
高速走行中に、いきなりi-DCD内のクラッチが繋がらず、アクセル踏むと空吹かしになる症状が起きるも、ディーラーに陸送したら症状まるっと治って、なんだったんだ?というジェイド君ですが
その後、ディーラのメカニックの兄ちゃんが かーなり頑張ってメーカーに掛け合ってくれたとかで、無事にDDC、デュアル・ドライ・クラッチ部分を交換してもらえる事になりまして、こないだ無事に帰ってきました。
通常なら26万とかな修理を、メーカー負担で無償修理対応としていただけたようです。有り難い。
受け取っての帰り道で家まで回送した限りの感想ですが、クラッチの繋がり方が前よりかなりキビキビしている。
スコン、スコンって素早く変速してる感じ。
クラッチを変えたからか、それに伴って色々変えてくれたおかげか、どの要因が大きいのかはわからないけど、いい感じ。
そのあと乗ってる母親曰く、なんか動き出しが速くなって良いとのこと。
動き出しの半クラが上手になった…?のかな。
以前より迷う事なく進むようになったって言ってました。
壊れた時に運転してたのは僕ですが、持ち主と普段乗ってるのは母親ですので
修理から帰ってくる前は、いきなりまた壊れるのが不安と、割と結構に嫌がってらして。
まあ、そらそうよなあ。人によっては二度と乗らぬと他メーカーに買い換えよなぁと、お気持ち的な問題が懸念ではありましたが、交換修理で明らかに差がわかる感じになって、満足されているようです。
とりあえずは、めでたし、めでたし。
それはそれとして、個人的な原因追求として考察はしておきたいわけで。
考えてた結論として、やっぱ製造から9年近くの無交換によって劣化したクラッチ操作用の(HCA内の)フルードが原因で、ベーパーロックしたんじゃないの?と疑っていまして。
クラッチを折角交換してもらうことになったのに、ではあるんだけど、原因そこじゃないのでは?という気がしており。
でもま、交換ついでにフルードも新しいのになるだろうし、まあいいだろう、という目論見で交換してもらったのだけれど
帰ってきたら結構化けたな…となって、違ったんだろうかとなりつつも、まあ、以下、書いといた奴なので、修正しつつ残しときますね。
ペーパーロック説の論拠的なポイントとしては
1. 新東名から東名の連絡通路で発症した
2. 発症時にエラーは出てない(停車後に出たのも記録に残らないワーニング止まりでエラーではない)
3. 2日放置したら完治した
一つ目。
新東名で走ってる間は発症してない。
けど、連絡路を主に惰性で走行し、東名本線に合流しようと踏み込んだら、出た。
なんでそのタイミングに発症したのか。
新東名での高負荷→連絡路での低負荷→合流時の普通の負荷、で出ているのがなんとも怪しい。
ちなみに他に似たようなの起きてる人だと、渋滞でハマったり、上り坂で発進を繰り返したりで半クラを多用するようなシチュで出るらしい?
いろは坂で多発してて、ブレーキ踏まずにクリープで維持して(=内部的には半クラ継続)でなってるケースが多いらしい?という記事がちょうど昨日に流れてましたが、どうなんでしょう。
それは普通にクラッチが焼けそう。
二つ目。
出てた高温警告はワーニングで、エラーではない…らしい。
(警告は二段階で出るらしく、色がそれぞれオレンジと赤だとか。同時にログレベルの話でもあるらしい。)
そも出てたエラー表示は、トランスミッション高温の警告と駆動用バッテリー切れで、どちらも停車してから。発症して直ぐに出ていたわけではない。
ので、高温警告の方は、単に停車して走行風がなくなったから冷えなくなったから出ただけで、症状に直接は関係ないのでは?
高温警告が直接の原因によるものなら、症状とともに出るはずだし、ワーニング止まりなのも変。
ちな、もいっこ出てた駆動用バッテリーの警告は単にクラッチが繋がらないままエアコン動かしてたせいで充電切れただけと思われる。(いや、電動コンプレッサーを駆動用バッテリーで動かしてるとか知らんかったですよ。)
三つ目。
放置したら完治した、ってのもおかしな話で。
当たり前だが、壊れたらそれは不可逆で、完治なんかしない。
直ったにしても、後遺症的なの、少しは残ってもいい。
メカニックの兄ちゃんは最初、コンピュータの通信の不整合とかを疑ってたけど、コンピュータって奴、そんな都合よくは壊れない。ワタシ、本業はそっちが専門アルよ。
それまでは一切に問題なく、発症後に十数分の放置でダメだったのが、2日放置して綺麗に治るわけがない。
あとモーターで動けたりで変速は出来てるのにクラッチだけおかしいなんての、変だよ。
という事で、my仮説としては
新東名を抑えめに飛ばしていたせいで、速度とギアが合わなくて細かいペダル操作が増え、応じたクラッチ操作が増えて。
長年の無交換で吸湿して劣化した?フルードが泡立って。
連絡路をゆるりと走ってる間に液中の気泡がまとまってった結果。
連絡路終わって本線に戻ったタイミングでベーパーロックした、じゃないかと。
ベーパーロック、本来はブレーキで起きるものだけど、フルードにブレーキオイル使ってるらしいし、と。
これだと、完全にクラッチの制御だけの問題で、気泡が抜けたら完璧に直るわけですけれど、どうよ。
制御側はちゃんと操作してるつもりなのに、操作が行われない。そういうシチュ、なかなか難しいと思うし、検出するセンサー付いてなさそうじゃない?
HCA、はいどろなんちゃらクラッチ・アクチュエーター。
まー、モーターで油圧作ってクラッチ操作するユニットなわけですけども、症状的にコイツが機能不全に陥ってたのは間違いなく。
症状は、変速はすれどクラッチ繋がらず、エンジンが空吹かしになる。ですので。
まあ、単に油圧のセンサーが熱でやられたとかそういう可能性もあるけど、だったらそんな綺麗に復旧せんと思うんだけどなあ。
まあ、大多数のユーザーはしないような運転をしていた自覚はあり、普通に使ってたら出づらい問題なのかもしれんけど、、、でもねぇ、、、
当日、そんなに無茶してたわけでもねぇんだわ、本当に。自分のクルマの時に比べたら、まったく。
車齢8年そこらで、ちゃんとディーラーで定期整備してて、それが新東名を2時間弱走った程度で走行不能に陥るって、現代のクルマで許される基準じゃねえと思うのですよ。
タイヤかかるトルクを変動させるために細かく踏み抜きしまくってた、とはいえ。そんなん、いつでもやってることだし。
もしジェイドがパドル付きで、一段低いギアに落とせてたら、あんなペダル捌きをしなくて済んでいて、負担も少なかった。
…かもしれないけど、前期型(と中期型)にはついてないので、残念無念。
と書いてて気付いたけど、新東名でSモードにしてれば回避できてたかも、、、?
プリウス形状なシフトノブへ極力触りたくない気持ちと、ボタン配置の残念さが存在を忘れさせていたけれど、そういえばそんなのもあった。
いやでも、Sモードはそれはそれでまた違う気がする、、、けど、まあ、今度試してみる…かなあ。機会があれば。
あ、それとですね。
みんカラとか、価格comの掲示板とかを眺めてたところによると
僕が疑ってるHCAのフルード交換、交換時期こそ設定されてないけど、正規の作業手順書はあるらしくて、ですね。
費用も数千円程度らしいから、心配な方はディーラで頼んで見ると良いかもですよ。
そして、交換した人はどれくらい効果あったか教えて欲しいのです。
あんま効果なかったら、、、ドンマイで。
流石に8年変えてなきゃそれなりに劣化してると思うのですが、どうなんでしょうね。
あと入れるフルードがブレーキフルードじゃないのだった的な話もあったのが気になってて、
車種の違いによるものなのか、途中で変えたのか、まあ、わからん。 蓋にDOT4のブレーキフルードって書いてあるだけで、入ってるのはホンダ 5P8フルード(何者?)のようですね。