
台風で気候は変で、ゲリラ豪雨と快晴を繰り返し、なかなか湿度高めだけど、気温はそこまで酷暑ってわけでもないし。
車としての信頼性、ちょっとなさすぎかなと。
ちなみに、これ、まだ前編です。
お気づきでしょうか。舞台は、高速のSA。乗っていた車は回収されていきました。
今日という1日は、まだまだ終わらないのです。
残されたのは、哀れな乗組員達と荷物。
車がディーラに届くのは数日後。車の中に残せる荷物は限られる。
土産なんか載せっぱにしといた日には間違いなく腐る。
最悪の場合<公共交通機関での機関>も考えて、犬のケージも必要。大荷物。
そもそも、台風が来るってんで、予定を1日早く切り上げて、急いで帰っている途中。
数時間後には、ここは強風と豪雨に飲まれかねない。
いやはや。
今日までは、i-DCD、ちょっとリコール多発くらい、と思ってたけど、これは対応も最低にクソい。
だってこれ、既に何十台、何百台、何千台もが通ってきた道なんでしょ?なんで対応が整備されてないの?
それとも、整備されててこれなの?
ジェイドの整備はディーラ任せで、それなりに金払ってるはずだし、保険もディーラにおまかせだよ。
それでこの対応はねぇ・・・
(・・・あと、これ、保証延長が切れた後の個体の中古価格やばくならないです?
ミッション載せ替えしかないとなると壊れるまで乗る使い捨てしかなく、それに見合った値になりそう・・・