パナソニック　ドラム式洗濯機　VX9500の分解修理

2014年製のパナソニック製ドラム式
洗濯乾燥機の調子が悪く、
1) 給水がうまく出来ない。
2)乾燥に時間がかかる、乾燥しない。
と言う症状が出た為、電器店に出向くと
後継機種は30万以上もするし、下取りは
2015年以降でないと逆に廃棄費用が掛かる
との事で、修理を決断しました。　
先ずはYoutubeで修理方法、分解方法を調査しました。
部品については、VX9500 給水弁　で検索すると
部品番号、分解方法についても出てきます。

1)については給水弁をネットで購入、
　送料込みで3200円位でした。
2)はヒートポンプのクリーニングを行いました。


先ずはヒートポンプのクリーニングは、天板を外して
ヒートポンプユニットのカバーを外し、センサー3カ所、電源コネクタ
赤、白、青の3本を外してアルミフィンが曲がらない様に注意しながら
車用のシャワーヘッド使って洗浄しました。






　この作業は分解始めてから2時間ほどで終わりましたが、給水弁の交換が
大変でした。
　給水弁は天板外せば見えるのですが、この給水弁を外す為には操作パネル、
制御基板を収めた箱、制御基板（全てのケーブルコネクタを外す必要が有り
ます！)を完全に外す必要があります。
また、ケーブルは要所要所が専用のクランプで基板を収めた箱、筐体など
に固縛されているので、これを外してからでないと、基板を収めた箱を
外すことが出来ません。　



　このクランプを外すのに結構時間が掛かり、数も多いので大変でした。
外した給水弁がこちら。

　

一応、新品と外した給水弁のコイルの抵抗値をチェックしましたが、
約47オームと異常見つかりませんでした。
　作業中の写真は撮る余裕がなかったです。

これ以外に、ダクト内の洗濯屑、ドラムケーシング内の洗濯屑を掃除する為に
フロントパネルを外したりドアを外してこんな状態にまで分解しましたが、
此処まで分解すると、筐体の剛性が全く無く、作業し易くする為に向きを変え
る事ができません。


　また、ヒートポンプユニットや、給水弁の位置もズレてしまい、背面パネル
が上手くねじ止め出来ないくなり、位置の調整に非常に手間取りました。

朝の9時半から始めて終わったのが10時半、休憩、工具（3/8-1/4変換）などの
時間を差し引いてもほぼ8時間以上掛かりました。

　で、修理後の状況ですが、復活しました！！！
水も勢いよく入って行き、乾燥も一回で十分に乾燥する様になりましたが、
何個かネジが余りました。（笑）
　一応、バラす際に外したネジは段ボール箱の該当位置にメモ書きと共に
差し込んで間違わない様にしてたんですが、位置調整の辺りで外したネジが
散乱し始めたのが一因です。

使った工具は写真のものです。瞬間接着剤は奥まったドラムカバーの止めボルト
をボックスレンチに固定する為に、マグネットピックアップは落としたネジを
拾うのに有用でした。
　またボックスレンチは外径の小さな1/4でないと、ドラムカバーを固定しているネジをまわせません。エクステンションも20cm以上の長さが必要です。



最後になりますが、分解はくれぐれも自己責任でお願いします。