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2012年10月18日 イイね!

交換式 デジタル・フィルム


あたらしいカメラの、色づくりが、どうもしっくりこないです。

どうも、高輝度部分の階調飛び・高彩度部分の色飽和を、きらってのことだと推察しますが

カメラのデフォルト設定では、かなりローキーで、階調も控えめな、出力をしてきます。

お仕事カメラには、よくあることでは、あるのですが

ようするにレタッチや RAW 現像を前提とした、素材としての画像を、出力しているみたいなんですね。



もちろんカメラの設定を、シーンに合せて、望む方向に変更してやればいいのですが、

ものぐさな自分としては、その都度、微調整をする、などという面倒なことは、やりたいはずもなく

(それに、階調飛び・色飽和をきらうこと自体は、正しいことだと思うので・・・汗)

レタッチせずに、この 「色相・彩度・明度」 を、お手軽に記憶色に近づけるべく

カメラ・プロファイルを、あたらしいカメラ用に、つくりなおしてみました。



結果は、ローキーは修正されるものの、階調の部分が、うまくひきだせず・・・。

ではということで、ためしに、ふるいカメラ用のプロファイルを、適用してみると・・・

これが、なかなかいいんですね。空の階調。湖面の階調。そして緑の色彩のふくらみと立体感。






左側が新しいカメラの出力。右上が新しいプロファイルを、右下が旧いプロファイルを適用したもの。



違う機材のプロファイルをもってきて使う・・・とんでもなく、邪道だとおもいます。

ですが、カメラはカメラ。結果オーライなのですから、

色表現の違う、交換式のデジタル・フィルムを持ってきた、と思えば、どうということは、ない、と(汗)

ということで、しばらくこの組み合わせで、使ってみようと思います。
Posted at 2012/10/18 02:01:24 | コメント(3) | トラックバック(0) | カラーマッチング | 日記
2012年09月06日 イイね!

カメラプロファイルを公開します


この記事は デジタルカメラのカラーマッチング について書いています。

せっかくですので自分の使っている ICC プロファイルをここに公開しておきます。デジタルカメラの ICC プロファイルは、プロファイル作成時の撮影条件によって内容が変わってきてしまいますが、できるだけその内容を汎用にするために、日中の風景をホワイトバランス「太陽光」で撮影したものとして作成してあります。これまで使ってきた経験からいえば、朝景・夕景をホワイトバランス「太陽光」で撮影した場合にも、これらの ICC プロファイルはそこそこ使える印象です。



ダウンロード:

EOS 1D Mark II ICC プロファイル
EOS 1Ds Mark II ICC プロファイル


インストール:

適当なディレクトリに必要な ZIP ファイルをダウンロードして解凍してください。AdobeRGB 用と sRGB 用の2つの ICC プロファイルが含まれておりますので、ご使用のカメラの JPEG 出力の色空間と同じ色空間用の ICC プロファイルを使います。解凍した ICC プロファイルのアイコンの上で、マウスを右クリックすると、ポップアップメニューの中に 「プロファイルのインストール」 の項目がありますので、それを選んでください。これで ICC プロファイルのインストールは完了です。




使い方: Adobe Photoshop CS4 をお使いの場合について説明します。

1.色補正したい画像ファイルを開きます。
2.「編集」 メニューから 「プロファイルの指定...」 を選びます。
3.プロファイル一覧の中にインストールしたプロファイルがありますので、それを選びます。
4.(この時点で画像をプレビューすると、色補正の効果を確認することができます)
5.「編集」 メニューから 「プロファイルの変換...」 を選びます。
6.プロファイル一覧の中から変換先の色空間(普通は sRGB で十分です)を選びます。
7.(この時点で画像データが色補正されたものに変換されます)
8.画像を JPEG などで保存します。


プロファイルの指定:



プロファイルの変換:



色補正前の画像:



色補正された画像:



Posted at 2012/09/06 05:16:24 | コメント(0) | トラックバック(0) | カラーマッチング | 日記
2012年09月02日 イイね!

デジタルカメラのカラーマッチング


ヤフオクで知り合ったプロカメラマンの方からi1ProPhoto一式を譲り受ける幸運に巡り合った。この一式で我が家の機材のほぼすべてのカラーマッチングが行える。実際、モニタ、プリンタ、フラットベッドスキャナと順調にキャリブレーションをおこなうことができたのだが、最後の難関がデジタルカメラのキャリブレーションであった。個人的な印象としては所有しているキヤノンのデジタルカメラの色作りに若干の疑問を抱いており、どの程度「実際の色」とショットの色再現の間に差があるのかに興味があった。しかしアマチュアカメラファンの機材ではデジタルカメラのキャリブレーションは困難を極めた。この作業にはGretagmacbethのDigital ColorChecker SGを使うのだが、そのライティング環境をうまく構築することができなかったのである。





Digital ColorChecker SGのライティングガイド。言うは易しである。実際に自宅のライティングでは「ライティングにムラがある」「白点の明るさが範囲内にない」などとの警告メッセージを頻繁に見ることになる。いやになるほど試行錯誤してみたが、警告をみないで済むことはなかった。このときほどスタジオのライティング環境をうらやましいと感じたことはなかった。



どうにか解決策はないのかということでネットをサーフしていて見つけたのがGretagmacbethのDigital ColorChecker SGのシミュレーションデータである。実物のColorCheckerを測色したCIE LABデータをTIFFフォーマット画像に落としてある。これをPhotoshopで画面に表示させ、十分画面から離れて撮影すれば、ライティングのセットアップは必要ない。必要なのはColorCheckerが彩度の高い色パッチを含んでいるため、これらすべてを画面に表示させるためにはきちんとキャリブレートされた広色域モニタである。さいわいこの手のモニタもヤフオクで譲り受けたものを使っているので、この方法を試してみた。





GretagmacbethのDigital ColorChecker SGのシミュレーションデータ。





ColorCheckerをPhotoshopで画面に表示させ、これを撮影する。ColorCheckerを斜めに撮影しているのは、画面の画素とカメラの撮像素子の画素が干渉して、撮影データにモアレによる偽色が発生しないようにするため。





i1Matchで撮影したデータを切り抜く。撮影データが傾いていても、斜めの画像上をそのまま切り抜けば、i1Matchの方で自動的に正立画像に補正してくれる。



さて、Digital ColorChecker SGのシミュレーションデータによるキャリブレーションの結果はどうだったかというと、うんざりするほど見てきた警告メッセージがピタリとおさまり、まるで嘘のように順調にICCプロファイルが生成されるようになった。生成されたICCプロファイルをキヤノンのデジタルカメラの撮影データに適用してみると、これがピタリ。そう、いままで抱いてきたキヤノンの色作りへの疑問が解消したのである。個人的にキヤノンの色作りには「ハイキー」でかつ「乾いた」印象を抱いていたが、今回の色補正でその印象が裏付けられた形である。今回のキャリブレーションでキヤノンの色作りへの対策が可能になったのである。





右半分がICCプロファイルを適用した画像。
切株の苔の湿った色味に注目。




右半分がICCプロファイルを適用した画像。
空の色が記憶色に近くなり、山腹の表現がより立体的になる。



個人的には入力系のプロファイル、特にデジタルカメラのそれに関しては、色再現の厳密さはそれほど必要ないように思う。フィルムカメラ時代のことを考えれば、表現したいテーマにあったフィルムを使い分けてきたわけだから、「色の正確さ」というものは主観的なものであると思う。ただデジタルカメラを使うようになって、カメラメーカーの考える色再現に束縛されてしまうようになり、その色作りに疑問を感じるような場合、表現全体をレタッチでカバーすることはかなり困難である。そのレタッチの出発点として、自分なりに自然に思える色表現が得られるならば、カメラプロファイルを使う意義は大きいように思う。



Simulated Digital ColorChecker SG


(過去記事を一部修正して再掲しています)




Posted at 2012/09/02 22:13:12 | コメント(2) | トラックバック(0) | カラーマッチング | 日記

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