まだ朽ち果ててなく、中まで錆が回ってないので良い方かな(;^_^A アセアセ・・・
これはパオの『ウォーターポンプサクションパイプ』って部品です。
昔乗ってたエスカルゴもココやられちゃってたな・・・。
前回作業依頼があったパオは、フランジ部は錆で朽ち果ててボロボロ・・・。
ラジエータロアホースとヒーターアウトレット側のホースが繋がるフランジ部分が、パイプの肉厚が薄くなっちゃってて皮一枚!?ってのもあったし・・・オレタラタイヘンナコトニ・・・w|;゚ロ゚|w ヌォオオオオ!!
今回は軽度の汚れのみでまだ状態はマシな方で、接続部を綺麗に掃除して、シリンダブロックの接続部のOリングと、パイプに接続されるホースも交換しました(*^-^)ニコ
ホントなら、この際ホース全て一気に交換がお勧めだけど、お客さんの予算もあるので、簡単に後から出来るところは次回ってなりしました。
ココの部分、既に20年以上トラブルなく過ごしてきたものは、Oリング自体“カチカチ!”に固くなってたり、隙間が出来ちゃって冷却水が漏っちゃったり・・・( ̄▽ ̄;)!!ガーン
エンジンルームから何か甘ぁ~く焦げた臭いがする時は、ココから滲み出てることが多いです/(´o`)\オーノー!!
ポタポタ漏れてくる時はまだ特定しやすいですが、下に漏れてこない程度で冷却水が蒸発して臭い発してる時は、その部分をチェックしてみるのもいいかもと思います。
↑上で本来全て交換した方がよいという理由・・・。
ちょっと(だいぶかな!?)お金かかるけど、パオ自体もう20年以上経った車です・・・。
今までのメンテンス履歴云々なんて、既に当てはまらない車です・・・アマリシンヨウモデキマセンシ(-_-メ)
なので、原因が一つの場合でも、それに関連する部分はしっかりやらないと、絶対にいたちごっこになります・・・ジブンノパオデガクシュウシテマス(;^_^A アセアセ・・・
今回の水漏れに関して言えば、圧が変わらなければ弱いところに負担がかかり、他のホース(ホースも硬化します)から漏れてきちゃったり、酷いのは“コブラ”のように部分的に膨らんじゃったり・・・(゚◇゚)~ガーン
水廻りの場合、ヒーターコアも銅製のコアをプラスチック製のタンクにかしめて抱かせているので、そこからバックリ!開いちゃったり、インレット側ヒータバルブやアウトレット側パイプの部分がポッキリ!折れちゃったり・・・。
ラジエータも今までトラブルなく無交換状態だと、詰まりはないにしろ20年以上経った物はタンク(大概はアッパ側)の材質の劣化や痩せ(LLC劣化でキャビテーションなんかも影響あるのかも!?)でホースとか交換して、暫くすると亀裂がは入っちゃって漏れちゃったり・・・。
キャビテーション・・・コレ、LLCの定期交換を怠ると発生しやすくなりますw(゚o゚)w オオー!
『凍らないように』とか、
『錆ないように』
とかってしかLLCの性能知らない人多いかもしれません。
冷却性能を上げるには、泡の発生を抑える必要があります。
あまり知られていないですが、LLCにはその性能も求められます。
泡の弾けるパワーは侮れません!
泡の弾ける力を身近に体感できるのは、似たようなものは洗浄機。
あれでメガネとかの垢や汚れが取れるじゃないですか?
その弾けるパワー!がエンジンかかってる間、冷却系統の色んなところに影響しちゃってるのです。
鉄(シリンダブロックのメクラ蓋や一部車種でヘッドでも使ってる同様のメクラ蓋とか)やウォータジャケット内とかでも、長年の間では削り取ることすらありますし、ウォーターポンプの羽根(インペラ)さえも侵して(過去4A-Gハチロク君やMR2君達は『羽根はドコ??』っての結構あったな)しまうこともあります・・・。
エンジンオイルとかってのは意外に身近で気が付くから、定期的に気にしてメンテするかと思います。
水のトラブルって、トラブってから気が付くことが多いのではないでしょうか?
冷却水もエンジンオイル同様、重要な働きをしています。
『冬だから凍らないようにメンテ』とか、
『夏だからオーバーヒートの予防に』
とかってのも、注意喚起で交換するきっかけですが、定期的にちゃんと面倒見てあげるのも、車にとっても嬉しいことですし、大事になる前だったらオーナー様のお財布にも優しいかも知れませんね(*^-^)ニコ
大きなトラブル・・・結構、小さな事が原因だったりしますからъ( ゚ー^)♪