LEDハイマウントストップランプ 修理
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
1年程前、LEDハイマウントストップランプ(以下略:HMSL)全灯が消えたり点いたりを繰り返す様になりました。
いくら9年目とは言え長寿命のLED全灯がいわゆる球切れと言う症状はよっぽど大電流が流れない限り経験上あり得ない事です。
製品組立時の基板のハンダ付け不良が走行振動によって何処かで剥離し接触不良が発生したと見立てトラブルシューティングを開始。
2
HMSLコネクタにアクセスする為にリアゲートトリムを以下の要領で取外します。
ゲートストライカーのカバーを引き抜きトルクススクリュー2箇所を外します。
内張リムーバー又は竹べらを隙間に差し込みクリップ12個程を外して行きます。
ワンマンなので洗車ブラシか雨傘をブレーキペダルに当て、逆側をシート座面前又はバックシートを前方に倒して当てながら電動でシートを前方へスライドさせてペダルを踏み込ませます。
キーを回してオンにしブレーキランプの点灯を確認します。
3
テールゲートに向かって左の内側にHMSL本体から出ている赤色リセプタクルに黒色2ピンプラグが接続されているのでそれを全方向に揺すります。
案の定、点滅を繰り返したのでコネクタピンが本体内部の基板で接触不良を起こしている事が原因と確定しました。
表レンズ側から基板が透けて見えるのでよく見るとコネクタピンのハンダが外れて動くのが分かりました。
この場合はLED全灯が点かなくなるパターンですが、部分的な不点灯の場合、基本的に全LED直列又は並列回路はあり得無いのでそのセグメント(何個か直列にしてそれらを並列に継なぐ)に接触不良が発生していると考えられます。
4
HMSLを取外す前にリアスポイラーをフルアップさせます。
マイナスドライバーで2本の黄色ペイントマーカーが付いた黒長のプラスチック取付けナットを回して外します。
5
リアゲートの隙間に手が入ってもロッククリップを摘めないのでロングノーズプライヤーで写真のようにクリップを挟んだ状態のままランプ本体とボディ間の両面テープを無理せず徐々に剥がして取外します。
6
事後撮影ですが本体裏面側から不良箇所のハンダ付け直しが出来る範囲をルーターを使用し、表レンズ側から見て目立たない様に内側の「溝」に合わせてにカットします。
7
最初は表から見えない白線の極小範囲でカットしましたがアクセスが悪いので黒線範囲となりました。
内部のリフレクター(反射鏡板)も一部カットします。
ハンダ付け後12V電源で点灯を確認します。
カットしたピースを元の位置に戻し、切り溝にエポキシ系接着剤又はシリコン系接着剤で充填して固定し成形します。
仕上がりが目立たない様にと赤色シリコン接着剤も使ったのですが少々内側の盛りが悪く結局のところマジマジと中を見るものでは無いので全て半透明エポキシで良かったです。
8
固まったら古い両面テープは剥がし新しい物(又はエプトシーラー)に貼り替え、逆の要領で取付けをして復旧します。
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