はぁ~、暑い日が続きますね・・・。
どんだけ水分とっても、滝の様に汗が流れ、体が渇水状態!
このままだと干物というかミイラになります(^_^;)
昨日は、長良川花火大会と大垣市花火大会♪
長良川花火大会は、東京の隅田川花火大会に並ぶ規模。
昔は良く行ってたけど、県外からも沢~山来るので・・・人を見に行ってるようだった!?
そんなイベント場に挟まれたとこにある家のお店(^_^;)
右向けば夜空に奇麗な大輪!
左向けばこっちでも大輪!
正面向けば、黙々とパオと向き合い作業・・・そんな夏の夜。
音だけ楽しませていただきました(^_^;)
今は夏なので、エアコンのお話と思いきや、もう冬に関係するヒーターのお話♪
まだ夏真っ盛り!なのにね(^_^;)
只今仕上げ中のパオ。
作業前点検では特に問題なかった(水廻り圧かけて放置して圧点検)けど、予防整備の中の一つ、お勧め~な作業『ヒーターコア交換♪』
パオの弱点の一つなんだけど、意外に気にしてる人少ないんじゃないでしょうか?
専門店さんだと、真剣にやってる所もあるので安心♪かもだけど、普通ぅ~に販売してるとこだと、『漏れてなければやらない』とこじゃないかな(^_^;)
見えない→見たくない→見ない方が良い!?なんてね(^_^;)
っても、漏れてからじゃ~ねぇ~、遅いんですけどね(^_^;)
構造は、簡単に言うとラジエーターと同じ構造で、水路を切り替える(開閉切り替え)バルブが付いてる。
コントロールパネルのレバーをHOTにするとバルブが開く。
バルブが開くと、暖かい(というか熱い!)冷却水が循環してきて、ここを通過する風が暖められてヒーターが効きますo(^∇^)o
閉じれば、熱い冷却水が回らないと言う事になります。
因みに、パオの場合、暖かい風はFaceポジションでは出ませんので(*^-^)
冷却水・・・室内にも回ってるんですよ~。
これがダメになると、当然冷却水が室内に漏れ・・・。
ヒーターコア弾けて『ドバーッ!』て漏れる場合もあるし、『ジワ~ッ』と漏れる場合もあったり。
そして、もれなく『カーペットびしょびしょの甘~い香り♪』も付いてきます(^_^;)
『ドバーッ!』って漏れれば諦め付くかな!?
けど、一瞬でフロントガラスが曇っちゃうから危険だよな・・・。
『ジワ~ッ』と漏れるのは厄介・・・意外に気が付きづらいし・・・。
今回のは予防でやったけど、やっぱり『ジワ~ッ』と漏れてた(゚〇゚;)
圧かけても漏れてなかったけど、点検は冷間時。
材質的に熱くなると歪みも発生したりして、更に20年以上(実際24年だもんな)厳しい状況下で頑張ってたから、材質の劣化(カシメの劣化とかパッキンの劣化)で漏れても当然かも。
パオの場合、今までやってない場合は、殆どが寿命に来てるか、既に『ジワ~ッ』と漏れている可能性大かもね!?
これは、今回のパオに付いていたヒーターコア。
 
『ジワ~ッ』と漏れてる形跡が見れますね。
多分、このまま使ってると、そのうちカシメが吹っ飛んで、『ドバーッ!』と漏れるだろうな(゚ロ゚屮)屮
このまま気が付かないと、やはり弱い部分(パオの場合年数もあるので)に負担がかかり、『パクッ!』て逝っちゃう可能性大です(゚ロ゚屮)屮
もう一つ、これは更に酷かった、過去作業したパオのヒーターコア。
 
カシメが『パックリ!』ってなっちゃってますね!
漏れに関して、ラジエーターとかホース類とかは意外に気が付きやすい(簡単に見えるし)けど、ヒーターコアも水廻りの中の一構成部品!
新し目の車の場合は、ラジエータだけとかホースだけとかってのでも大概は通用するけど、パオの場合はそうではない・・・。
関連する部分全てを見てメンテナンスしないと、どんどんと追っかけっこの様な入院になる・・・。
現実、パオって、もうそう言う車なってきちゃったんだよね・・・。
パオは、現状だと、水温上がり気味のが多いんじゃないですか?
『水温高い?』→『こんなもん!』と思ってる方々も多い?カナ!?
みんなが『上がり気味だよね~』ってなれば、『パオってそんなもんなんだ♪』と思い込んじゃったり!?
けど、ちゃんとやれば、水温は上がり過ぎる事はありません。
真ん中過ぎてグングン上がってく・・・それは明らかにどこかがおかしいです。
因みに、自分の乗ってるパオは、この時期エアコンガンガンかけて、走行風での冷却が厳しいトロトロ運転でも、水温計真ん中より上がる事ありませんから(*^-^)
今回は、エアコンも全部Oリング交換するので、ヒーターユニット外すついでに、エバポレーター掃除と、ヒータユニット内も掃除とブロアファンも綺麗に、切り替えバタフライのスポンジも全部張替ました♪
スポンジも『ボロボロ』というか糊部分(テープ部分)だけ残ってて、『密閉どうよ!?』的に隙間だらけだったので(^_^;)
自分は普通ぅ~のスポンジではなく、高耐久の耐候性のボロボロにならないのに張り替えてます(*^-^)b
 
吹き出し切り替えて、吹き出し口からスポンジの滓出てきたりしません?
それはもう、スポンジがこのようになってます・・・。
これは分解直後の状態・・・。
 
見てはいけない状態を見てしまいましたでしょうか!?
パオを『簡単に乗ろう!』ってのは正直難しい・・・。
整備すると言うよりも、組み立てる(プラモデルの様に作る)に近くなってきてるかも!?
『一般的な車検受けて乗ろう!』ってのは、やはりこの先待ち受ける入院の連続になりかねない・・・。
パオの場合、車検の点検項目なんて、乗り続けるのに何の足しにもならない・・・。
具合の悪いままのパオですら、車検に通る状態だったり・・・。
自分は、買いに来られたお客さんに先ず、『簡単には乗れません!』と言います(^_^;)
それだけ、これから乗るのに、心の準備が必要な車だと自分は思うからです(*^-^)
『楽しい♪』とか『かわいい♪』とか『かわってる♪』とかだけで乗ってしまうと、何かあった時にその反動が大きいと思うからです。
だって、まだ直るのに、壊れた→簡単に買い換え~♪の方程式にはなって欲しくないから・・・。
話して諦めてしまう方もいますし、真剣に聞いてくれる方も当然居ます。
真剣に聞いてくれて、良く話し理解してくれた方は、自分に出来る限りの事だけど、ちゃんと思いに応えさせていただいてます(*^-^)b
多分、これからパオという車は、一部を残して消えて(淘汰)行くでしょう・・・(ノn`*)
燃費性能云々というより、壊れて(悪化させてしまって)消えて行く・・・寂しいですよね。
今気が付いて(更に悪くなる前に)可愛がってあげれば、生き残って行く可能性もその分大きくなる。
確かに面倒見るの大変かもだけど、頑張って維持して行って欲しいですね!
だって、こんなに楽しい気分♪にしてくれる車は、今後出てこないと思いますから(*^-^)b