愛車プロフィール

ちなみに高校生の頃はモーターファン別冊”セルシオのすべて”はもちろん「セルシオの道程」というセルシオの開発～合衆国におけるトヨタ高級路線チャンネル＝レクサス立ち上げの詳細を書いた本も買って読んでいました。なんかねえ、最近になって昭和の日本車をやたら持ち上げる風潮がちょっと気に食わないというか、中古ながら所有していた立場から言わせると「今さらかよ？」という感じです。当時セルシオを正当に評価していた自動車評論家は星島浩さんぐらいで、なんか日本車サゲの欧州車は絶賛という気持ち悪い人達が偉そうにクルマを語ってましたよねえ。また、当時ゲーセンであれだけ流行っていたストⅡをやらなかったのは当然セルシオが叩き壊されるからです(笑)。

記録簿にはナントカ観光と書かれていて、おそらく前所有者はパチンコ店の役員かなにか。禁煙車だったのでこの機に禁煙しようと一瞬思ったものの、1時間ほどドライブしたらもう吸っていました（現在はタバコは辞めています）。
ちょうどこの時期母が大学病院に入院していて、セルシオで見舞いに行くと駐車場の係に「診察ですか？」と聞かれて戸惑ったのがひとつ思い出。ガキのくせに高級車なんか乗っていると時に医者に見られることもあったのです。

ドイツの老舗高級車メーカー達を震撼させた日本初の本格高級車を約３年所有し、およそ６万キロ乗りましたがもう一度所有したいかと問われればNOですね。高級車はごちそうと一緒でたまに味わうからいいんですよ。毎日乗ったらそれが当たり前になって楽しめなくなってしまう、それがセルシオから学んだ教訓です。