5,423km 無名メーカー OBDⅡ 車速感知自動ドアロックシステム
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
今回は、OBDⅡ分岐アダプターの組み込みに便乗する恰好で、OBDⅡ車速感知自動ドアロックシステムを取り付ける。
薄汚れたブリスターに収められている部品が、某webショップから購入したドアロックシステム。価格は送料・税込みで、2,300円弱。Yahoo!や楽天、Amazonなどから入手できる同種製品群の中でも、安価な部類。
2
購入した品物の型番は、OBDDL-D01P。折角なので、備忘録としてメモを投稿。
「OBDDL-*01」という文字列は、カー用品ブランドのひとつ・VALFEE(バルフィ)から提供されるOBDⅡドアロックシリーズのものと同じ(トヨタ向けの場合はOBDDL-“T”01、等)。型番の形式(書式)が共通であることから、当該メーカー不明ドアロックシステム・D01P(の中身)はVALFEEのOEMか何かではないのかと勘繰りたくもなるのだが、現実は詳細不明となっている。
肝心の動作内容は、VALFEEのダイハツ向けの現行品・OBD-FJ04(商品番号:FJ4042・画像右側)と、まるで同じ。ここまで来れば、もうVALFEEのOEMと確信しそうになるのだが、どう調べても、やはり詳細は不明。
3
因みに、OBDDL-D01PとOBD-FJ04の違いは、説明書および保証の有無と、本体の寸法。VALFEEの現行品は本体が小型化されており、説明書と共に6ヶ月の動作が保証される。
機能・動作面は、基本的に両者共通で、おおよそ次の通り。
・停止状態からの走り出し~加速
P(パーキング)セレクト(0km/h)
↓
D(S・Bなどでも可)に切り替えて発進
↓
15km/hほどに速度が達すると…
↓
バタッ!と全ドアロック作動
・停車(駐車)したとき
ドアロック状態で減速、停車(0km/h)
↓
セレクターをP(パーキング)へ入れると…
↓
バタッ!と全ドアのアンロック作動
・急ブレーキ時(急減速時)
走行中、フットブレーキで減速
↓
速度の落差が、「1秒間以内に約20km/hの差(※)」に達すると…
↓
バタッ!と全ドアのアンロックが作動
・急減速アンロックが作動した後の再ロック(自動再ロック)
急ブレーキで「バタッ!」と全ドアのロックが自動で開いた状態で…
↓
15km/h未満まで減速(※一時停止=0km/h、でも可)
↓
再度アクセルを踏み直し、15km/h以上まで速度が上がると…
↓
「バタッ!」とロック作動(自動で全ドアの再ロック)
※「1秒間以内に約20km/hの差(※)」…
例えば、50km/hで走っている時ならばブレーキを踏んでググ~ッと30km/hまで一気に(急に)減速する、といった具合。「え?この程度の踏み加減で急ブレーキ扱いされるの?」と困惑することもあるかも知れないが、実際に目の前で(前走車両)にやられてみると、十分な急ブレーキだと分かる。こわい。
因みに、どれくらいの強さのブレーキかと言うと、『後席や助手席の座席に置いてある書類や書籍の束が、バサバサッバサッとシートから滑り落ちる』程度のブレーキ。
4
そのほか、備忘録的メモ。
・機能のリセットはP(パーキング)セレクト
Pポジションへの入力によって、それまでの状態がリセット(最初に戻る)される。
「エンジンをかけ直さないと機能が戻らない」というのは、誤解。Pが正解。
使う場面としては、走行中に誰かがドアのロック・アンロックをした際などに、赤信号などのタイミングでPに入れ直して、発進~加速で「バタッ!」と自動ドアロックが再動作させる、などがあげられる。
どうということのない機能なのだが、説明には含まれていないため、知らずにいると「これなんかへん!壊れてる!」と勘違いするかも。
・ハザード点滅機能は働かない(車種による?)
OBDDL-D01Pの販売ページに掲載されている「ハザードが点滅する」という機能は、L455Sタントエグゼでは、実現されない。
VALFEE版の販売ページにおいて同機能は、「製造ロットによって(ハザード機能が)作動する製品もある」との記述となっており、むしろ「(ハザード機能は)無い(方が普通の品物)」、という扱いになっているので、「光らない」が正解なのかも知れない。残念。
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