
A3は電子装置満載の4WDで期待していましたが残念ながら昨年事故してしまいました。僕の運転技術も未熟なせいでしたが今はアウディA4に乗り換えてやっと運転に慣れてきました。古式トルセン方式のクワトロは運転していてとても安定感があります。
話しは変わりますが日本の高級車レクサスLSにはトルセンC方式の4WDが採用されているそうです。
クルマの事は素人ですが現状で様々な要件を満たす高性能車に最も相応しい
駆動方式はトルセン方式なんでしょうか?レクサスのようなVIPの送迎が
主たる目的の車といえばV8エンジンが主流ですがこれに電気モーターを
組み合わせハイブリットと称して地球環境にも優しいと宣伝すれば同じ価格帯の
高級車トヨタセンズリーやダットさんプレ痔゙デントを人民の血税で購入し続ける世間体
を気にする役所等をターゲットに商品開発するトヨタは実に商売上手だなあ
と一人納得してしまうのはたまたま衛星テレビ放送で「サラリーマン出世太閤記」という50年も前の東宝サラリーマン映画を鑑賞した為です。
主人公の勤める会社の設定は日本自動車という初代のクラウンと思しきアトラス号を製造販売する自動車メーカーなのですが映画の脚本に大いに影響されました。
その頃のアトラス号といえばタクシーや法人需要が中心なのですが劇中ついにこのモデルを海外へ輸出するという会議のシーンで主人公が海外での新しい販売方式と国内モデルと輸出モデルとの二段生産方式を提案する件があります。
一代で日本自動車を築き上げたワンマン社長役の加東大介が二段生産などは不経済極まりない!国内モデルに精力を集中しコストを抑えまず国内市場を押さえろ!
と脳血管が切れんばかりに一喝するところなど今のトヨタとそのまんま東の感があります。
当時トヨタはかなり自信満々でアメリカ市場にクラウンを投入するつもりであったと映画から想像できますがその後の歴史が示すが如くこの試みは大失敗でした。この失敗の経験こそが現在の北米でのレクサス大成功の良い教訓であった事は周知の事実です。当時の映画でもトヨタ思想がよく描かれていると感心します。さて映画は小林桂樹の演じる主人公が輸出部長に大抜擢されるという1959年の作品で完結します。
シリーズの名称からすれば中途半端な感じです。もしクラウン輸出がVWビートルのような大成功だったら主人公は続編で社長に出世していたかもしれません。。。その後トヨタはクラウンの失敗にも挫けずに着実にアメリカ市場に進出し続けて70年代にはやっとその地位を確立しますがその頃には映画は既にテレビに主役を奪われ往年の影響力は無くトヨタ車の宣伝費に往年の人気シリーズ映画の復古はなかったのでした。
Posted at 2007/05/16 21:38:22 | |
トラックバック(0) | 日記