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Kitta1959のブログ一覧

2020年06月17日 イイね!

NBロードスターの19年間を総括してみた。(その5)

NBロードスターの19年間を総括してみた。(その5) みなさん こんにちは 今回の「その5」では、ディーラーで実施してきた車検等の定期整備以外に、予防整備を念頭に実施したタイミングベルト交換等の重整備について振り返ってみたいと思います。

 冒頭の写真は、2010年10月7日九州ロードスタージャンボリーでの1枚。ミーティング後に仲間で集合写真を撮りました。あの年は、別府湾SAに30台近く集まって会場に向かった覚えがあります。

 私はディーラー整備以外の整備(オイル交換を除く。)は、小規模のロードスター専門ショップに依頼しています。このショップの利用は、2009年11月のタイミングベルトの交換が最初です。以来ややこしい整備はここに持ち込んでお願いしています。このショップは、走行距離が10万キロに近づいた2009年の春ころから、タイミングベルトの交換をどこにお願いしようかなと探していく中で見つけました。ネットや雑誌などでも広島市近辺にニーレックスを始めとして何軒かあったのですが、検索の言葉をとっかえひっかえしながら探していた、ある日のウェブの検索で目に留まりました。

 何気なくウェブを開いてみると、狙い通りロードスター専門ショップであり、店主はロードスター好きが高じて、単独でショップを立ち上げた剛の方です。もうねぇ、直感でここだと思いました。ロードスターのオーナーが頑張ってるショップを応援したいということもありましたが、何よりここなら大事に整備してくれんじゃないかと思いました。以来10年安心してお任せしています。私のロードスターが快調なのはここのショップのお蔭だと思っています。なお、ここのショップの店主は、自分のショップでできないことはできないとはっきりおっしゃいますし、全塗装等ここでできない作業は、必要に応じて別の整備業者に依頼してくれるので、その点でも安心です。

2010年10月20日 有志で萩、長門方面をTRGした際の写真
朝の集合時(福岡組到着)


長門市の千畳敷駐車場


秋吉台の駐車場(ロードスターの神様と一緒でした。)




角島の有名な写真スポット(現在はこんなことはできないでしょう


皆で橋を往復しました


 さて、予防整備という言葉に明確な定義があるのかどうかわかりません。まあ何となく壊れる前に整備しましょうということなのでしょうが、時期という視点からはそれぞれの車の使いかた等もあり、一概に決めつける訳にもいかないように思います。

私が某ショップで実施した予防整備等は、次のとおりです。
2009年11月3日(走行距離99,106キロ)
交換パーツは、タイミングベルト、ウォーターホース、サーモスタット、バッテリー、オイル、オイルフィルター

2011年3月8日(走行距離125,300キロ)
足回りブッシュ全交換、車高調導入(マルハのBCダンパー)
RECS加工、P/Wウィンドウ調整

2011年7月9日(走行距離131,500キロ)
ブレーキOH 交換パーツは、ブレーキライン、ブレーキローター、ブレーキパッド

2012年8月8日(走行距離145,490キロ)
交換パーツは、クラッチ、フライホイール(TODAレーシングの軽量ホイール)、レリーズシリンダー、ミッションのシール一式及び同オイル、ヘッドライト左右アッシー

2014年1月26日(走行距離168,760キロ)
バッテリー交換、エアフィルター交換

2014年3月22日(走行距離169,930キロ)
車高調交換(CUSCO STREET ZERO A)

2014年4月27日(走行距離171,160キロ)
交換パーツは、幌(クロス幌で色はグレー)ベルトラインモール、プロテクタ、アウターウェザーストリップ、エンジンオイル

2015年6月15日(走行距離 記録なし(184,000キロ位と推定))
プラグコード交換(NGK製)

2016年10月23日(走行距離199,950キロ)
交換パーツは、タイミングベルト、ウォーターホース、サーモスタット、カムポジションセンサー、クランクセンサー、ラジエター及び同キャップ、オルタネーター、E/Gマウント、エアコンバルブ交換調整、エアフィルター、エンジンオイル同フィルター

2019年3月4日(走行距離225,883キロ)
ブレーキOH、交換パーツは、ブレーキライン、助手席P/Wレギュレータ、スクリーン、ドア外周モール、カウルグリル、燃料ポンプ、バッテリー

 こうして改めて見返してみると、タイミングベルトは規定通り交換できていますが、初回のブレーキとクラッチのOHは遅いですね。特に安全面を考えると、初回のブレーキのOHはもっと早期に実施すべきだったと思います。
 足周りは、約10年、125000キロ走ってからマルハのBCダンパーに交換しました。純正のビル足を使い続けましたが、スプリングは25000キロ時点でオートエクゼのローダウンスプリングに交換しています。乗り心地は劇的に悪化しましたが、格好良くなったので我慢できました。なお、この時に足周りのブッシュを全交換しています。ちなみにマルハのダンパーは39000キロ使って現在のCUSCOに替えました。マルハに交換直後は足がしなやかになりとても気に入っていたのですが、劣化は想定以上で3万キロを超えてからはバタバタでした。5万キロぐらいもってほしかったですね。
 現行のCUSCOもすでに6万キロを超えています。現状は走り始めて10分くらいはバタバタしていますが、それを過ぎると何とか許容という感じです。そろそろ次を考えないといけません。

 幌は13年近く使っての交換なので、よくもったと思います。交換時は、あちらこちらにミシン目のような亀裂が入り、車内に光が漏れていました。特に後方のガラスの周囲は、裂けてガラスが落ちそうになっていたので、トラックの幌を修理するテープをネットで購入して、ガラスの周囲をぐるりと補修していました。次の交換はどうなるのでしょうね。自分の中ではもう無いかなと思っていますが。
 ヘッドライトも、約15万キロで左右とも交換しています。10万キロを過ぎてから急速に白化が進みましたね。交換時は上から半分くらいまで白くなっていました、一度レンズ磨きを使用してみましたが、一時的な気休めにしかなりませんでした。交換後の満足度は極めて高いです。こいつも幌と同様に次の交換は無いように思います。

 タイミングベルト等の交換時にこまごましたパーツ類を交換していますが、これらは店主の判断にゆだねています。ラジエター、オルタネーター、燃料ポンプなどは、こちらから交換を依頼しています。
 足周りのブッシュは125000キロ時に全交換しましたが、単純に2倍するとあと約2万キロで交換時期になります。さてどうしますか。

ずらずらと書き連ねてきましたが。要約すると次のような感じかな。
1 エンジン・スターターとダイレクトイグニッションコイルの交換はしておくべきかなぁ。
2 CUSCOのダンパー交換はそろそろ真剣に検討。
3 足周りのブッシュ交換をどうしようか。(現在の走行状態だと、もう少し先になるかな。)
4 クラッチのOHをどうしようか。

 車は消耗品の塊なので、走っても走らなくても劣化は進むでしょう。単に走れれば良いと考えるか、安心して気持ちよく走れるようにと考えるかで、整備方針は全く異なってくると思います。どちらも本人が満足していれば良いのですが、私としては万一があった時に後悔のないように、財布の中身と相談しながら、できるだけのことはしておきたいと考えています。逆に言えばそれができなくなったら、乗り続けることはできないのかなと思っています。

 22万キロを超えてからは月に千キロ走っていた時代ははるか遠くですが、あと半年で丸19年が経過する23万キロ超えの車とどのように向き合っていくのか、自身の身体の衰えと共に見直さなければならない時期に来ているように思います。

前出と同じ日の角島


ロードスターの神様との貴重な1枚


 少々くどい文章になりましたが、今回は以上です。ここまで見ていただきありがとうございました。

次回、その6でお会いいたしましょう。それまで、御機嫌よう。

Posted at 2020/06/17 12:56:12 | コメント(1) | トラックバック(0) | ロードスター | クルマ
2020年06月14日 イイね!

NBロードスターの19年間を総括してみた。(その4)

NBロードスターの19年間を総括してみた。(その4)みなさん こんばんは 山口では、梅雨入りしてからほとんど晴れ間もなく悪天の毎日ですが、いかがお過ごしでしょうか。梅雨も必要なのは理解しますが、やはり晴れ間が恋しいですね。
 冒頭の1枚は関東単身赴任時、2005年12月24日、房総半島TRGに出かけた際に、東京湾横断道路の海ほたるから見た朝日です。

 さて、前回のその3でロードスターの故障について総括しましたが、今となっては懐かしい思い出でも、当時は現場で頭を抱えてしまうようなものもありました。そこで今回はデータ的な側面を離れて、前回のブログで紹介した故障の内、特に記憶に残っているエンジンに関係する故障に関して、当時のメモ書きを元に思い出しながら、こんなことがあったんですよという乗りで、少し詳しく紹介してみようと思います。お暇な方はお付き合いください。

エンジンがアイドリングしないんですけど!
2007年8月28日 長崎県佐世保のロードスターの友人W氏と、佐世保の北方にある生月島のサンセットウェイを走ろうと約束し、1泊二日で出かけました。生月島は平戸島の北西にある有人の島で、現在は平戸大橋と生月大橋で九州と陸続きになっています。

関門橋通過中


道中は福岡の糸島や唐津を走っているうちに走行距離が7万キロを超えて、とても良い気分で向かいました。

唐津の虹の松原での1枚


唐津の風の見える丘公園から臨む呼子大橋


当日はハウステンボスの近くにあるホテルローレライに宿泊し、翌29日某所でW氏と合流後佐世保の「やまびこロード」(この道も素晴らしいです。)を走って生月島に向かいました。

ホテルからハウステンボス方面を臨む


生月大橋を通過中の1枚(当時は有料だった。)


生月島のサンセットウェイなどを楽しく走ってから、帰りがけに近くにあったパヤラというカフェで一休みして出発する際にそれは起きました。

サンセットウェイの途中での1枚


生月島北端の大ばえ灯台から断崖を見る。


パヤラで休憩。悲劇はこの後


 エンジンをかけてもアイドリングしないのです。アクセルを踏んでいる内は回転は維持できるのですが、アクセルを緩めるとエンジンがストンと止まります。友人のW氏に伝えて何度もエンジン始動・ストールを繰り返しましたが状況は変わりません。パヤラのある場所は生月島の北端に近く周辺には民家など1軒もありません。ここにいてもどうしようもないので、アクセルを煽ればエンジンは回ることから何とか走らせてみることにしてW氏に先行してもらい走行を試みました。まずアクセルを開けて2千回転くらいに回転を上げ、2速スタートでクラッチをつなぎます。速度が上がって3速に入れようとアクセルを緩めるとエンジンは止まります。クラッチを切って惰性で車が走っているうちに3速に入れてクラッチをつなぎます。するとエンジンの押しがけのような状態になりボロボロとエンジンがかかります。そこですかさずアクセルを踏んで速度を上げます。エンジンがかかってアクセルを煽って速度を上げていきますが、いつまでも加速できないのでアクセルを緩めますよね。するとエンジンが止まるのです。

 こうして速度に応じたミッションを選びながら、エンジンの停止と押しがけ状態を繰り返しながらW氏を追います。しかしノッキング状態を繰り返しながら無理やり車を走らせているストレスは想像以上で、しかもこのまま400キロ近く走って山口まで帰ることなど及びもつかないとの絶望感で、数キロ走ったところで諦めて路側に停車しました。夏の暑い日で汗が噴き出ます。

 レッカーを呼ぶしかないなと思っていたところに、ついてこない私を心配してW氏が戻ってきてくれました。相談したところで状況は変わるはずもなく、止まっていた場所は民家もないような場所だったので、とりあえず何とか生月島の人家のある付近まで走らせることにして再度出発です。先を行くW氏も心配げに走っています。私は私で車を一生懸命走らせながら、この先どうやって山口に帰ろうかと頭を巡らせます。そうこうしているうちに街の手前にある信号機に近づいてきました。信号ではエンジンは止めざるを得ないなと思っていた時、突然エンジンが復活しました。いつも通りエンジンはアイドリングし普通に走れます。信号待ちでもエンジンは止まることは無く、そのまま生月島の大気圏という有名なラーメン屋の駐車場に滑り込みました。

 止まってからW氏に一応復活したことを告げましたが、原因がわからないのでとても不安です。このまま高速で山口まで帰るなど考えられません。相談の結果、とりあえず一番近い平戸のマツダに寄って診てもらおうということになり、腹をくくって大気圏でラーメンを食べてから出発しました。道中はとても不安でしたが問題なく走行し、30分ほどで平戸のマツダに到着しました。

大気圏のあごだしラーメン(あごとはこの地方でトビウオのこと)


 受付で状況を説明すると、メカが調べてみましょうというので車を預けました。店内はクーラーが効いてとても涼しく、不安を抱えつつも生き返るようでした。座っていると、女性従業員がニコニコしながら二人分の冷たいジュースを持ってきてくれました。もうね、お姉さんが天使に見えました。一応、この店のお客ではないのでお構いなくと告げましたが、ジュースはありがたく頂きました。

 30分ほどでメカがやってきて言うには、現状で異常はなくエラーコードも出ないので対処のしようがないこと。状況からISCの一時的な固着が疑わしいこと。帰りに同様の症状が出たら、ISCを軽くたたいてやると固着が解消する可能性があること。ということで車に行き、ISCの場所とこの辺をたたけばよいと教えてくれました。終わってから料金を尋ねると、何もしていないので必要ありませんと、神対応をしてくれました。

 佐世保までW氏と一緒に走り、別れてから山口の自宅に帰る高速の道中は、そりゃもう不安でいっぱいでした。常に今止まったらどうしようと、そればかり考えていました。その日の深夜自宅に到着した時は疲労困憊だったことを覚えています。

 翌日行きつけのディーラーに行って、状況を説明して車をみてもらいましたが、平戸のマツダで聞いた内容と同じで、やはりISCが怪しいだろうということでした。対処方法も同じでしたしISCを交換すると5万円くらいかかると言われたので、現状で異常はないので当面様子見としました。

 それから何事もなく時は流れて6年後の2013年10月、常に発生するわけではなかったのですが、アイドリング時に回転が時々500回転くらい勝手に上昇して、アクセルを少し煽ると元に戻るという不具合が発生し、その時はディーラーで故障探求の結果エンジンのニュートラルSWを交換し解消。
2014年2月には、エンジン始動時アイドリングせず、すわ生月島の不具合の再来かと思いきや3回目でアイドリングは安定。ところが1時間ほど走行後に停車したところ、エンストする不具合が発生しました。その時は手持ちのプラグコードに交換してみたら以後起きなかったのでこれで良しとしました。
2015年3月には、アイドリングの回転数が±200RPMくらい変動及び吹け上がり時にエンジンが息をつくような不具合が発生し、この時はディーラーで相談しプラグ交換で解消しました。ただし、外したプラグを見てみると、メーカーが10万キロは大丈夫という物だったにもかかわらず、3万8千キロで電極が溶けたようになっていました。

 そして翌2016年2月14日から1泊二日で妻と雲仙に旅行に出かけました。初日は島原半島を縦横無尽に走り回った後雲仙の温泉宿に宿泊し、お湯と料理を堪能しました。

宿泊旅館




 翌15日は、どんよりとした曇り空のとても寒い朝でした。旅館をチェックアウトし駐車場でロードスターに乗り込んでエンジンを始動したところ、アイドリングしません。何度エンジンをかけてもアイドリングしないので、すぐに2007年の生月島と同じ症状だと判断しました。そこで聞いていたとおりに拾ってきた木片でISC付近をたたいてみますが状況は変わりません。

 そうこうしている内に、なんと横殴りの雪が降ってきました。

写真はイメージです。(前日夕方の雪)


 私のロードスターは車高の関係でチェーンは装着不能で勿論持っていません。なぜ遠出をした時にばかりこういう不具合が起こるんだよとブツブツ独り言を言いながら、さりとてこのままではエンジンがかかっても走行できなくなると、気持ちは焦るばかりです。(妻は車中でのんびりしています。)バッテリーを休ませながらエンジンをかけて回転を上げて煽ること約10分。突然アイドリングし始めました。しめた、このまま出発しようと駐車場を出て、横殴りの雪の中をソロソロと雲仙のふもとに下りていきました。以後は何事もなかったようにエンジンは快調で、不安を抱えながらもその日の夜無事に山口の自宅に帰宅しました。

 それからしばらくしてディーラーに行き、2013年くらいから時々発生している一連のエンジンの不具合に関して相談しましたが、予防整備的な面からの方向性についての言及はなく、対処療法的に可能性のあるパーツを順次交換してみるしかないとのスタンスでした。

 もやもやしたまま、ネットで色々なキーワードを入力して類似の不具合を捜してみたところ、同年4月になって某氏のブログで、アイドリングの不調の原因がスロットルボディ内部の清掃の結果解消したというものがありました。しかもこの方のブログを読むと、エンジン全体が温まると、スロットルボディ内のバルブの動きを阻害していた汚れも柔らかくなり、アイドリングの不調は治まるのではないかとも記述されていました。ISCの不具合の可能性はともかくとして、アイドリングの不調、吹け上がりの不調、そして究極の極寒の雲仙におけるアイドリングしない不具合が一本の線で繋がったように思えました。

 しばらくしてディーラーに行きスロットルボディの清掃を依頼したところ、スロットル内部を何かの機械で確認し、非常に汚れていることは確認できました。ただしディーラーとしては、清掃をして不具合が解消する保証はないこと。解消しなければスロットルボディをアッシー交換するしかなくなると言われました。そうなると清掃にかかった費用は無駄になります。また、面倒くさいのでやりたくないとのオーラをバンバン放っていました。

 別のショップに持ち込んでみようとかとも考えましたが、近くにある訳ではありません。また、やりたがらないディーラーがちゃんと分解清掃ができる保証はないし、あれこれ可能性を追求するのも疲れたので、費用は掛かるものの一番簡単で安心できるスロットルボディのアッシー交換を選択しました。そして、2016年5月15日ディーラーで交換を実施(工賃込み67000円)し、以後今日に至るまでエンジンに関わる不具合は発生していません。

 最初にエンジンの不調が判明したのが2007年8月、走行70000キロ時点でした。2013年10月にエンジン関連の不具合が再発し紆余曲折があって、とりあえずエンジンの不具合が解消したなと判断できたのが2016年5月、走行194500キロ時点でした。

 ここからは全くの素人考えなので、笑って見ていただければと思うのですが、2007年の不具合は、本当にISCの一時的な不具合だったのでしょう。そして年と走行距離を重ねるにつれてスロットルボディ内部が汚れて動きが悪くなってきて、2013年に16万キロを超えたあたりから不具合が顕在化し始めたのではないかと。スロットルボディとニュートラルスイッチ、プラグにプラグコード、これらの相関関係はわかりませんが。スロットルボディの不具合を中心に派生的に不具合が伝搬したと考えるのは無理でしょうかね。

 いずれにしてもエンジンの不具合は、直ちに走れるか走れないかに直結しますし、時と場所は選びません。年式が古く走行距離の多い車両は、できれば予防整備に意を用いた上で、ささいなエンジン不調の兆候も見逃さず適切な対応をしておくことが肝要と思います。私の場合は幸い何とか帰ってくることができていますが、一歩間違えれば車を置いて電車等での帰宅を余儀なくされた可能性があります。結果オーライですが、結構危ない橋を渡っているように思います。

さて、私のロードスターの次の不具合はどのようなものになるのでしょうか。不安なようであり、また楽しみなようでもあります。

今回は以上です。長々とお付き合いありがとうございました。
では次回その5でお会いいたしましょう。
それまで、御機嫌よう。
Posted at 2020/06/14 21:34:41 | コメント(2) | トラックバック(0) | ロードスター | クルマ
2020年06月10日 イイね!

NBロードスターの19年間を総括してみた。(その3)

NBロードスターの19年間を総括してみた。(その3)みなさん こんにちは 梅雨入りしたようですが、いかがお過ごしでしょうか。私事ですが、先週の金曜日から昨日まで神戸の娘の所に行っておりました。移動自粛が叫ばれている中心苦しい面もあったのですが、やむを得ない事情があり決行しました。
 神戸の東灘区近辺はコロナ禍の中、どんな感じかなと思いましたが、見る限りいたって平穏で、マスクや店舗の入り口等での消毒は山口と変わることはなく、皆さん普通に生活されているようでホッとしました。それよりも道中の高速道路で乗用車の少ないことには驚きました。行きは昼間、帰りは夜間走行だったのですが、トラックと業務用のバンなどがほとんどで、自分たちのような乗用車はあまり見かけなかったです。特に帰りの道中に見かけた普通の乗用車は、両手に少し余る程度の台数でした。広域での人の動きはまだまだ自粛の影響が色濃く残っていると実感しました。早くコロナの影響が治まって欲しいものだと思います。

冒頭の写真は、2002年8月31日に飛騨高山方面にTRGした際の、白山スーパー林道での1枚

さて、19年間の総括その3として、今回は故障について取り上げたいと思います。

私のロードスターの故障(軽微な不具合を含む。)は以下のとおりです。
1 2007年8月13日 走行 約69500キロ
  幌の右トップロック不良 → トップロック交換
2 2007年8月29日 走行 約70000キロ
  エンジン始動時アイドリングせず。
   → 一時的なISCの不具合 パーツ等交換なしで様子見
3 2008年の6月 走行 約79000キロ
  雨漏りのため運転席シートずぶ濡れ。→ 左右ウェザーストリップ交換
4 2008年12月21日 走行 約85000キロ
  シフトブーツのインシュレータ破れ。 → インシュレータ交換
5 2009年8月7日 走行 約93000キロ
  運転席計器盤照明球切れ。(速度計部分)→ 球交換
6 2009年10月12日 走行 約97000キロ
  右後輪パンク(ネジが2本刺さっていた。) → パンク修理
7 2010年7月26日 走行 約111500キロ
  幌の左トップロック不良 → トップロック交換
8 2010年8月2日 走行 約112000キロ
  前部スモールライト片方球切れ。→ 左右とも球交換
9 2011年1月13日 走行 約122500キロ
  左前照灯 ロービーム球切れ。→ 左右とも球交換
10 2011年11月19日 走行 約137000キロ
   右パワーウィンドウ上下困難
    → パワーウィンドウ部アッシー交換(モーター除く。)
   トランクライト球切れ。→ 球交換
11 2012年9月26日 走行 約147000キロ
   左後部フェンダー損傷 アルミホイール損傷(駐車中の当てられ事故)
    → フェンダー板金修理、泥除け等交換、アルミホイール交換
12 2012年12月15日 走行 約150000キロ
   トランスミッション・アンダーカバー、クロスメンバー損傷
    → 損傷パーツ交換
13 2013年7月20日 走行 約160000キロ
   左後輪パンク(釘が刺さっていた。) → パンク修理
   左ドアリモコンで開錠不能 → ロックアッセンブリ交換
14 2013年10月14日 走行 166000キロ
   左パワーウィンドウ下がらず。→ P/Wスイッチ交換
   アイドリング回転数不安定(時々500rpm上昇)
    → ニュートラルSW交換
15 2014年2月9日 走行 約169000キロ
   アイドリング不安定、走行後突然エンスト → プラグコード交換
16 2014年3月19日 走行 約169900
   ナンバーライト破損(取り付けの部の爪折れ。)
    → ナンバーライトをアッシー交換(2個)
17 2015年3月13日 走行 約181000キロ
   エンジンアイドリング及び吹け上がり不良 → プラグ交換
18 2016年2月16日 走行 約192000キロ
   エンジン始動時アイドリングせず → 故障探求及び特定開始
19 2016年5月15日 走行 約195000キロ
   エンジン始動後しばらくの間アイドリング不良
    → スロットルボディ アッシー交換

写真は、2003年6月2日、角島大橋での1枚。


 日付順に列挙すると19件になります。このうち上記番号2で始まったエンジンの不具合は番号14、15、17でそれぞれパーツ交換し一時的に収まっていましたが、18番でエンジンがアイドリングしないという不具合が再発し、故障探求等の結果、最終的に番号19でスロットルボディをアッシー交換して以降は安定しています。番号2で予告された将来的なISCの交換は、約9年後に現実化したことになりますね。

 番号1と7の幌トップロックの不良は、ロック機構の摩耗により、ロックが効かなくなるもので、そのまま放置はできない不具合です。故障時期は幌の開閉頻度にも影響されると思いますが、いずれは駄目になるものだと思います。

 番号3の雨漏りは、ある日雨上がりの朝車に乗ったら、しばらくするとお尻が冷たくなってきてわかりました。とうとう来たかと安閑たる思いでした。この不具合はこれで終わったわけではなくて、これ以降も再発して何度かストリップを交換しましたが、最終的に2014年の4月に現在のクロス幌に交換した際に、幌に関連するモールやストリップ等をすべて交換して以降は起きていません。雨ざらしにしていないというのも大きいとは思います。

 番号4のシフトレバーのインシュレータは、とあるユーザーのブログでシフトレバー付近が熱いという不具合の探求結果が、当該インシュレータがボロボロだったということを受けて、私の車を見てみたら同様にボロボロだったので交換したというものです。機能的に問題はないのですが、多分今見れば時期的にはボロボロだと思います。

 番号5の運転席計器盤の照明切れは、私が交換しているAWDのメーターパネルに使用している青球が切れたもので、純正の球が切れたわけではありません。この青球はレイブリクのものを使用していますが、これ以降も2~3年おきに交換を繰り返しています。たかが電球なのですが、夜間に速度や回転計が見えなくなるので結構困ります。

番号8、9、10の玉切れは経年劣化で仕方ありませんね。ただ時と場合によっては整備不良で摘発される可能性があるので注意が必要と思います。

番号6、13はパンクなのですが、最近の扁平率の高いタイヤはタイヤのサイドウォールが硬いのでわかりにくいです。番号6はディーラーの定期点検で、番号13はいつもは当たらない駐車場のタイヤストッパーに泥除けが接触したことで空気抜けを認識してパンクを発見しました。タイヤは時々は空気圧と共に状態を見てやった方が良いですね。

 番号11は職場の駐車場で当時の部下が当ててしまいました。部下の過失だけに怒ることもできず、トホホでした。ディーラーに持っていって、大切な相棒なのでよろしくお願いしますと頭を下げました。全額相手の対物保険で直しました。

 番号12は、国道をトラックの後を走っていた時に、突然道路の真ん中に微妙な高さの落石が見えました。結構な速度で走っていたので左右に避ける余裕はなく、後続車両もたくさんいたので急停車することも危険でした。咄嗟に左右のタイヤ付近は少し高さに余裕があるのでそこを通そうかと思いましたが、万一当たると足回りが損傷すると思い、ままよとばかり真正面から通過を試みました。通過時車両がゴトン持ち上げられたので、後日ディーラーで点検して損傷を発見しました。パーツのうちクロスメンバーは注文生産ということで、3週間後くらいに交換しました。なお走る分には特に違和感はありませんでした。

 番号16は、トランクライト(ナンバーライト兼用)のプラスチック部の爪が折れて、トランクにはめ込むことができずブラブラになってしまったというものです。交換自体は誰でもできるものです。でもディーラーはパーツの供給のみで、やってくれませんでした。理由は、古い車は触るとどこが壊れるかわからないこと及び、壊すと保証修理になるので触りたくないというものでした。トランクライトの交換は、交換方法を教えるので自分でやってくださいと言われました。この場合は、おそらくトランクライトの電源ケーブルが断線することを恐れたのだと思います。悲しくなりましたが、自分でやりました。

写真は、2005年2月6日関東単身赴任時、伊豆半島一周TRG時の夜明け。場所は熱海付近


以上19年間の故障等に関して総括してみましたが、件数的にはどうなんでしょうか。比較対象がないのでわかりませんが、個人的には故障が多かったという印象はありません。
年数と走行距離を考えればこんなものかなとも思います。ただ、1件1件の不具合にはそれぞれドラマがあり、思い出すだけで懐かしいです。せっかくなので、一部の不具合に関しては、更に細かく何が起きてどうしたのかをブログにしてみたいと思います。

長くなりましたので、それに関しては、次回その4でご紹介することにいたします。
今回はこの辺で・・・。皆さん御機嫌よう。

写真は、2005年3月27日甲府方面TRG時の1枚


同日の河口湖から見た富士山


Posted at 2020/06/10 14:14:29 | コメント(1) | トラックバック(0) | ロードスター | クルマ
2020年06月04日 イイね!

NBロードスターの19年間を総括してみた。(その2)

NBロードスターの19年間を総括してみた。(その2)タイトル写真は、2002年1月9日 九州初TRG時のやまなみハイウエイでの1枚

みなさん こんにちは 連日の投稿となりました。初めにお詫びを込めた釈明をさせていただきます。昨日思い付きで始めた思い出シリーズのブログですが、その前のブログ「フフフ・・・ND」と繋げてみると、これは何となくNBを降りる伏線のように見えます。

去っていくNBに万感の想いを込めて・・・イヤイヤイヤ・・・それはありません。NDに再度真面目に向き合ってみようとしたのは事実なのですが、NDに興味があるのは5年前から変わっていませんので今更です。現時点でNBを降りるつもりは全くありません。誤解をうけるような流れのブログになってしまい申し訳ありませんでした。

そこで・・・・、タイトルを一新!
題して「NBロードスターの19年間を総括してみた。(その〇)」

むぅ、あまり変わらないような気も・・・。まぁまだNBは降りませんと釈明の上、タイトルを変更して再開といきたいと思います。

一昨日から総括を開始して、初めはノートの記録や保管していた部品整備納品書を見返しながら、使ってきた金額などを電卓で計算していたのですが非常に効率が悪いです。そこで一念発起して、エクセルに全てのデータを打ち込みました。これで自在に加工や計算が可能になります。(最初からこうしとけば良かった。)


私のNBの本日現在の総走行距離は、232,731キロで、納車から間もなく18年半が来ようとしています。
納車から現在までにかかった整備等(ドレスアップを含む。)の費用を計算してみると、その額は

4,415,401円でした。

この額には、ガソリン代、毎年の自動車税、任意保険代、高速代は入っていません。またこの額には、ロードスターのミニカーやドライビングシューズといった、車には直接結びつかない物の金額も少し含まれています。この額が多いのか少ないのかは、比較対象がないので判断がつきません。個人的な感想を言えば、事前に350万円位かなと思っていたので、約100万円多いです。皆さんはどう思われますか。

一口に440万円というと大きな額ですが、仮に5年おきに200万円を出して新車を買ってきたとすると、現時点で3台の車を買って来年は4台目の車を買うことになるので、既に600万円を使い、来年さらに200万円を使う計算になります。新車を選ぶ楽しみや新車に乗る楽しみについてはさておき、単純に金額だけ言えば1台を乗り続ける方がお得とも言えます。もっとも今後徐々に細かい所の総括に入っていくので、そりゃ無駄でしょうという部分もあるかもしれませんね。興味を持ってみていただければと思います。

では、まず車検について
車検は今年の11月が9回目の車検です。今まで受けた8回の車検はすべてマツダのディーラーで受けています。
2004年10月24日  122,000円  走行距離 38,777キロ
2006年10月29日  137,000円  走行距離 60,752キロ
2008年11月9日   117,000円  走行距離 84,235キロ
2010年11月14日  111,680円  走行距離119,783キロ
2012年11月18日  109,631円  走行距離148,724キロ
2014年11月1日   130,869円  走行距離177,776キロ
2016年11月9日   125,000円  走行距離201,358キロ
2018年11月15日  134,725円  走行距離223,966キロ

8回の費用の合計は、987,905円です。

1回あたりの車検費用の平均は、
987,905円÷8回≒123,488円/回 です。

最近の格安車検に比べると高いですね。車検時は基本的に液物と言われるミッション、デフ、ブレーキ、クラッチ、パワステの各オイルとLLCは交換するようにしています。エンジンオイルは走行距離管理しているので、車検時に交換したことはあまり無いと思います。他はある程度ディーラーのメカの判断に任せています。発煙筒やベルト交換などは必要時行っているようです。基本的に車検を通してくれればそれで良いというスタンスです。

ディーラーはタイミングベルト交換やブレーキのOH等の専門性の高い整備は嫌がる傾向が強く、仮にやらせても結果に不安があるので依頼していません。重整備はロードスターの専門店に依頼しています。(実はディーラーからもそうしてくださいと言われています。)それってどうなの、と思わないでもないですが、最近の車は故障診断で不具合があればアッシー交換するだけで終わらせるので、手間暇のかかる分解整備はそれができるメカが少なく割に合わないのでしょうね。これは最近の車の傾向から仕方がないと思います。ちなみに9回目の車検は、今のところ費用面から格安車検にしようかなと思っています。

次に燃料代について
燃料はどれ位使ったのだろうかいうことを推定してみます。私のNB8の燃費は、高速でどんなに頑張っても18キロ/リットルは越えられません。普通に走って16キロ/リットルが良いところです。一般道で近場をうろうろすると10キロ/リットル位に落ちます。悩ましいところですが近場でうろうろするのが最も多いだろうと考えて、12キロ/リットルで計算してみようと思います。

今までに使った燃料の量は
232,731キロ÷12≒19,394リットル です。

ガソリンの価格をネットで調べてみると、NBを買った2001年12月頃はリッター113円程度でした。以後は徐々に上昇し、2017年頃はリッター150円を越えています。最近は少し下がっていますが、ここはぐっとにらんでリッター130円で計算してみたいと思います。

使った燃料代は
19,394リットル×130円=2,521,220円 です。

なんか多いような気がしますが、計算間違いじゃないですよね。
なんと250万円以上が、幸せとともに排気ガスに変わっていたようです。

年平均すると
2,521,220÷18.5年≒136,282円/年 です。

月平均すると
136,282円÷12か月≒11,357円 です。

燃料は必要なものは必要なので仕方ありませんが、できるだけ省エネ走行に心がけたいと思います。

次にエンジンオイルについて
今までのオイル交換回数は70回です。フィルターは30回交換しています。オイルは3千キロから4千キロ内をめどに、フィルターはオイル交換2回に1回を目安に交換してきました。

オイルの交換間隔は
232,731÷70≒3325キロ です。

概ね計画の範囲内です。フィルターは見送りが5回あります。交換時お小遣いが足りなかったのかもしれませんね。
かかった費用は他の整備と抱き合わせで実施したこともあるので、工賃とかは不明の部分もありますが、70回分で463,692円でした。

1回あたりの費用の平均は
463,692円÷70回≒6,624円/回 です。

オイルだけの費用だと多いようですが、フィルター交換も含めているのでこんなものでしょう。なお、オイルのグレードはほとんどがマツダの純正オイルで、新車から2010年頃までは10W-30だったと思いますが、いつのまにか5W-30に変わっているようです。

昔は面白半分で高級な合成油なども入れてみたことがありますが、BPエンジンは柔らかいオイルを入れるとトルクが落ちてスカスカになるので、結局はマツダ純正の10W-30が最もトルクフルで走行フィーリングが良かったように思います。

今回は以上です。なんか総括らしくなってきましたかね。

写真は、2002年1月10日 九州初TRG二日目、長崎県雲仙の仁田峠での1枚、後方は普賢岳です。


それでは、次回 その3でお会いいたしましょう。
Posted at 2020/06/04 12:28:33 | コメント(1) | トラックバック(0) | ロードスター | クルマ
2020年06月03日 イイね!

NBロードスターの19年間を総括してみた。(その1)

NBロードスターの19年間を総括してみた。(その1)みなさん こんばんは いかがお過ごしでしょうか。6月になりましたね。全国的に緊急事態が解除され、徐々に世の中が動き出した感があります。もっとも東京や北九州など予断を許さない地方もあるので、コロナ以前に戻るのは無理なのかもしれませんね。私も周囲の様子を見ながら少しずつ動き始めようと思っています。そんなことを言いながら、やむを得ない事情で今週末は神戸に行かなければならないのですが。

さて、先日机の周りを整理していると、ロードスターの整備等記録が目に留まりました。私はロードスターの整備に関する事項を、その日付と走行距離とともに記録し、その際の請求書などは、そのほとんどを保管しています。


久しぶりに昔の記録を読み返してみると、当時のことが思い起こされて懐かしい気持ちでいっぱいになりました。今のロードスターは、19年23万キロの積み重ねの上にあります。この際この19年を総括してみるのも悪くないと思い、不定期になると思いますが、ブログとしてアップしてみようと思います。興味のある方は目を通してみていただけると嬉しく思います。

では総括というからには、まず全体からロードスターの19年を俯瞰して、その上で個別の事象に入っていきたいと思います。

私のロードスターは、2001年11月12日に広島の宇品工場でライン・オフしました。グレードは1800RS(6MT)で車体番号はNB8C-203725です。通称NB2の3725番目の車体ということです。納車日は同年12月8日でした。ちなみにライン・オフの日付は、福岡のロードスター仲間(故人)の持っていた資料から教えてもらいました。車の注文書を見返してみると
車両本体価格:2,417,000円
値引き   :270,006円
オプション :109,500円
(フロアカーペット、MDデッキシステム、CPCペイントシーラント)
諸 費 用 :272,850円
消 費 税 :115,656円
総   計 :2,645,000円
下取り車  :350,000円(4年落ちのマツダ キャロル)
追 い 金 :2,295,000円


目につくのは値引きですね。今ではこんな値引きは無理でしょう。当時はマツダ地獄が収まっていない時代でした。ロードスターのような車でもこうだったのですから、売り筋の車は推して知るべしです。また、消費税はまだ5%の時代です。MDデッキは既に絶滅しましたね。CPCペイントシーラントは、現在はMGシリーズに変わっています。価格は当時でも55,000円しました。現在のMG-3の価格に相当しますね。当時、幌なのに安くならないのかと営業に噛みついた記憶があります。車両価格も現行のSが2,601,500円なので、単純に比べると安かったのかな。RSには、この上にRS2という豪華な仕様があったのですが、手が出ませんでした。

そうそう、私の車の色はクリスタルブルー(通称クリブル)なのですが、注文書に印鑑をつく直前まではサンライトシルバーメタリックだったのです。クリブルはNB2のコマーシャルカラーで、試乗車もこの色で素敵だなと思ってはいたのですが、いい年して目立ちすぎるのもなぁと、気おくれしていました。

で、最後の担当営業との会話(たぶん、こんな感じだったと思う。)
「○○さん、本当にこの色でいいんですか?」
「いやぁ、試乗車のあの色はいいと思うんだけど、目立ち過ぎるよねぇ。」
「何をおっしゃってるんですか。この車を買う時点で目立つのは決まりなんですから、色が少し変わっても目立つことに変わりはありませんよ。」
「・・・・そう言われれば、確かにそうかもしれんな。」
「後から色は変えられませんよ。気にいった色にしておく方がいいと思います。」

しばし考えて
「そうだな、この際思い切ってクリスタルブルーにしてみようか。」

というわけで、私のロードスターはクリスタルブルーになったのです。今となっては担当営業にはとても感謝しています。仕事でいやなことがあったり落ち込んだりした時にも、この色のロードスターを走らせると、何だか心が軽くなるような気がしていました。今でも良い色だねと言ってくれる方がいて、嬉しく思うことが多いです。
※クリブルは、オートカラーアウォード(AUTO COLOR AWARDS)にてイヤーカラーを受賞

でも残念ながらこの色は、翌年7月のNB3ではカタログ落ちしてしまいました。売れなかったのでしょうね。当時担当の営業とこのことについて話をしましたが、曰く「見て良い色だなと思うことと、自分が買う時の色は異なることが多い。」だそうで、なるほど自分がそうだったのでよくわかります。

納車された翌12月9日地元の八幡様に無事故祈願に伺いました。
車高がすごいなぁ。こんなだったんだ。


嬉しそうな顔をしています。・・・19年前


総括が脱線している内に紙面が尽きました。本格的な総括は次回からということでご容赦ください。ちなみに不定期かつ思いつくままです。気が向いたときだけ目を通してくださいね。

それでは、また・・・。
Posted at 2020/06/03 17:38:00 | コメント(2) | トラックバック(0) | ロードスター | クルマ

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